澄んだ水にウチは住めぬ
これだけは言っとくよ
by ウチ
「1」
誰かいないと
さみしいや
部屋はせまい
壁のヒビが気になる
将来のこと考える
目をぎゅっと閉じる
片思いはやっぱりつらい!
それを知るわたしは
あの子 ....
特に何も意図していない時に訪れる 色々な物事
今回の災害のような出来事を 人はいつも 考えられない
パチンコ屋に入る時の気分のようなものなのか
しかし つまらなく思える 見ている何もかもが
....
どうしたって零れ落ちる。
そこに選別の意思すら介在しないから ぶつけどころすら判らない。
零れ落ちた 気持ち見習いたちは 路上のコンクリに滲みこむこともできなくて。
愛想もない街の固さに ....
私はこんな時代に生きているから、
運命なんて信じていない。
ここに生まれたのも偶然だし、
今こうしてあなたと話しているのも偶然だし、
人として生まれたのだって偶然に違いない。
でも。
....
暗く無残なブルースが、俺の身体を駆け巡る、暗くてむごくて無残なブルース、そいつが俺を作ってる
明るい言葉は、嘘にしか思えない、優しい言葉は、策略にしか見えない、ひときわ笑顔で近づいてくるやつは
....
わたしはついさっき
きみを忘れた
すぐに思い出すこと/その過程/は
随分と、昔から
変わらないのだけれど
ひとびとはそれを指す
{引用=わたしは、たった今も
....
今日 夢を見た
だんだん薄れていく記憶
君の声も 君の匂いもわからなくなって
輪郭だけの絵画のように
現実ではなくなっていたが
確かにあった手応えを感覚として垣間見た
再び抱きしめたが ....
ブランコが
できるようになっていた
そのかわりに
わすれてしまった
ブランコが
できないということを
できないことの
くやしさを
はじめから
ながいみちのりが
あるのではない
きょうといういちにちの
くりかえしなのだ
たとえにちじょうでも
ひにちじょうでも
のりこえて
ふりむくことができた ....
意図していない時に訪れる
今回の災害のような事を 私はいつも考えられない それは
気分のようなものなのか
しかし つまらなく思える 何もかもが
理解していない音楽を
人前で大声を出して語 ....
....
奴ももう
もうろくしはじめているので
僕のことを
認められやしないのだ
奴もそろそろ
ろうそくの残りの火も気になるので
僕の顔さえ
まともに見てやしないのだ
奴らと僕らとのあい ....
教えてくださいと乞う
ニンゲンにろくなやつぁいねぇ
数えてくださいと頼む
ニンゲンにろくなことなんてねぇ
助けてくださいと嘆く
ニンゲンはろくすらつけねぇで
ま、なんだ
たのむまえに ....
鏡の前で
気合を入れて
必要以上に頬の肉を引っ張り
各種パーツの形状の組み合わせを
色々と試してみたのだが
披露するべき相手がいなかったのだ
ということに
やっと気がついた
空車、と書かれた
駐車場の表示を見て
娘が空を見上げる
もちろん空に
車などあるわけがない
雲しかないね
つまらなそうに言う
娘よ、きみには
遠い昔のことかもし ....
飲み会の帰り道 二人きりになったとき
きみは突然腕を組んで僕に寄り添ってきたね
そのおっきなおっぱいが肘に当たっていたよ
とってもいいにおいもしたよ
きみがあまりにセクシーでかわいくて
僕は ....
まどろみの風下で
アミメキリンの夢を見た
縁側の木漏れ日の
網目をかいくぐって
鯨偶蹄目キリン科の
枝先に腰掛けていた
うたたねの岸辺で
アミメキリンの夢を見た
首を長 ....
ひとつ、ひとつ、ピースを探して、
探し出したピースが、正解か確かめる。
合っていれば、次のピースへ。
間違っていれば、違う答えを探す。
完成するまでは、それの繰り返し。
....
夕日なんて見たくない
きみは言う
紅く
どこまでも紅く
終わってゆくものなんて
透明になんてなりたくない
ぼくは思う
歓びは
柔らか ....
この青い青い青
温かいてのひら
笑いかける
泣きたい時はそっとお泣き
笑いたい時は空に向かって笑い
いつもいつも見てるよ
ひとりぼっちだって思い詰めた日は
少しくらい浸ってもいい
また ....
すやすや眠れる布団の上
僕等には無い
王様には有る
僕等には無い
王様には有る
それが嫌なら墓を掘れ
そこなら寝ても狭くない
王様は暖かい布団の上で書く
核と戯れ王様は書く ....
仕事帰りに街を歩けば
赤い灯青い灯夕闇を照らす。
裏通り馴染みの
一杯飲み屋に
そこに
今日を捨てに行く。
そこでぼくは
ひたすら喋りながら
呑み続ける。そしたら
なんだか偉 ....
「幸せ」と云ってしまえる自分に驚く
「幸せ」と云われたらきっと
私の胸はかすかに痛むのだろう。
「失いたくない」と思えば思うほど
「失いたくない」と云われたくなくて
だからお願い、何も云 ....
わたしたちはつながってるようでつながっていません
どこにでもつながっているようで
じつはつながってなんかいません
どこまでもつながっていない
1回まじわっただけじゃ
2回まじわった ....
眠れない夜明け
失った言葉達が
くるくる回る
たばこに火をつけて
煙を吸い込んだら
不遠慮なシナプスが
何本か繋がり
六つ目の感覚を
取り戻そうとする
こんな時は
洒落たカフェにで ....
押さえ方は思考中で
今日も、少なくて手に余る弦を
行ったり来たりしている
進行は常に楽を目指したい
多分その通りに
作られていそうなのだけれど
....
ヘビが嫌いよ ニョロニョロするから
花が咲いたら祈ろかな
梯子が燃えます 2分の一のあみだくじで
サッカーの脚が蹴りマス パスと芝フと四角いボール
....
星をみようかと夜半そとにつっかけて出てみれば
降りそそいでいたのであった
降るような、とはよくいうが実際
音をたててばらばらと降るのがこんぺいとうのようだと
妙に冷静に思いながら
....
あまつぶ音のぽつぽつと頬にあたってくだけ流れるので、となりの人はそれを涙だと勘違いしてたいそう驚いている、驟雨がいっときたたきつけて去っていくと、雲の端は信じられないほどに光にあふれている、わ ....
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