午後 4時44分

見上げると
東の高く

薄い青空に
少し欠けた

白い月が
浮かんでいた

立春もとうに過ぎたのに
しばらく
引きこもっていた

たまっていた
所用 ....
少女の掌で胡桃が弾けた。
【791】と少女の手首に表示された。
残り回数の多いタイムマシンは安くない。
800万円ぐらいする。
「それでも、これを使うしかなかったのだから。」
少女はため息混 ....
どや顔って言うより
したり顔って言う方がすきだ

僕の犬

鳥みて わん
猿みて わん

僕の嫌いな人みて
うー
いいぞ

僕の犬

いいんだ
目が見えなくなってきたね
 ....
アナタはLIONだと思ってらっしゃる
百獣の王だと思ってらっしゃる
ナンバーワンだと思ってらっしゃる

けれど思ってるのは
もしかしてアナタだけかもしれない
LIONの格好した
 ....
僕が火傷をした子供の頃
母さんは泣いてばかりいて ばあちゃんにきつく接するようになった
父さんは酒を飲むようになって 母さんと喧嘩ばかりしていた
じいちゃんは無口になって そのまま死んで ....
わーがやげどしたわらすの頃
かっちゃ泣いでばりで ばっちゃさきづぐなった
とっちゃさげ飲みさなって かっちゃど喧嘩ばりしてら
じっちゃ静がさなって そのまま死んでまった
だばって
ばっち ....
コンビニの
100円スイーツを食べて
心に膜を張る
むき出しのものに
触れないように
誰のせいでもないことを
誰かのせいにするみたいに

のどがかわいたって
いつも用意されている
 ....
わたしたち
もうこんなところまで
きてしまった

はるのおがわをおよぐ
こぶなのむれをみて
ひとりつぶやいている

かつてこぶなだったという
かくしょうはないけれど
み ....
私のいない日に 眠りに落ちていく
貝殻を 拾おうとする 浜辺で 白い貝殻を
見た 白い 珊瑚礁である 何かを
そこで 眠ろうとした 私は 見た
きっと かつての帰り道として 見た


 ....
ひとつ
ひとつ
やっつけ
やっつけ一日終わる

わずかな笑い
流れぬ涙
熱くも飽きて
乾く悲しみ

荷を負う匂いは
海馬を駆けて
記憶の奥底
脳みその溝

ひねもす捻 ....
{引用=それを、聞きのがして、
提燈アンコウのように、ひかり、
ただ、
春を、まっている、
鋏をいれて、ほつれをひろげる、
物語がはさまれる、
この浴槽で、犯行におよんだのだ、
強い、断 ....
道路も屋根も電信柱も

みんな銀色に覆われてる

子供たちは喜び

雪合戦をしている


君と過ごした冬は

寒いけど暖かかった

今年は一人で子供たちの

歓声を聞いて ....
人は飛べないから
歩かなければならない
羽がないから言葉がある

人の行き先は
未来なんかじゃない
人の行く先は結果という街

理由探しを立ち止まる方法にしたとて
ないものはないから ....
 

耳が遠くなった
もう手が届かないところまで
痒くても
かくことすらできない
 
耳は更に遠くなっていく
遠くなるにつれて
聞こえるようになった
知りたかったこと
知りたくな ....
ひどく清々しいわ
この青い青い空を蹴り飛ばしたいぐらい

ねぇ、聞こえている?
赤い赤い花が似合うって言ってくれたわね

私の嫌いな、赤
貴方が残す、赤

愛しさと憎しみの色だとでも ....
               110218




汐留、駒形、八丁掘、伝法院と
歩き回ったよ日和見感染警戒しながら
風も吹かない黄昏れ時に発熱
つんとすました日和下駄
消石灰が位階 ....
{引用=
崩れる
崩れ落ちる
私の
下半身を見ている


夜遅く
変容する
誰からも知られない場所で
私の過去、現在、未来
誰にも知られない場所で


蛙が溶ける
私の隣 ....
どんよりとした空
気分が優れない
早くワイパックスを飲んで
寝てしまいたいけれど
まだ仕事中なのでそれも叶わない

無個性なビルに囲まれた
谷川のような道を
僕の乗る営業車が
押し流 ....
風の子が
今日も元気に
  駆けまわる

クルクル
コートの中まで吹きこんでくる
寒がり屋さんには応える季節

ビュービュー
頬まで赤く染め上げる
寒がり屋さんも恥ずかしがり屋さん ....
電子辞書たちに至言はなく
足りないものばかり、あった
セカイ
曇り空には
未だ一つの解釈も与えられない

