マラカスの軽快な
着地のあいだに、
浮かぶのは
欠けた月
たとえば、艶っぽい

陽はよばれ、
顔を出す
蜃気楼を描き
たとえば、まるい

裏庭に
さじを投げる、お昼時
満足げ ....
開け放たれた 窓を 飛び出せば
どれみふあ空のかなたどちらさまでしょうか
わすれがたみということの
わずかないたみを もつものです

聞きかじりのリアリティに
意義をとなえる あたしと
 ....
今日ここにあるものは
きっと 何でもないのだろう… あるものは
楽しさだけ… どこにも そして
虚しさなどない… 流れていく 私は
いつも… そこで 孤独であるだけ
 影。闘争。それでも言葉は俺にやってくる。俺は長いことわざと盲いてびっこを引いた。誰かを真似て。
 その誰かとは「俺」だった。
 俺はその事に気付くのに「半年」かかった。半年!なんと長い月日だ!俺 ....
たなかさんが
さいている

とおもったら
さくらがちった

さくらがさいたのか
たなかさんがちったのか

ひとにはもはや
わからない
立方は色移ろい四季のよう
蜜柑の青も
やがて洗練の澄に変わるだろう

懐にキラリ光る手鏡は
己を格段と飾り立てる
目指すは真っ直ぐな一本の道

不意に落とした鏡の欠片は
己を護る懐剣 ....
疲れている時には判断が鈍る。
冷静に考えれば分る事。
君子危うきに近寄らず。
また私の時間が潰れる。

今度友達とラーメン屋に行く。
ゆっくり時間をかけ付き合ってゆく
忙しい時ほど連絡す ....
庭を掃いて
車を洗って
皿を洗って
風呂に入る

今日は昔の
お客様に会うが
名前を間違える
面目丸潰れ

人と人が交わる
スクランブル交差点
わかっちゃいるけど
やめられな ....
くさをはむ
くろうしが

いきているよと
いまみてる

わたしもみてる
くろうしが

けさ
いっとうたりない
絶望からは少し違う此処で
頭を垂れてぽつりと咲いた
誰にも気付かれないような色で
僕にも気付かれないような色で
普通すぎる僕にはあまりにも
それは不気味で心地よい季節だった

夢を見なが ....
二次元の向こうから

ひたひたと
伝わってくるものを
感じる

4月のはじめ

毎月更新される
華やかな写真の中より
客船と共に

モノクロの横顔と
長身のスーツ姿が
一致 ....
数日前に何気なく口から走った
くだらない言葉が
ぼろぼろになって帰ってきた夜に
あんぐりと口をあけて
その夜にほうりこんでいく
方方巡った小さな言葉は
無い皮膚を剥がされ
無い指を切られ ....
いつか

大きな災いがやってきて
世界が赤く燃え尽きたとしても

いつか

大きな悲しみが溢れ出て
世界が闇に閉ざされたとしても
どうか その先に

たったひとつの希望の光が
 ....
ほどけたこころを
むすんでつなぐ
針と糸で縫い付けるようにさ
お近づきになって
身だしなみ、整えてくださいますか

暴風雨が窓をたたいている
遠くで何かが燃えているみたいだ  ....
母が買ってきた食器を
祖母は押し入れにしまう
母はそれに気づいて
いるがなにも言わない

祖母はかちゃりとも音を
させずに食器を移動させる
祖母の顔は真っ白で
太陽の匂いもしない

 ....
つややかな髪の淑女は もう
データベースに満杯なので

ちっちゃくて可愛い少女は もう
お腹いっぱい見飽きちゃっているので

ノーギャラで胸元を広げる洗濯女に至っては もう
辱める気すら ....
あんなのはいんちきなんです
ということわりがきを

いちにちじゅっかいかくと
やはりいんちきだから
しんだらよかった

過大評価されているたべものは
ドリアン

やってることがいん ....
ガチャガチャガチャガチャ








 ....
  うつむけば、
  いびつな砂利道。
  ぼくは陽を背負う
  ぼくは染みてゆく影



  見あげれば、
  ゆらめく電線。
  ぼくは見つめる
  ぼくは透明なひとみ ....
僕のキボウたちよ
そんなに僕の周りを飛び交うな
僕には影が付き添っているのだ
君らの素敵な舞いに
僕は同調することができない

