たべることは
つみだなあ

しんだひとは
たべられなくて

もうしわけない
きみだって

うまれるまでは
しんでいた
わたしが
いのちをみてるのか

いのちが
わたしをみてるのか

みてるものみな
いのちをみてる

わたしもわたしの
まどのそとを
地震や原発の心配や不安より

育った町や仕事への帰属意識に

人は大義名分を感じてしまうようだ

人生で得てきた引き出しなど

育った町や仕事とくらべたら

まるで信用されていない ....
行きたくないのにそこに行った

行かなくちゃならなかったからだ

ずっとこわかった

心配するだけではいられなかった

そのあとの

こころの恐慌は覚悟していた

はずだった
 ....
上澄みの中を泳いでいた
透明ではなく薄く白濁した温い水の中を
紅い尾鰭をゆらゆら振って
指差すふくみ笑いを払い退けて
腹の下に感じる見えない水底の冷たさに慄きながら
ゆるんだ流れに身をまかせ ....
枯れ葉剤より

放射性物質のほうが有害だといいのだが

じゃがいもは芽をとるのが大変なのだそうだ

だからじゃがいもは

人手とくらべてコストのかからない

枯れ葉剤で芽を落とすん ....
  軽蔑されたことのないひとは
  ぼくが軽蔑してやる
  殴られたことのないひとは
  ぼくが殴ってやる



  傷つくことに慣れたというなら
  死んでみな
  心をつぶして平 ....
新しい
事業年度の
始まりの月
俺の会社にも
フレッシャーズが
やって来た

超氷河期を越えて
鳴り物入りで
やって来た
ハイパーな奴等

遠い昔
新人類と言われた
俺たち ....
  泣かせたこと
  約束をやぶったこと
  言うべきではないのに
  言ってしまったこと



  恥じていた自分は
  ずっしりとおもたくて
  夜ごとに
  沈んでし ....
近づいてくるあなた 遠ざかるあなた 
死んだ犬 ガードレールの枯れた花

停電の夜はあんなにも優しかった心は 
春の日差しに照らし出されることを避け
中央分離帯の薄汚いビニールの陰に隠れてし ....
寂しく
なるなあ

三日月が


山の向こうの
三日月が

誰も見てない
そんなところで
こっそり
ひっそり

るらるらった

笑った顔

どこにも行かない
三日 ....
  何度もひとさまの葬式に参列してまいりましたが
  いつもいつも「死」はよそよそしい
  きっと、わたし自身の「死」は
  わたしの体に起こるけど
  感じられるものじゃあな ....
泣かずにはいられない・・・

失ったものの大きさ
遺ったものの尊さ

一枚のフォトを握りしめ 有り難みの 希望へ繋げるのだろう

僅かな光を愛しく 包み込むのだろう

 ....
ひだまりを一人占めしている僕が、また、おかしな事を言ったと、
お姉さんは、にっこり笑い、手元の林檎を持ち上げた。赤々と、滑らかそうな、肌の林檎を、包みきれない、女の手、はだの色
どこか他所では花見 ....
待合室のベンチの片隅
三百代言に堆積された
一言主の判事の方便
外は春だが歩くには寒く
部屋の照明は薄暗い

世間話の片隅で
忘れ去られた真実が
書類の堆積に発酵し
異様な臭気ととも ....
責めないでね

かすんじゃうから。

見失わないの



雲の切れ間から

星はみとれているでしょう。

涙をあつめて

空に放つのよ


いっしょにいてね

お ....
{引用=――淋しい鳥の夢をみた、
  あなたは一体誰ですか}

シーガル 夢をみたの
お前の心臓はとても温かかった
わたしとあわせるとちょうどぴったりして
シーガル 夢だと知りながら
お ....
韻を踏み外したまま
蓄積する行末から
こぼれ落ちる
行間という溝に
言葉の葉脈を
透かし見る

空と触れ合う海
陸を撫でる風
揺れる草木

点滅する青
震える黒線
遮光される ....
明りの弾ける音が闇を貫けて沈黙へと沁み込む
焚火を囲み暖をとる
密猟者の秘め事 儀式の執行
祈りの呟きの後 狩りの前 
青い薫りの葉煙草を皆で回し吸う
苦い煙を吐いて 少しの吐気が残る
秋 ....
窓辺に飾られた
一輪のチューリップが
ひとり言をしている

