*
(真に燃えるのは
アルファの星が降る夢だろう *
俺さまを散々利用しといて
いまさら逃げようなんて
虫がよすぎるぜ
(同意したはずだ
)光りとなり
闇となって ....
失ってゆく
失ってゆく
毎秒毎時毎日 失ってゆく
だから食べる
おなかいっぱい食べたい
一生懸命話す
漏らさないよう聞く
でも満たされないから
恨みごとをいう
届かないのはあ ....
見ていないのは何だろう
プールの彼方に
見ることができたのは
寂しさのようなものだけ
遠い空の向こう側に
そうだった きっと
きっと風だけが 流れていた
多くのものは そこに 見え ....
ぼくのともだちはだれ
そんな行き場のない想いを
僕はいつも紙ヒコーキにして飛ばしてた
着地する場所も受け取る人もなかったけど
小学校の校庭のつき山から
中学校の木造校舎の二階 ....
でたね
なわだね
しばりだね
やだね
くさいね
うしろだね
したね
いれたね
ふつうだね
こだね
だしたね
にんちだね
{引用=
元ネ ....
車が燃えている
クラクションを響かせて
さよならの時だ
出棺のように
天国へ召されていく
車に墓はないけれど
廃車になって
プレスされ
溶かされるか
埋め立てられるか
家族 ....
ゼロなんてあるのだろうか
幸福なんてあるのだろうか
桜ぼっちの三月
もう二度と会えないひとなんて
ほんとうにいるのだろうか
街道のところどころに桜を見つける
オ ....
ユニコーンが咆哮するので
必死になってお腹を押さえる
すると君は
まるで星空を抱えているみたいだと笑う
お母さんが歌ってくれた
ある日の子守唄ばかりが耳元で風化していく
耳を開いてしま ....
さるのわくせいに
ひなんした
ひとはさるに
すべてうばわれていた
やはりちからが
ひつようだったのだ
ひとはさると
ふるさとをはかいした
近所のスーパーの駐車場で
学校帰りの中学生が
わいわい騒ぎながらハイタッチしている
その頃
近くの交番の前で
原付に乗った少年が何やら警官ともめている
その頃
そこ ....
きみよ詩人よ
きみよあばよ
あの港街にきみはいたのか
あの日のまえの晩
いい詩が書けたかなと星を見つめた
詩を書くために生まれてきたんだと
きみは夜のきらめきに運命 ....
空の心に涙ひとすじ
空の巣箱に花は湧きだし
無尽蔵な青が照らすは
いつか見かけた空っぽの辞書
つくしが白紙に若葉をなぞり
若枝は手に手を取って
夏に誓った光 ....
かいこが
はきだすいとを
つるがおる
しょうじのむこうに
はたおりきの
おとをききながら
かってください
にほんのはたを
うずらのたまごの
からに
お花を挿して
ちいさなちいさな窓辺に飾る
窓はまだほんのぽっちり
かすかなあかりを入れるだけ
川べりをそっとあるく
ふたりで
手なんかつなげたらいいけ ....
よもすがらコウモリが出る
変な動物の雄叫び
今日は日曜日
生温い海風
皆大変なんだ
僕だけでない
できることは
生きる事だけ
YO, オッセーよ!
俺はおどけて見せる。
H ....
無音 やがて そして
銀に回転する木霊を破壊する金の雷鳴
その雷鳴が回転して赤土色の轟鳴となる
その轟鳴が崩壊して土砂のように大地は捻れる
酷い眩暈が頭痛へと直結する
感覚神 ....
総会を開くそうかい
そうかいそうかいそれは良かった。
爽快な気分で壮快な曲を聞く
バドミントンして
宿泊して
花火して
お疲れ会
ビリヤードしたかい?
ダーツしてみるかい?
....
いっぺんだけだぜ?
いっぺんだ ....
ラトビアにいきたい
という
やつの
たわごとを
まにうけて
空港に
寝具を持ち入って
行こうとする
とすれば
やつのいうことを
きいたことになる
ある角度からみると
みにく ....
わたしの背に
連綿とつづく原野
そこに暮らしていた
一匹の仔兎が
今夜
死にました
、
という
あざやかな寓話を
包帯にくるんで
玄関の扉に
吊るしておきます
けれども街には
....
いろいろなものを
誰よりも多く掴もうとして
硬くなってしまった
てのひらの
欲張りな力を
少しずつ緩めてみよう
うっかり掴み損ねたものは
そのまま放っておけばいい
本当に必要な ....
快感は
黙ってては来ない
だから自分でするんだよ
1日1こすり
3日で3こすり
3回こすって
2回出す
自慰行為は
パンツ脱いで
汗だくになって
こすろうよ
あなたが果てた
そ ....
ひとはみな
生きている
このいっしゅんを
生きている
けんめいに生きているから
ときどき
つかれてしまうけど
つかれたらいっかいやすも
いっしょにね
ひとはみな
おなじ ....
宇宙式の貨物船にのって
オールトの雲のなかを航海している
太陽から1.47光年離れても
まだお前の重力圏内にいる
まったく、すごいやつだよ
お前ってやつは
RC2052年18月03 ....
しをかいてはいけない
おしりをかいてはいけないのと
いっしょで
かゆいからといって
かいてはいけない
そこにてが
とどいてはいけないのです。
太陽に手をかざすと
真っ赤な血潮が見えるけど
夜
月明かりの中に手をかざすと
真っ黒な宇宙が見える
わたしの手形の
小さな宇宙だ
そこには
何億光年も前に光った
名もない星が ....
たった一つの言葉が言いたくて
書き始めた詩が
僕の手を離れて宙に浮かぶ
こんな筈では無かったと
何回も書き足して
つなぎ止めようとしたが
ますます詩は僕の部屋中に拡散し
言いたかった ....
黄昏れた真夜中が
雲に紛れてついた
ため息の水蒸気に
ぼんやりと輪郭を滲ませた
水銀灯の下
ぽつんと佇んで
誰かが来るのを待ってる
寂しげで侘しい
心臓の奥底に潜む
....
誰かの誕生歌と
鎮魂歌が同時に流れる車中で
渇いた舌が沈黙で痺れる
硝子を打つ冷たい雨つぶ
凍結に感染したわたしの横顔は
雲の隙間から漏れる薄明かりの中で
蜻蛉のように
透明にしろく ....
正しくとはいわず、強くいきなければ
強くとはいわず、自分らしくいきなければ
腹を据えてあなたと語れない
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