象がゆく
↑象がまっすぐに歩けば鹿馬はまっすぐに下がる ↓
その瞬間/
/わたしは目を瞑ってしまった
「「鋭角」に
賽子を投げ棄てた?
象が曲がる
)象が右に曲がれば鹿馬 ....
鏡の法則そんな名前のうすっぺらい本が
たしかに売れていたことがある
幸せだ!とか四六時中言ってろとか
そんなたぐいの内容だったか
鏡とはなんだろう
鏡はなにをうつすのだろ ....
枝にぶら下がるくすんだ顔が
路上に落ちて
笑う
見知らぬ女が
ほうきを動かしている
うすのろい朝は明るくて
骨が痛い
ところでご挨拶が遅れました
わたくし箱ともうします
ガラ ....
頑張りやの
あんな子は二度と来ないでしょうと
しゃきしゃきとわたしの髪は細かく床に散らばる
もともと十二月までの半年契約で
一月からは大阪で開業する先輩の新店スタッフに
あらかじめ呼ばれてい ....
雨に散らばる青空
汚れを洗い流すために
身を切る生き物
タイミングの良し悪しは
物事の良し悪しよりも
ずっと大事なこと
予感より速やかに
水面を走って君と
華やかな町の雰囲気に ....
彼と彼女
闇の中出会った
手探りで触れた
お互いの手
黄金の輝きさえも
身を潜めるような
光の洪水
彼と彼女
闇が去り
見詰め合う
何事にも代えがたい
絆
....
夢で逢いましょう
夢で逢いましょう
だだっ広い駒場グラウンドの
野球場とラグビー場を区分けしている並木道
両側を生け垣とランダムに生えている並木
生えているのは桜の古木
ごつごつとした ....
21時半の約束で外に出た。
心の中を纏めきれないから
挙動不審に辺りを見回して
きみの姿を探した。
電話をくれるなんて思わなかった。
発電所の低音が夜を満たしていた。
さあ 尻取りか
手に言葉
{ルビ床=とこ}にて刈り取りし朝
さあ しりとりか
てにことば
とこにてかりとりしあさ
あなたは人妻のように
わたしの身体を弄んだ
興奮したわたしをなだめながら
焦らしに焦らすテクニック
ユーは老練なんだ
あー
突然そんな・・・
ユーは老練なんだ
あー
なにされてんだか ....
嗚呼、
バスタブの中で
溺れてしまいたい。
.
{引用=ぼくの中にふたりの人間がいる!そしてぼくは不幸にも、そのどっちがどっちを打ちのめすのか、見当がついてるんだ。
――エヴァリスト・ガロア}
.
世界の隠された扉を開け放ちそ ....
なにが有効な手なのか
わからないままに
かれは
もう、とっくに
地図に表記されていない場所にきていた
音がない
姿がない
赤い血が
ながれることのない ....
いやだよ
抱きつく雪
雪は落ちたくないからとまらせてって言うんだ
重いよ
包み込んで雪
雪は太陽が嫌いなんだ
僕らも生きなきゃなんない
雪は消えなきゃなんない
地球はそうや ....
珍しく晴れ渡った青空の
ぼくから見てちょうど真ん中に
白く浮かんだ月の色を
穴があくほど見ていたら
こころが腐って
口から外へと零れ落ちていく
地面に散らばったこころを
....
ため息のなかで
耳鳴りのなかで
朦朧とした意識のなかで
ぼんやりといつもあなたが浮かんでいる
眠れないのかい
そうかそれならば、そばにいて、少しだけ先々の話をしようか
いつかね
君は誰かを裏切る
すると口の中が深く深くざらざらしていって
乾いていくんだ
その人の歪む ....
ともだちの 定義ってなんだろう?
自分がともだち と
おもっていたら
ともだち?
双方のおもいが
かさならなければ
ともだち と
いえないの?
微妙にすれ違う
キモチとキ ....
自由になろうとして
人を傷つけたから
償いとして
もっと自由に
なりたいと思う
男の心は
今の僕には
理解できない
理解とは時には
状況なんだ
自由になりたくて
歌うこと ....
とても遠い丘で
横たわったわたしは
したばらに針を刺し
水を抜いていきます
草原の羊たちの
やわらかい角は
生まれたての
うつくしいままでしょう
まだ生まれていないあなたのために
月 ....
光など差していない 過去の白い日に
また 君が そこで何かを眺めている
この 遠い 世界の中で
この 顔に 風を当てた
人としてひとり
何となく 景色に立っている
立ちつくす 一人 ....
檻のような
陰気臭いベッドに掛けられた
その堅く白いシーツはかつて
私の母が人生の最期の十数日間を
生きていた場所だった
あれから何十回と洗濯され消毒され
何人もの患者を載せ
或いはとう ....
ひととひとのきょりがある
わたしたちは
こどくであるために
そのきょりをちぢめたり
とおざけたりして
こどくをいじしてきた
てんたいをふくむ
しぜんげんしょうとして
こ ....
町の公民館に移動映画館が来た
視聴覚室の小さなスクリーンと
パイプ椅子で上映された
打算的な男と女の物語だった
適当なところで事件が発生し
男も女もよく舌打ちをした
飽きてし ....
さびしい気持ちなんてものはない
なにかが気持ちをそうさせているだけだ
なにかがあるから
そうなる気持ちなんだとしたら
なにかがなければ
気持ちなんてものはなくなるはずだ
....
忙しすぎた日
やっと自分にかえる
おかえり よりも
ただいま って言いたいな
はやく君に帰ろう
ただいま 君が言ってドアがあいた
同時だね
君が私が笑った
あっ ....
うわああああああ!
直ちに俺が保護します!
誰にも傷つけさせません!
一緒に晩ご飯つくります!
一緒の布団で寝ます!
朝は早起きな彼女に起こされます!
ブラジャ ....
からだちぎれるように
いたいのはこころで
この季節は教壇に立つ身には
余りにも辛いことが多い
さて人生は思うようにいかぬ
その大海に放たれる君たちを
信用していないわけではないのに
....
一日、心から出なかった声を
全て集めて並べてみたとして
どれだけの意味が成るのだろう
パソコンに資料を打ち込みながら
屋上で煙草を咥えながら
昼飯を買いにいく道すがら
咳に咽んで泣きな ....
生きろと考えるから難しいんであって
死ぬなという事ならこれはいけそうだ
....
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