朝早く起きて背筋を伸ばし
人の嫌がる重荷を背負い
嫌味にも笑顔で応えて
困難にすら感謝して生きる
あいつはいいやつだな
一言目には みんなの口から出る
でも ただそれだけ ....
ガキのころの写真を見ていると
お前はいっつもぐっしゃぐしゃの顔で泣いてるか笑ってるか
どっちかで
俺は大体彼方を睨みつけている
何でってお前が生まれて
お兄ちゃんたる俺はカッ ....
ソマタミス・マーロット
といった種類の
名をたくさん考えることによって
時間を経過させることに成功する
Bugってハニー が
バグったらどうなるのか
ということを
小学校の同級生に
....
もう
わかれてくれないか
きずがつくまえに
わかれてくれないか
そうすれば
きずはつかない
そのきずだらけの
こころに
もう
わかれてくれないか
そんなしあわせ ....
多くの
多くの望みを
かなぐり捨てた
手に入れたものは
あっけないほど
光り輝いた
{引用=
この手からこぼれおちたものを
もう私は覚えていない
たった一つのものがほしか ....
うす水色に淡くひかっている
雪がふりつづく
あなたは
じぶんさえも忘れてしまう
夜明けの人よ
この胸の彼方の青い丘に立ち
おそらくは私を待っているのであろう
夜明けの人よ
あなたのもとへと
私は行きたい
けれどそれにはまだ
私が過ぎ去らねばならぬもの
私を過ぎ ....
行っておいで
と
彼女は言った
でていけば
また
帰ってこられるんだから
と
おまえらが寝ているときに
わたしはずっと起きていた
おまえらが起きたからって
簡単に追いつけると思うか
だってわたしは起きていたんだ
おまえらが安らかに眠ってる間じゅう
ねぇ覚えているだろ
バイクは校則で禁止されていて
母さんとかにも止められたのに
みんなでこっそり取りにいった
原付の免許を
お前なんかは
父さんの乗らなくなった
ZEPHYRに乗るっ ....
春、理由もなく
あなたの名前を呼びます。
あなたの名前は
ごくありふれた名前です。
でも、誰の名前よりも
特別な響きです。
私は出会ったころのように
意味もなくあなたの名 ....
赤い、
綺麗な
雫が
ポトリ
それは突然舞い降りてきた
何の前触れもなく歌もなく
楽しさの全てを食い尽くすため、
僕の身体に入り込んだ。
それは少しの疼痛で
全て揃った腰のパーツの
どこかにスーッと入り込み
きっとど ....
カメラが曇る
あぶらで曇る
ぼんやり朽ちていた
春にあぶられている
印象派たちが
表面積を想像した
輪郭を考えた
カメラが曇る
あぶらで曇る
....
体の大切な部分から
どんどん小さくなる
チャーリーは今、
暖色系の床の隙間に
私には見えない
1ミクロンの狭間に
残されていた最後の
チャールズが
落ちていくのを
眺めていました。
....
絶対的な正義ってあると思う?
場合ごとに
適か不適か
相対的な正義はあっても
絶対的な正義ってあると思う?
もしあるならば
民主主義は、なくていいはず
生まれながらに
....
教室の窓から
校庭の隅をぼんやりと眺めている
机の上には
2時間前に閉じた教科書
前方の黒板の文字は粉となり
後方のカーテンは柔らかく揺れている
屋上へ続く扉を
針金で開けよ ....
乾いた大地に
夏の厳しい日差し
しおれてしまった花に
水をひとしずく下さい
*
空っぽになった部屋で
なくした希望を探す
仕方がないと言いながら
耳障りなため息を吐く
* ....
色鮮やかに陽光の筆が
街並みを描いていく
様々な悲しみや苦しみが
色づいて人々にのしかかることを
受け入れるのだと気付きながら
それでも力を緩めることもなく
すべてを受容する覚悟を ....
僕は低身長で力もない度胸もない/それでもいいたいことは我慢できない
お前だよお前/そうそこのお前/アホみてえな面してるお前だよ
その後ろだけ伸ばす髪型/だっせーって知らねぇのかマジ馬鹿
とり ....
9cmのピンヒールはいて 成田からスペインへ
マンダリンホテルの予約はとれてる?
もちろんノーパソで 仕事関係 ぬかりなく
出来る女って アタシのこと
友達はほとんど 生殖活動 ....
時がすぎる
ひらり 舞い踊るように
いくつもの掌から巧みにのがれて
はやすぎる
スピードで通りすぎていく
再び口を開いて何事かを囁く
すぎさったはずの君の傷
ゆっくりと
おそす ....
産まれてからこれまで出会ってきた人の数と
同じように 別れてきた人の数が
いつか 等号で結ばれる
その時は誰にとっても等しく訪れる
(始まりの日が等しく訪れてくれたように)
私たちの ....
なんというげんかくな
しよくたくだったのだろう
ははなどは
あんなにきのつよい
おんなだったのに
よくうらぐちからでていって
ないてかえってきたっけ
そのことをは ....
「俺の前世は十字軍戦士だったんだよ」
ろれつの回らないボビーはアスファルトに倒れ込むが
その目は始発に向かう群れをまだ狙っている
“Are you OK,Bobby?”
“Don't sa ....
柔らかな
君の輪郭に
そっと 手を添え
抱き寄せる
君は 両手を
空中に 投げ出し
僕では
ない 何かに
身を委ねる
乾いた 埃っぽい
アスファルトに
二つの影が
しっ ....
からっぽの心にトクトクいれる
もっといれなきゃ優しくなれない
からからからの心のままじゃ
とげとげしすぎて痛くなる
甘くてあたたかなまるで愛のよな
飲み物いれる自分にも
あなたに届けら ....
トントントントン
包丁の音がする
君は手際よくテーブルの上に出来あがった料理を並べていく
いめぇじの世界で
ダンスを踊る人たちが
手を繋いでは千切れて
あら、忘 ....
たとえば今
こうして
文字を売ったり
しているうちに
カラオケにいったり
たべほうだいしている
そうだから
きっと
てにはいらない
あと
きもちわるいと
いわれる
....
結婚は人生の墓所でありますが、時々墓場から出てくる人がいます
彼らの活動内容には個体差がありますが、多くは異性の肉体を求めます
活動時間にも個体差がありますが、週に数回から長くて一日数時間程度です ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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