汚染される超次元ステージ
醜くなった雛をみて
みえないふりをした
溢れた水銀が光をおびて核になる
ガンジス川では今日も
ピラニアが草食系
計画などないけれど
....
あたたかそうにみえて
寒いだなんてずるいね
春はずるいね
期待したひかりは
確かにあるのだけど
受け入れないと風がふく
すべてのものと
一列に並んで
おはらいを受けるように首を ....
目と目を合わせた
その瞬間
強く強く抱きしめられたい
周りに人がいようと
お構い無しに
お前が欲しくて
おかしくなりそうだ、と
耳元で
ささやくように
言われたい
....
ヒトデ
君の涙に 空いっぱいの星屑が映り込んで
一滴ずつ 大地へこぼれ落ちた
いつだって 悲しみに立ち向かうのは
ひとりぼっちなのさ その度に傷付くけど
勇気が足りないなら 僕の分も ....
看板ばかりが大きな
古ぼけたシェブロン
停留所のサインも なにもないそこに
長距離バスがやってくる
テール・ランプの冷たい光りの帯
夜の街は、行き場を失った静けさに満たされ
月の光さ ....
寝床に光が差し込んで、
私の一日が始まる
顔洗い、歯を磨き、
いつもの朝ご飯を用意する
じゃがいもの味噌汁、目玉焼き
カリカリのベーコン、梅干し
それと、炊きたてのお米
....
縮みあがる去年の私を
今年の私はお疲れさまと抱き締める
すると去年の私は涙を流して消えていった
今年の私はさらにまた
いじめようとする世間を見据える
怖かったら話かければいい
本能で怖かっ ....
くだらない
日記みたいな詩だけは書きたくなかった
ほんとうのことなんて興味がなかった
詩の体裁のものまねもしたくはなかった
ぜんぶくだらなかった
舞台に立ちつくした
....
10日まえ月は満月で
それは午前6時21分のことだった
今日から4日ごの節分
新月つまり月は姿形も輪郭すらない
きょう話していて
なにひとつ楽しいことなんかなかった
....
ふとした言葉で胸が痛むのは何故だろう
好奇な視線を受けれるのは何故だろう
切なさや寂しさや人恋しさを表現したら
たったそれくらいの事でとなるのは何故かな
私にとっては素直な言葉な ....
わたしの手紙はビンの中
海原浮いて届きます
わたしの手紙は風船に
雨雲さけて届きます
わたしの手紙はあてもなく
流れて流れて流れます
あるとき誰かが拾うでしょう
誰かが初めて読むでしょう
黒猫を追いかけろ
目の前を通り過ぎようとする
猫を
まだ小さな
毛先の乱れた黒い猫
この目の前を横切らせてやるものか
追いかけたら逃げていく
追いかけるから逃げていく
笑ってい ....
気にしなくて良い
気にするときりが無い
楽しく喜んで笑って
三拍子、
決して短調はいけません。
信じた道を歩むだけ
たとえ苦しくても
正面を見て
逃げてはいけない。
天は自ら ....
押し寄せる声に
紺青の声に
おののく 震える海をおびやかす
流れがある
流れへ
流れてゆく 快楽としてあるならば
いく筋もの道のりがあり
いくつもの ....
私の考えが
いつも 見えた
そこで見えた
あれは一体何だったのだろう
ぼやけた彩りの中で
それは見えた
いつも 手の中に
私は それを手にしていた
公園の中で
逃 ....
男は さみしかった
女は 愛されたかった
男は 母を求め
女は 父に重ねた
いつからか ふたりの
利害は交差しはじめ
出会い
確認した
互いの
欠損を…
好きに ....
天才は漂っている。
天才は寝ない。
天才は努力してもなれない。
愚者は他者と比べる
愚者は争う。
愚者は人に流される
平凡が良い、
平凡が良い。
特殊になる必要は無い。
それは暴力だった
俺は暴力をふるっていたのだ
その事実が俺を黙らせた
宇宙は戦争のなかにいた
風が吹いていた
嵐の風だった
旗だ
蟻んこみたいなひとの群れだ
....
君を幸せにできるのは
僕しかいない。
ハチャメチャな思考に
着いて行けるのは
僕しかいない。
戻っておいで
運命を受け入れるんだ。
最高の男に、
最高の女だ。
私に一枚賭けて ....
指先は弾く、のではなく、なぞると気付いた時。
あらかたを空に投げてしまったあとで
積み残したことばかりだと気が付いた
目覚まし時計は止まらない
明日の朝には、起きなければならない
....
この二つの塊を
天使の羽と勝手に名づけている
壁一面に沢山の羽を虫ピンで止めておく
壁一面に赤黒く
次第に崩れ落ちていく
干からびていく
かさかさした砂煙になって
いずれ姿を ....
110129
すぃーとん
すぃーとん
穏やかな季節
こころからの祝祭日の
いわれなき嫌疑を指弾する指と指の間に巣くう白癬菌を指摘する皮膚 ....
コチコチに
凝り固まった
カラダに
腕をまわす
特に
胸のあたりが
ジンジンと痛い
こうして
朽ちてゆくのか
オンナのカラダは
愛されない
惨めなカラダ
0と1 ....
鉄条網を飲み込んだまま
息絶えたヘビ
懐かしいものはもう
手の甲に残る夏だけで構わない
「なつかしいなつ」
を逆さに読んでも
「なつかしいなつ」
になる
そんなはずもないの ....
夜の震えの先の先
狐は狐にゆうるりと
星の巡りの底をすぎ
同心円の冬をゆく
帯の鬼に触れながら
あたたかさから離れては
鏡の蝶の羽化の裏
葉脈に描かれた音を見 ....
みやさとあいににた
とげとげしいおんなに
壟断され
ぐれつな
ないように
なる
あと
古事記の話をして
武烈帝が
腹をさいた
はなしをして
のみかいで
なかよくなった
じ ....
わたしの内部で
薄明と薄暮とが 蒼く対流している
その中を 灰色の臓器のようなものが
古い記憶のように ゆっくりと上下する
どこからきてどこへ行くのか
その存在さえも危うくなる
あまりに似たものが多すぎて
自分自身がわからなくなる
まるでグラフィックの1{ルビ点=ドット}でしかないように思えて
空を飛 ....
ほっとした
「有無で
ほっとし」た
老)慕
破裂する
(子宮に
)またみずは
新しく、形成される
((のか (
(因子)の(分
子)は
濾過、され、無値、に
引き ....
地球の端を見つめて歩く
犬を連れた二人がいる
灰色の砂は僕らの罪を表しているようで
青い海は僕らを許してくれているようだ
僕らの傲慢さで
この地球がモノクロへと変わっていく
そ ....
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