僕の小さなキボウたちよ
そんなにはしゃいでいるな
君 ....
君に好きっていった

公園で好きっていった
自転車を押しながら好きっていった
手をつなぎながら好きっていった
キスしながら好きっていった
キスしなくても好きっていった
太陽のしたで好 ....
ひんやりとあなたの背中
ねぇ こっち向いてと
云うことが出来ない
でもこの距離感が好き

洋楽を小さく歌う私に
あなたは「わからない」と告げる
別にいいのよ
たいしたことじゃない

 ....
愛はある

愛は重力のようなものだ

引力と遠心力と慣性の力

愛はある

愛は力だ

引き合う力と離れてゆく力と包み込まれた力

愛はある

重力とおなじくらいある

 ....
電車の自動扉から
春が吹き込む
そして夏が来る

アナウンスが夏を告げる
夏はにこやかに笑いながら
春を押しのけようとした

春はなみだを流した
アナウンスは夏を告げる
駆け込み乗 ....
暖かくなる。
いつしか温度は赤くなって、
白くなって、

また元に戻る。

くりかえし、くりかえし、
傷を癒し、また傷を負い、痛み、泣き。

亀裂をつくる。
溝をつくる。
 ....
あなたを泣かせたい
そんな意地悪な気持ちがわいてくる
だって
あなたのことで
こんなに心がざわめくから

いっそ
あなたを泣かせたい
だいっきらいと伝えて
だけど
あなたが私のこと ....
 
 
シロツメクサが燃える
その灰で僕は
無色の麦藁帽子を作った
誰も許してくれないから
まだ駅のロッカーにしまったまま

身体が長くなる
そんな様子を目視できる日々があった
僕 ....
青空が昨日までの
薄汚れて黒ずんだ
自らの皮膚を脱ぎ捨てて
新しい明日を迎えようと
両手をパノラマの
端から端まで伸ばしている


春になると一斉に
その体全身を花で包み
 ....
ひとはみな

いろんな正義をふりかざして行進している

決めつけるひとも

保留中のひとも

無関心なひとも

さじを投げたひとも

いろんな正義がまかり通る

そんな大通 ....
はじめてが
まだまだ
たくさんあるって
素敵

ドキドキする
ワクワクする
はじめて

先のみえない
楽しみ

途中の
緊張感は
つなわたり

がっかりするのも
また ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
欠けた月ふるみ111/4/25 11:33
あまがみるるりら21*11/4/25 10:51
ミドリ番田 111/4/25 3:23
少年yamada...011/4/25 3:14
田中さん小川 葉411/4/25 2:13
半玉subaru...0*11/4/25 2:05
リレーションペポパンプ2*11/4/25 1:59
信じた奴にダメージ2*11/4/25 1:58
黒牛小川 葉111/4/25 1:47
幽霊智鶴511/4/25 1:39
二次元の向こうから森の猫10*11/4/24 22:12
世話アキヨシ311/4/24 22:10
祈り佐倉 潮111/4/24 22:02
ろっくんろーるjin211/4/24 21:48
たそがれ朧月511/4/24 21:44
選考過程吉岡孝次011/4/24 21:43
過大評価されているたべものはドリアン6111/4/24 21:15
家があるなら帰って寝ろよTAT1*11/4/24 21:06
つつみ草野春心5*11/4/24 21:00
シホ.N411/4/24 19:33
すきささやま ひ...7*11/4/24 19:22
硝子の浴槽れもん7*11/4/24 15:53
愛はある吉岡ペペロ1011/4/24 15:27
五月斎藤旧6*11/4/24 14:13
ヘルツシュプルングセルフレーム111/4/24 12:38
意地悪朧月311/4/24 10:49
目視たもつ311/4/24 10:35
ぼくを捨てる朝寒雪211/4/24 10:21
まともたちの行進吉岡ペペロ1*11/4/24 10:12
はじめて森の猫7*11/4/24 10:09

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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