空腹を
脳が発信するかぎり
食う
食われる
何か素晴らしいものに
なりた ....
独特な呼吸
吐き出される二酸化炭素
含まれる酸素
鼻腔から
肺胞へ
血液を循環し
交換される

細胞が泣いている
細胞が嘆いている
細胞が死んでいく

そして、
循環する
 ....
梅雨の終わりの雨が降る
ある日の朝

家の二階のこの僕の部屋の窓から見える電線に

雀が、一羽、停まって居た…。

その一羽の雀は
土砂降りの雨で

頗る、ずぶ濡れになって
酷く ....
お花屋さんがなくなっちゃった
お花屋さんがなくなっちゃった

いつも見ていた花屋さん
アパートの二階ベランダの
向かいのスーパーの駐車場

歩いて行けた花屋さん
白いビニールぶくろが見 ....
2月14日…
バレンタイン♪

普通はチョコを
貰うんだよね♪

だけど僕には
忘れられない
プレゼントがある…

それは
黄緑のハートの形をした
器に入った海鮮丼♪

チ ....
そんなことはない、が
結局は開かれることなかった口の内側で吠えている

不便のないところでは
それがどんな狂犬だろうと
誰かしらがいい薬を処方してくれるでしょう
それで利口に生きていける
 ....
日に焦がれた風景と

僕が好きな君の好きな花

君の見つめるその先に

僕が見つけた世界の果てに

一瞬、永遠が見えたんだ
TVから放たれる
善意の矢が
ぼくらの心に突き刺さって
傷口からどす黒い
裏腹な悪意が流れ出したら
心の中には
触れることのない暖かい涙が
満ち溢れていくのか
そうだとすれば
 ....
おちてゆく
ゆらゆら
さかなだったころ
こんなふうに
ないていただろうか
まほうなんて
なかった
きっと
風俗で遊ぶ、というと、
なんだか人聞きが悪いけれど、
ようは女遊びであり、
この不景気だから、
お金のために、
踏み込みやすくしているところがあるのだろう、
ふつう(っぽい)の女の子もほん ....
薄紅の華をちいさくちぎるころ
逸れてしまって
夕闇なのだ

ひとりぼっちで
待つ 宇宙よりたおやかに 歌

あの方の面影に釘刺すように


苦しみも
アンダンティーノ・アテンポ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
白い月森の猫16*11/2/19 10:25
時をかける少女オノ111/2/19 9:19
おやすみ ムク朧月311/2/19 8:25
偽りのNO17subaru...0*11/2/19 4:02
ぼくは帰る / ****同小野 一縷6*11/2/19 2:34
わー帰る / ****年不明3*11/2/19 2:33
アイスコーヒーの日めー611/2/19 2:22
小鮒小川 葉311/2/19 1:16
ふとん番田 111/2/19 1:14
一日一日シホ.N211/2/19 0:12
蝶番についてmugi6*11/2/19 0:00
雪の街橘祐介611/2/18 23:34
進化朧月411/2/18 23:15
遠くなる耳たもつ411/2/18 23:09
カラーズ涼深5*11/2/18 21:35
紅白の雑音で聞きとれない会派離脱のイデオロギーあおば3*11/2/18 20:47
涼子、溶解ゴースト(無...3*11/2/18 20:01
ミツバチのアルツハイマー和田カマリ8*11/2/18 19:40
風の子subaru...0*11/2/18 17:33
空腹ランドスケープめー511/2/18 17:06
crossingOz011/2/18 15:55
カズヤ111/2/18 14:35
お花屋さんがなくなっちゃった小池房枝411/2/18 14:20
♪バレンタイン♪顎長三日月111/2/18 13:33
ありったけの花束を瑠王3*11/2/18 13:18
秋の幻秋助011/2/18 10:51
善意寒雪111/2/18 10:18
落下011/2/18 8:05
Gカップの女はだいろ211/2/18 7:52
アンダンティーノ・アテンポ瀬崎 虎彦011/2/18 7:30

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