空を眺めてると
涙が出そう
って君は嘘をつく
ときどき
そういう意味のない嘘が
心地よくてしかたがない
今日も
寒い一日
北風に
首をすくめて
相変わらず僕は間が ....
この世は平地ではない
マウンティングの山々で
でこぼこしている
人脈の登山ルートで
貶め貶められながら
それぞれの頂きを目指す
登り着かないと
周囲にもっと高い山が
ある事に気 ....
{ルビ慕=した}わしいあなたと 可愛いわが子 三人の穏やかな暮らし
{ルビ野=の}にうずくまるわたしを救い 傷ついたあなた 愛したの
だのにわが子よ おまえは{ルビ聡=さと}く 母の姿を見透かした ....
鏡の姿に名前を付けて
おもねる風
抑揚のみの面差しに祈りはなく
わたしはわたしを分類する
嘔吐する
海はしきりなしに
ほぐれてゆく死者の掴み切れない
ほほ笑みのにごりを
静かに見送る唇 ....
・チューリップ模様の宇宙船に乗って
あの娘はやってきた
ぼくたちとは違う匂いがした
・はじめまして
あの娘はクラスの女子たちと握手をする
女子たちの手のひらから
チューリップが生えてき ....
心が凪ぐ
のを待つ
青いかなしみ色のペンが
水平線をなぞるまで
名も無きジョンの
ままでいる
きみがぼくのかみさまなんだけど、
かみさま、つなみおこすのしゅみらしーから
ぼくいろいろながれてぼろぼろになっちゃったよ
こののこりでなにをしよーか、
きみをあいしつづける
それしかないだろ ....
「「真っ直ぐ空を飛んで
星に挨拶したら
さよならはどんな顔をすればいい? 「」」「あなたが
僕に助けを求めているのをずっと
聞いていたけど、用事がありました。」
僕はすぐにあなたの所へ行き ....
内から溢れ出る力動、統御され
貫く、
信じるチカラ
鳴り響く音声の降誕、
私たち、深海に沈み進化の途、
純白の認識の未知 行く生く
流出する熱、悟性を焼き尽くし
思考 ....
丸五のとんかつ
藤枝梅安の妹
RCサクセションとホールアンドオーツ
大人レゴのタイタニック
大きなハードルと小さなハードル
西村賢太はタクシーで死んだ
アガサクリスティの最後の小説
....
しかし、ハッジズにはそれでも捨てられない野心があった。
アースランテをライランテ大陸一の国家にする、という思いである。
彼の価値基準によれば、クールラント、ラゴス、
そしてファシブルは滅ぼされね ....
そのころ、ハッジズ・ア・ラ・ガランデは、
息子であるクレールとともに、ファシブルの軍勢と対していた。
それは、アースランテの国内における、
ファシブル領の領民たちが反旗を翻していたからである。
....
その時、クーラスの密使が部屋の中に入ってきた。
密使は、祭祀クーラスの耳元に何やらささやく。
祭祀クーラスは、にやりと口の端を歪ませた。
「イリアス殿。どうやら、貴女の期待は裏切られるようです」 ....
いつもは300円のほとけさんのお花も、
きょうは900円だったらしいです。
第二ヴァイオリンって、
改ざんするものが多いようです…
やっぱり国家は解体するべきでしょう。
宇宙時代 ....
包み込まれた熱、
柔らかに放射され
愛、
どすんと降って来る
わたしのなかには
悪魔と神様、住み込み
哀しく焦がれた眼をした
少年がその均衡を保ってる
ずっと深みへずっと高みへ ....
好きだという気持ちが
ひとつ割れても
残りの形を
抱いて生きてる
人混みの中で
ぶつかりながら
萎んだ恋には
踵を踏まれる
まだ好きで
いられるだけで
さよならの
意味を ....
今この国の真ん中では
古いシステムにしがみついている奴らと
それを変えようとする奴らが闘っている
俺はその様子を
生活が染みついた煤けた部屋の
ヤニで汚れたモニターごしに眺めている
部屋の ....
冬のひんやりした空気
日が短くなって
沈みかけの夕日のせいで
影の世界になった
冷たい電車のドアにもたれかかる
昨日夜遅くまで
頼まれた
裁定者のアバターを作っていたから
電車に酔 ....
その街は、昔から、
桃の街と呼ばれてた。
私の部屋は、暖かく、
新しい風が、吹きぬけている。
真珠のような、星々が、
ピカリ、ピカリ、とまたたいて、
たまには、ななめに ....
Tさんが僕の子犬がいなくなった*と歌った時
僕はその切ないメロディーに心打たれながらも
僕がその子犬の位置にいることに気づかなかった
やがて子犬は狼になり
たくさんの羊を襲い
そして作物 ....
どこまで、
綺麗事は、
有効なのだろうか?
遠くへ行かなくてはいけない
強迫観念が
いつまでも
いつまで経っても
後頭部あたりで
うごめくから
いった ....
○「なんかおかしくなっている世の中」
なんかおかしくなっているねえ!
「未婚、不倫、離婚」
なんかおかしくなっているねえ!
「常識、道徳、信仰」
なんかおかしくなっているねえ!
「お笑 ....
午後五時になったので例のとおり
洗い物をして、米を研ぎ、ご飯を炊く
今夜は豚ロースと白菜の回鍋肉にしよう
冷凍の豚ロースのパックを水に浸けて
流水で解凍する、そして合わせ調味料を作る
白 ....
(詩「しろいかべ」https://po-m.com/forum/showdoc.php?did=372622
のgoogle翻訳を介した日英日翻訳の実験詩です。タイトルから間違っている笑)
た ....
最初に死を感じたのはいつだろ
横断歩道で幼稚園児が保母さんに車に気を付けろと云われてアホかと思った時か
保育園で最後に残って迎えを待った時か
答えは最期にあるのだろう今は右往左往している
色褪せた
夏の恋
後退する
波風
響き生きて
響き息づき
傷づき
生きて
荒れ狂い
生きて
混沌
混濁
紅い旗に
揺れ歪み
世界は響き
世界は破壊
貫かれる ....
なにかを言いたいところだったけれど、
何も言えなくて、動かずに立っていた。
蛇は数えきれなかった。優しさの理由
は一筋の谷間、千年前に水が流
れていたんだろう。桜はまだ
咲いていない。 ....
向かいの家の
瓦屋根は光の帯、
女の真白い背中の
剥き出しの肌は芽生えの筋、
死んだ宇宙が新しい宇宙へと開かれ
地球の営み、
星々の営み、
太陽は死者たちの力にみなぎり ....
不思議なくらい
なめらかになる
上へ
下へ
游ぐように 及んで
赤へも 青へも
眠るように誘う ご覧
ひかりを畏れない
矮星
今もことばを 発するだろうか
それとも 二度目 ....
私には醜い部分もあるし、
私にもきれいな部分がある。
なので出来るだけ
醜い部分は出したくはないし、
きれいな部分を出したい。自戒として
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」こと ....
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