自分は正しいと思っている奴は
大っ嫌いだ!
人の事を文句言う。
やるべき事もせずに
知識のトラの衣を着る狐
何も教えてくれない。
本業もおろそかにして
独占する。
世の為、人の ....
(見よ―燃ゆる草花
雲)が波に食われてゆく
(潮つたう風は唄になり
唄はやがて大地に音を宿す
「藍染を手向けたいろはに
切れ袖を紡ぐ糸
」真実は諄々と 山を下り
浜裾の襟もとを ....
夜である世界にいた
朝は何もすることなど無くさせられた
自分である 思いなど 無色透明だった
それは だけど 他人であるだけのように思えていた
私は ああ 一体 何者なのだろう
息をするたび、のどに痰が絡む。
呼吸をするたび愛を呼んで、紙に画面に毒に残す。
考えるのが面倒なので、もうそろそろここらへんで終わりにします。終わりにするか。
激しい雨が電車の窓を叩いています
明日の天気は晴れるでしょうか?
晴れてたのに晴れてたのに さっきまで こんなに晴れてたのに
なぜか雨雲は突然やってきます
蹴っ飛ばしたコンバースが仰向けで ....
初めて空を飛んだ日
私に帰る場所はなかった
指示をくれる人もいなければ
計器も灯台もなかった
頼れるのは私だけ
飛行機が
機械の身体になって
両腕よりも遥かに長い翼で
私を空へと運 ....
手を離して得られる豊穣さもあって
電卓から加算の記号を外してみる。
ゼロから始め、その終わりがない無限を終局点に見据えて
得てして努力と比例しない努力を費やし、雀の涙でも加算してく。
....
にくしみを
やさしさに
かなしみを
あいにして
ありは
いきている
たとえ
ふみつぶされても
さよならからはじまる物語は全部つまらない
無言と有言の境界線を綱渡りのように泳いでいく
沖縄、という地名があって
沖縄、という場所があった
そこで世界の一番はじっこは
青い、ということを知っ ....
高校生活のころ
湿気高い、と書く癖で
わたしの詩だと読みあてた人は
乾というキザなネームが合わなくておかしいと笑う
貴方には才能があります
がんばってください
一晩中ふるえてか ....
積もり積もって壁に
わだちが残されている。
破裂したタイヤは
ツナギを着た若い作業員が運んで行った。
躊躇いがちに灰が落とされる。
それと一緒に砂埃を含んだ風が
ショウウィンドウについた手 ....
しろい紙のうえで、
こごえている、
星や、銀河はここからはみえず、
きのう脱捨てた靴下のように、
夜がくたびれている、
出勤途中 視界のはじっこに なにか映る
それが なんなのか確認した
たんぽぽに似た花をつけてはいるが もっと野性的な草
その生まれたばかりの やわらかそうな きみどりいろの若葉でもって
僕に道 ....
職分田と永業田と口分田のちがいを
知らないし知りたくもない
あとなんか
つかれた
9時以降は生産的活動ができないくらい
つかれた
今日キャバクラへ
行ってきました
(鎌倉とキャバクラ・・・ありふれてるけど許してね。エヘッ!)
最近初めて知った店へ
今日のあの店は
お客が少なく
女の子の数だけは十分過ぎて
源氏山から ....
それでも君は
真正面に瞳を据えて
行く手を遮るものに
立ち向かうのだろう
恨みもせずに
拗ねもせずに
飽きもせずに
前へ進むことだけを
考えるのだろう
降り注ぐ光のままに ....
疲れたら
もう
眠ったらいい
重い荷物を
置いてくればいい
うす明るい
夢の中に
行こう
夢の中に
沈めてしまおう
....
夏の甲子園。
全国高等学校野球選手権大会 決勝戦。
北大路高校 対 羅生門学園。
エース三千院が好投しております。
9回裏。
羅生門学園の攻撃 二死ランナー無しで
バッターは3 ....
ひかりを見ただけなのに
もう冬でも春でもなくて
春に近い夏に通うようだ
胸が弾かれたようになる
嫉妬や失望の時みたいに
胸が弾かれたようになる
ひかりを見た ....
雨が降る
苔のにおいが舞い上がる
蝉は まだ土の中
終わらない夏を待っている
雨と雨の間に岸があり
岸と岸との間には
ひたすらに薄暗い海が続いている
鴎はその青さのあまり光となり
灯台のあたりを
喚きもせず 揺れる
週末の地下鉄に
エンゲージリングを拾う
....
芸術はきれいであってはならないと
太郎は言った
批判を受けないようなものを
作っても意味がないと
言った人もいる
同じことかもしれないな
ご要望の高いものにお応えすれば
....
どうしようもなく悲しい世界になってしまったなあ、
つらいことばかりが浮き彫りになっていく。
ニュースキャスターは落ち着いた口調で教えてくれる、
世界の終わりに合図はない。サイレンは鳴らないよ ....
頑なな人よ
しなやかさへの悪意を持ったのはいつからだっただろう。
それの恣意があまりにも叶うから?どんな虚しさも笑ってしまうから?
それがあまりに無関係に関わってくるから?
放埓に駆け回ること ....
僕はどうやら頭が狂ってしまったようだ
みんなと飲んで騒いでても全然楽しくない
女の子とふたりでいても全然ときめかない
僕はどうやら頭が狂ってしまったようだ
この世の全てに何も感 ....
空が褒める
山は照れる
山の火照りが空全体に広がっていく
朱鷺色レンズが激しく反射し
私は目を細めながら
喉の乾きに気付く
言い伝えでは明日は雨だ
綺麗な肢体を舐めるように見つめる視線
――私をどうしたい、
細い腕を天井に向けて虚空を掴む
見えない銀色蝶々
瞼を閉じて裏側を泳ぐ魚になる
憎悪で産み出した分身存在
青い水槽の中を世界 ....
弟の卒業式で
誰よりも大きな声で
校歌を歌ってやった
頭の固いやつだけど
さようならのために
いっちょ明るい歌でも
歌ってやるか
よいよい
それでも悲しいな
校歌しか知らない ....
ねえ大統領
自分の不安を解消するために
言葉を使う私がいます
ねえ大統領
雨の日に困っていたら
そっと隣にいてくれましたね
ねえ大統領
私はあなたの
国民じゃないけれど
....
自分自身であることが
いつも 意味などないのなら
私はどこかに逃げだしたい
だけど 立ちつくした 私は
きっと この思いも 私の手には持っていない
これは 夢のどこかなのだろうか ....
2950 2951 2952 2953 2954 2955 2956 2957 2958 2959 2960 2961 2962 2963 2964 2965 2966 2967 2968 2969 2970 2971 2972 2973 2974 2975 2976 2977 2978 2979 2980 2981 2982 2983 2984 2985 2986 2987 2988 2989 2990
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.43sec.