泣かないで
海を見ている
あなたの指先から
夜が始まる

死なないで
風に吹かれて
あなたの肩先まで
星がこぼれる

言わないで
きのうのことを
訊かないで
あしたのことは
 ....
ひからびたせと
よどんだふち

ながれないみずは
ふはいしゅうをはっし

もはやかわのていを
なしていない

きみはなにが
ほしいのか

みずか
ながれか

 ....
折れたクレヨン
「使えないよ!」なんて言わないで!!
半分こすれば ほら二人分
喧嘩もしないよ

見た目なんかいいの
みんなの役に立てれば!
落ちたオリーブの枝を拾って ハリボテの独裁者 ....
これが嘘だと言って、あなたはどこまで信じてくれるだろう

なぜなら私は
自分が正直者であることに
誇りを持っていて
あなたは私が嘘を付けないのを
私以上に理解してることを知ってい ....
遠く、響くことない
千切れた血潮
吐いた。宇宙になった
キラキラ光っていたよ目前

それは、個人的な幻で
あなたに刺さった針の先
おかしくなったと言えばほら

なんで、ど ....
その人には顔がなかった

ゆっくりと動く喉仏
見なくても分かる 嗤っている
高い位置から嗤っている
私の苦手な目をして
私の苦手な言葉を紡いでいる

その人には顔がなかった

 ....
  きみと歩く
  この細い並木道



  きみが
  春風だから
  ぼくは飛んでゆくよ



  くだらない
  愛の歌だけ詰めた
  おなかをかかえて笑うよ
 ....
生ゴミの収集日…。

この僕が住んで居る地域の
ゴミ捨て場の生ゴミの山…。

群れを成す
黒いカラスたちが

カラス撃退用の
青色の防護ネットを

鋭く、尖った嘴で
強引に、突 ....
 私の場合
 蝿と被験体とが
 融合しないってことのほうが
 まあ問題だったわけだが
 考えてみりゃ
 そりゃ当然

 彼の被験体だった彼自身の身体にだって
 顔蝨
 毛虱
 腸内 ....
あのとき電話でなんで謝ったん



もう8年も前の事



わたし何も覚えてへん



なんとなしに言うたん



特に意味はないん




でも考えしま ....
輸血パックに詰めた精液を啜りながら、きみは万年筆を走らせている。唇からこぼれた白が青いインクで刻まれた文字列に滲んで、たちまち海となった。そこから生まれた少女は桃色のゼリーに包まれていて、透けて見え .... 眼のなかに眼がある
僕の眼のなかの眼は
遠い彼方の星に視線を投げて
すなわち自らを投げ
僕の閾ではないその場所から
ひるがえって僕の眼を見る
僕の眼もまたそれを見返す

彼方にある ....
ぽつり、ぽつり降りそそぐ

傘は、まだいらない。

雨の粒がひとつ、ひとつ、舞い落ちる。

掌に舞い落ちた、小さな粒。

こんにちわ、あなたたちは何処から来たの?

山のほうから来 ....
パイパンの女がやってきた。
早稲田に落ちて、
第四志望の大学に通っている。
まわりが馬鹿に見えてしょうがないらしい。
顔は、
ひとつひとつのパーツが大作りなので、
離れてみると不細工だけれ ....
 一

 ピチピチピチピチピ翳ピチピチピチピチピ
 ピチピチピチピチピ翳ピチピチピチピチピ
 ピチピチピチピチピ翳ピチピチピチピチピ
 ピチピチピチピチ翳蕾翳チピチピチピチピ
 翳チピチピ ....
鍋を割る

