東大出のバカ御曹司はいらない
━権力を持つ前に常識を持て
自称一兵卒の王様もいらない
━おかしな理屈を強弁する者が権力持てば
恐怖政治が始まるだろう
そして優等生
優等生は言い訳 ....
疑問だらけの愛らしきものに
翻弄されて迷い込んだ森の
住人たちは迷惑そうな顔で
見てみぬふりをした
少年は泳げなかった
泳げると言い張って
海を目指してさらに奥へと
少女を引っ張 ....
この人は何故自分を
信じられないんだろう
夢が膨らんでいる
現実になって
大きくなろうとしている
それを何故
疑う?
心配 不安 焦り
急な成長に驚いたかもしれない ....
アタシどこからきたっけ?
アタシの親はどこだっけ
アタシ弱虫だったっけ、人を簡単に殴れるっけ
アタシ怖くて仕方ない夜が探し回ってるって
アタシ走ってきえる あの星を目指そう
アタシアノコ ....
暁の透明なあたまが働きだすと、ふたせだい前の戦争を、じぶんじしんの真実を、薄暗い霧のなかを、初老が漕ぎ出していった。
吹くかぜが岬あたりの暗い雲を東に追いはらっていた。
冬であるのにかぜに ....
「神の国は近づいています」
「悔い改めなさいと」
「イエスは…」
ビルの谷底に流れる歳末の{ルビ声音=こわね}は伝道というより脅迫めいて
拡声器で繰り返されるその文言は
オーウェルの『1 ....
無能さの解消は
たとえば
あさごはんをたべるとか
そういう
せいかつしゅうかんのかいぜんで
すこしよくなる
数値でいうと
5くらい
ただし無能さが500を超える場合は
無駄
は ....
生活保護のない日に眠りに落ちるのはきっと簡単なことではないのだろう
夢のないことについて風は語ることすらないのかも知れない
トイレのようにされた精神は迷うことなく回り続けるーー
砕け散るトイ ....
昔々あるところに二人の男性の間で揺れる少女がいました
Aさまは優しくお金持ちで尽くすタイプの爽やかな青年でした
Bさまはヤンキーでしたが時折見せる笑顔がとても可愛らしい青年でした
両親に先立 ....
彼方
あなた
蘇るとき
空白の
わたし
あなたに
なれますか?
しんどい
そう言って泣く君の背中は
丸い
遠くない半径にいるわたし
なにもいえないけど
しんどい
ね も の? もつけられないけど
離れない
そう思って起きている
君の ....
雪晴れの朝の
あっけらかんとした明るさ
街に光が満ちている
街の輪郭にエッジが効いている
キッパリとスッキリと
明確な世界が眼前に
立ち上がっているから
いまこの瞬間なら
....
27で父を亡くした
あのとき
あたしは
もぬけのからになった
数ヶ月
母と暮らした
父の大きさを
影響を
思い知った
もう
何十星霜も
たっているのに
未だ ....
時々
思うんだ
身が擦りきれる程の
生を歩みたいって
如何様にだって
やろうと思えば
出来るだろうけど
怠惰だからしないんだ
つまり、
それは
努力を拒み
尚且つ
悪趣味な願望 ....
ざわざわ
ざわざわ
ざわざわ
広い校庭を埋め尽くす生徒たちが
ざわざわ
ざわざわ
ざわざわ
騒がしいから注意したい
だけど今日も見わたすかぎり
キミたちのほとんどの苗字が佐藤
この ....
踏みしめろ
....
子犬がころころ
ころがっている
タンポポと遊んでいた。
笑顔がこぼれて
頬を赤く染め
幸せを感じる
スターダスト
掃除するのは
誰でしょう?
ちいさい荷物をおろしたら
新しいのがとどく
とどく
いきてる限り
もって
おろして
今日から明日へ
ことんことんことん
ほら
あしあとになった
踊りましょう
ステップ踏んで
クイックスロースロー
はい、ターン!
最高に緊張する
快感だ!
皆が見ている。
粗相のないように!
君はロンリーバタフライ
愛が全てを変えてくれ ....
「愛する者の為に生き、そして死ぬ。」
「嫌いな人とは付き合えません。」
「お国の為に死ぬのは古いです。」
中学の時に文通相手と交わした言葉
永遠のテーマ「愛と憎しみ」
誰も解けない方程式 ....
暇つぶしに日曜の昼下がり/街歩いてたら君に久しぶり
あれからどれくらい経ったのかな/趣味もがらっと変わったのか
あの日交わした約束は/未だに忘れない待つ僕は
あの日の夢は叶ったらしい/色んな出会 ....
雨が降った。わたしは雨の足に圧迫された。爪先から踵まで力に満ちた足は、わたしの体に、触れず、目の前を塞いでいく。雨水の、どの部分も干からびていて溢れてくる。一粒でも零れると、それは止まらなくなり、旱魃 ....
塹壕での筆談に 俺は「、」と返した
こんなに手を伸ばしているのに
届かないままひそやかに
眠っている呼吸音
方々で
下駄箱の開いては閉じる音が
心臓の音に重なってまるで戦場
上履きが音をかき消していく
ブリキの下駄 ....
トラ
同窓会の賑やかな声を 握ったケータイ越しに
聞きながら 一人辿るいつもの家路
元気か?仕事はどう? 代わる代わる尋ねる仲間の声
一声聞いただけで 今でもすぐに誰だか解る
僕の方 ....
指差し指差される
射線の
間をぬって孕む
生まれたくない僕を
生みたくない僕
/埋もれる
街が、降ってくる
人人の声、
靴あと
僕が僕である前に
つきつけられた無用/
本 ....
これから結婚について書きます。
その前に男性側の視点であることを前提としなければなりません。
何故なら私が男だからです。
女性側からの視点で書くことも不可能ではありません。
....
いくつめかの丘の上で
目から流れ落ちる汗を拭った
いったい誰のための汗なのか
そんなもので救われようと思ってる
自分がちゃんちゃら可笑しいよ
勾配の緩やかな所を
選んで登ってきたは ....
触れてみたくってさ
手を伸ばした
指先に伝わってさ
痺れ始めた
ぶら下げたそれ
数キログラム
ギャンギャン鳴ってて
破裂しそう
ここは楽園?
それは有害だってさ
誰が決 ....
あなたの心に潜るカメレオン
あなたの色に化けるカマキリ
あなたの身に紛れるナナフシ
あなたの身を滅ぼす愚か者
目を凝らしても凝らしても
擬態がバレぬ空け者
千六百二十の鐘が鳴り止ま ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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