叶えられなかった夢について
叶えられた些細な願い事について

自分がここにあることの意味について
そしてその無意味さについて ....
            110412


ふしだらな
感じやすい
企みを
ひそかに抱き
か細い悲鳴をあげて
かわは流れてゆく
拡がる景色の果て
外国船が汽笛を鳴らし
風が凪いだそ ....
突然の悲しみに
わたしがあふれてしまうとき
目の前が真っ白になる

本当なら
そんな色の涙が流れてくれるはずなのに
わたしはわたしのわたしから
さずかったものは灰色の
透明とは遠い色の ....
金魚の尾ヒレが風に溶けだして、黒い太陽が微笑んだ
きっと迎えに来てくれるような気がして親指に……いくつもの理由を蓄えて、一日を辿り着く街のため、最後の一口のため、今ここで君の横でそわそわしている
 ....
音がしなくなったらそれは真夜中、立ち眩む心の声が聞こえる、小さなキーを押すときの、浅い水たまりを跳ねるみたいな連続が、今日という一日の記憶、今日という一日の…
四月というのに少し冷えすぎ ....
私はいつも理解できないことが
辺りに散らばっている
一体どこにあるのだろう それは
一人で地球儀を回しながら
私の見る風景は 存在するのだろうかと
暗い時の中で 考えていた


私 ....
夜空をバックに等間隔で点る照明。
行政機関の堅苦しさも可愛らしいじゃない。
時折見える、コンビニの強い照明にアクセントを感じて
コンクリ夜道で鳴る靴音もいい感じ。
アパートとの間に半月が浮かぶ ....
道の遠くから 
何やら呟き続ける男が歩いて来る 
すれ違う瞬間 

「答は{ルビ空=くう}だ、答は{ルビ空=くう}」 

繰り返す呟きは背後に小さくなってゆき 
遠ざかる彼の背なかも小さ ....
私の脳内で指揮者は独り、無人の観客席
の闇に向かって、手にした棒を振ってい
ます。青く浮き出た血管の手がくるり、
棒を一振りすれば、観客席の暗闇に、幼
年期の幸福のしゃぼんが一つ、二振りす
 ....
微笑み浮かんだら 授業は うわのそら
教室で運命・赤い糸さがしてる

願いが叶うなら 君の泣きじゃくる顔も
見たい 見ていたい 10年後も その先も

 君に惹かれるのは なぜ だろう ....
その線の上に

乗っていた人です

手放しては

いけない人です


踏み入ることは出来ませんから

静かに閉じました


想いは続きますから

どうか

 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
小川 葉311/4/13 21:29
311/4/13 21:25
逸民吉岡ペペロ111/4/13 21:02
理由111/4/13 20:41
紅い尾鰭渡 ひろこ19*11/4/13 20:07
じゃがいもの歌吉岡ペペロ011/4/13 19:54
軽蔑草野春心2*11/4/13 18:16
フレッシャーズ カット和田カマリ4*11/4/13 18:14
ゆるす[group]草野春心111/4/13 18:12
【ゆるやかなカーブ】つむじまがり3*11/4/13 18:06
るらるらったHiirag...211/4/13 17:59
よそよそしいもの小原あき4*11/4/13 17:02
泣かずにはいられないポー2*11/4/13 16:04
春の、宴の、庭。ズー3*11/4/13 15:19
待合室の春……とある蛙711/4/13 15:15
思春期の女の子あきひめ011/4/13 15:07
シーガル石瀬琳々9*11/4/13 13:39
髪一重 / ****'04小野 一縷6+11/4/13 12:31
狩唄のあとに / ****'04511/4/13 12:22
チューリップたもつ611/4/13 12:12
ぷらちなあおば7*11/4/13 9:55
灰色の涙ベンジャミン211/4/13 4:07
白昼夢遠藤杏111/4/13 1:34
冷えた四月のかげろう、スライドする真夜中の枝の景色ホロウ・シカ...1*11/4/13 1:21
釣り番田 011/4/13 1:17
ふぜい電灯虫1*11/4/13 0:28
壺の音 服部 剛411/4/12 23:59
音楽界の夢 311/4/12 23:50
春笑北大路京介10*11/4/12 23:30
澄んだ者usa.311/4/12 22:55

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