三和土に打ち付けて
引き戸を閉めて

でたらめに跳ねる鍋
鍋はでたらめに跳ねる
跳ねる鍋はでたらめ


悪いのはぜんぶ俺


何者かの妻の握り締めた鍋は孤独なもの ....
くだんの事を
耳にしたことは
あろうか

人に牛と書いて


凶事の前兆に
生まれ
その集結と共に
死ぬという

件とは
人の身と牛の頭
又はその反対とも
伝えられ
 ....
泣いちゃだめ
いつもいつもそう想ってきた
泣いちゃだめ
そう想うほど涙はわいてきた

ひとりにならなきゃいけない

泣いちゃだめ
弱くあってはいけないと
泣くことを自分に禁じたいのに ....
うたがきこえる
絶唱というほどのしずけさで
明け方の信号機の明滅をみて
ふいに口をついた
うろおろのむしと
そのとき手にしていたものの
かわらない白さが
指に食い込んで
ただ塩 ....
{引用=
海面からみあげるとこんもりとした森が公園である
ブランコと藤棚のフジ
それからベンチ
蛇行しながら遊歩道の鎌首をもたげる
ぼんやりした外灯がともる
雨ざらしの石段をの ....
 .... 飲みかけのコーヒー
食べかけのプリン
吸いかけた煙草
死にかけの犬
読みかけの本
書きかけの日記
脱ぎかけのズボン
掛けちがえたボタン
揃えられないブーツ
禿げたマニキュア
散 ....
 
 
雨戸の隙間から草の根、その蔓延る音
脊髄に住む父親の手紙には、咳の匂いが染み付いている
大文字と小文字が事細かに交差する場所の夜明け、わたしの血液中の鉄分はすべて磁石で盗まれてしまった ....
樅の木の側を通る時
風が傍らを過ぎて行った
針葉樹の若葉もやはり若葉らしく柔らかい
初夏の午前の空は広く
雲は脇に浮かぶ
鳥逹はそろそろ繁殖を迎える
生命あるものは躍動感に溢れ
この季節 ....
長い風が吹いている

僕は遠い未来から来た旅人だ

人々があざ笑うのが僕の目に見える

僕もまた殺された一人なんだ

遠い未来から風が吹いてくる

その風を一人一人が感じて ....
手を伸ばせば近い
大きくなりすぎた夕陽が
染めあげた真紅の世界
家路を急ぐぼくは
ションベン臭い電信柱や
崩れ落ちそうな土塀や
いつの頃か実をつけなくなった
寂しげな柿の木や
いつ ....
やさしさに馴れてしまわぬよう
敢えて悲観的に考える

何時の日も「有難い」と感じていたい
右足の次は
左足だなんて
それって当り前なのか?

信号機がとまって
水もでなくって
それって異常なことなのか?

当然だって思ってて
それが違ってて
あわてふためいてひっくり返っ ....
嫌な事は忘れて
人生楽しみましょう
嫌な奴は無視しましょう
嫌な奴は放ときましょう

愉快だな
嬉しいな
マンボウ
ちゃちゃちゃ

空は気持ちよい
雲ひとつ無い
太陽の上らない ....
毎日テスト付けの日々
今までに何回テストを
受けただろうか
難関を乗り越えてきた。

普通の人では受からない
テストもあった
年を追うごとに
受からなくなった。

去年は試験尽くめ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
浜辺浩一6*11/4/29 2:40
小川 葉411/4/29 2:33
折れたクレヨン 落ちたクレヨンsubaru...0*11/4/29 1:38
耿耿やや1*11/4/29 1:15
みどりdi.di.011/4/29 0:59
顔のないひと三奈20*11/4/29 0:51
並木道草野春心511/4/29 0:45
カラスカズヤ011/4/29 0:13
転送藪木二郎011/4/29 0:03
裏書き深読み恋煩いくゆら111/4/29 0:02
2277-01雨伽シオン211/4/28 23:55
シホ.N411/4/28 23:36
藤村 遼太211/4/28 23:15
パイパンの女はだいろ211/4/28 23:07
習作藪木二郎1*11/4/28 23:05
鍋を割る茶殻1*11/4/28 22:45
くだん森の猫10*11/4/28 22:13
雨のはしっこ朧月311/4/28 21:54
白色バーニングmizu K1*11/4/28 21:36
書き記さなければなにも残らないノートに石川敬大13*11/4/28 21:29
sadame3に捧ぐTAT6*11/4/28 21:10
波動はるな411/4/28 18:03
夜明けたもつ411/4/28 17:25
夏の始り蒲生万寿0*11/4/28 14:57
yamada...011/4/28 10:16
夕暮れ寒雪111/4/28 9:50
有難うれもん111/4/28 9:21
私の空気をつくってください朧月111/4/28 8:43
みそらせペポパンプ4*11/4/28 6:52
シューティングスター3*11/4/28 6:51

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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