英語を話すあのひとが気に入らない
白人美女とささやき合う
その言語
わからなさがもどかしくて
イライラしている自分に
歯がゆい語学力
一体なにをくっついてふたり微笑んでいるの
....
雨
湿気
ききすぎの暖房
足もとがすべる
音のない洞窟はどこにあるのか
無理をして
若者たちはいつどこで
なにに傷ついたのか
雨
湿気
....
日本国の総理大臣よ
国民を守ろうと
本当に
肚の底から思っていますか
思っているなら
めいっぱい頑張っている人たちに
頑張れと言うよりも
ごめんなさいと言うよりも
やるべきことをやって ....
桜舞い散り
盃に落ち
染み入る情緒に
重く沈んで
一口、二口
しょっぱい味よ
痛むってことは
あるんじゃない心
心無い言葉って
言葉にも
あるんじゃない心
言葉に心があるから
しみるんだね
不適合だっておきるんだね
かたち違っても
あうといいな
....
すっかり散ってしまった桜を悼むように
さらさらと春の雨が風景を切り取っていく
いつまでも途切れることない透明の線
どこまでも終わることない静かな調べ
その中で独り まどろむのだ。
君がもし快感だけを
求めているなら
それを見つけることは
難しいことじゃない
君は自分のお気に入りの快感を
街で手に入れることが出来るはずさ
でも君が
その快感を孤独のうちに
味わおう ....
今日は歓迎会だったので
先輩が顔のきくバーというところに行ってきました
古典的というかなんというか
カウンターとボックスと通信カラオケ
カラオケは得点制 まあ
それはいいんだけど
得点に応 ....
見えたすべてがうれしいと思った
聞こえた その 街じゅうの音楽を
今日も そこで 眠るときに
目覚めた 私は 聞き間違えた いつも
白いキャンバスに
赤・青・緑の種を撒く
水をたっぷり含ませた絵筆で
豪快になぞる
緑黄の芽吹きが
一瞬にして生い茂る
バケツが荒れ野につまずき
桜色した飛沫が ....
ぎゅうにゅうを
のめないこどもが
まさか
うしだったとは
なかなくていい
きみのめは
うしのように
うつくしい
汚れた手で 目が合わないように 隠して
どこもみないように 精一杯に目をまるくしてつむる
まちがえて
ほたるにうまれてしまった
ゆうじんが
みつからない
わたしといえば
ひとにうまれたはずなのに
なぜほたるが
ゆうじんなのかわからない
そうか
....
誰の目にも今日を呟きたいことがある
俺の首は重たくて太陽を見上げられないけれど
誰の心にもものはあふれてかたまったまま
思いは届かぬと信じている
最初はまだ
AVじゃなかったのかも
少女本番タレ流し
タレ流し
って言ったって
浣腸とかじゃなかったから
もっとソフトな
放尿とか
だったから
ビニ本でもなくて自 ....
じめんのうえにたっています
あしのうらにたいおんがあって
じん
とします
ときどきそらをみます
とんでいるものがあってわたしは
鳥瞰図
みごとなけしき ....
言葉って時に邪魔だね
あわないトランプのようだね
二枚重ならないと
意味がないみたいな夜
言葉って時に冷たいね
ぴたりと当てはまらない
順番守らないと
叱られそうな夜
....
雨が窓に描く模様は
脳幹で鳴り続けるノイズの色をしてる、指でなぞると
細胞がどのくらい損失しているのか判る
軽く頬を叩くくらいの雨降りのくせに
それは必ず鼓膜まで届いてくる
....
猟銃でメタ撃ちされた男の頭が首とはなれて
どこに飛んでいこうが
おれには関係ない
ただ、今日は、家族みんなで食事に出かける日だ。
この時間、このシチュエーションで、なんで
ろくでもない男 ....
ときどき考えることがあるんだ
ぼくは河童で
きみがぴよぴよひよこだったら
いろんな緑と黄色がまじりあう
そこにはジャングル
ぼくらのおめめは密林の暗がり
恐竜は鳥に ....
姉が赤子を連れてきた
赤子はお腹を空かしてた
姉は僕のいる前で
胸を露に授乳した
二個あるうち一個
二個あるうち一個
一個は僕に吸わせて欲しい
姉姉くれくれ
乳をくれ
僕にも少しは分 ....
ボールを受けるときは胸の前でと
習っていたのがこんなところで
しゃしゃり出たのか、弾丸は
胸のど真ん中へぶっ刺さる
貫通した方がケガの治りは早いのだろうが
今はこの身体の中で全ての敵意を ....
サグ団のベーラム
双子座のサガ
....
気が付くと
見てしまう
自分の眼が
自然と追う
見ないように
見ないように
そう考えれば
考えるほどに
変に思われる
そう考えれば
考えるほどに
意識してしまって ....
攻撃性を止めない大人の刻
ふしだらに病むのは男かい
初心を気取る女かい
震える手を捕まえる 何故に泣かない
熱く燃える夜中に血化粧の儀式
痛みを知らない男は何を感じさせる?
痛みを知らない ....
風ふくらんで
煌めき差す日
川面なみ立ち
岸辺に寄する
空気の曲線
身を包み
雲も宙(そら)も
皆まるみをおびる
この世これきり
散る花弁
越しゆく季節の
....
朝はどしゃ降りだった。
音が聞こえたけど寝ていたままスルーした。
傷ならば見せたくない。
恋人は何をしているだろうか。
死になど向き合いたくはない。
胸がキリキリ締め上げる。
....
夏至は過ぎた
バッタが叫ぶ
長椅子の陰で
低地の王国には
車のエンジンが
冷たいまま飾られている
産卵を終えて
ジェット機は行く
もうそこを
誰も空とは呼ばな ....
明日坊主が供養に出かけるのに雨は好都合らしい
この頃お隣さんに越してきた三十代の人妻がやけに気になってしょうがない
早い者勝ちにはルールはないのだが
面倒くさがりやが決まって肝心なと ....
私がまだ小学生の頃
同じクラスに「わたしのパパはパイロットなのよ」と言っていた子がいた
後日違う子から「あの子の家は古いアパートなんだから絶対に嘘よ」と聞いた
私はその子に嫌いだと言った
....
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