ぽちょん、と
金魚をかたどるように
あなたは時々
ことばを
誤る
けれど
あなたの誤りかたは
どう透かしても虹だから
わたしもいまでは
すっかり晴れ好き
風船みたい ....
脳天に染み入る
青い空
鏡は今日も
ありのままを映し出す
それが真実だとは誰も言い切れないだろうが
独りの時間を愛するはずが
いつの間にか
そうではなくなっていて
肌が自室 ....
春の詩神
のびやかに超えてゆく
新しい芽吹き
誰にも汚されず
言い訳しない理由
捜さなくていいように
愛が 愛が と叫ぶ連中
一途さを忘れて何処に向かうのだろう
全力を何時の間にか取り違えて
無駄に必死で笑えるね
時代に置いてきぼりの音楽のよう
君達の光は何処にあるのだろう
冷え切 ....
強い既視感
分かち難い女神との邂逅
始まりの予感
でもKさんには彼氏がいる
関係ないやと嘯いてみる
俺にも明日がある
どうなるかはまだ
これからの事
誰にもわからない
存在感が確かな ....
君の断片を見つけた
どうしてもっと早く
見つけてあげられなかったの
それは今日までの断片
始まりと終わりの約束
ああ
気付いても遅い嘘
死が羨ましかったなんて
嘘でしょう
....
鳥が急ぐほど性急なことが起こったらしい。
酔ったときはとおくを見なさいと、それは何故か信じてる。
でもほんとは酔ってなんかなくて
鳥の向かう先も知っているんだ。
悩むのは明日にしようか。
塔 ....
あなたに名前を付けよう
夜空にきらめき星座を形づくる星々や
この星にはその光も届かないような小さな星々
または既に光を失い滅んでしまった星々
そして未だこの宇宙に生まれていない星々
それら無 ....
左手の親指が上で 右手の親指は下に
何回かこする。 不思議と落ち着く。
今日はもう満ちるつもりはないみたいだ。
見ていても分かる その粒の1つ1つは
ナイーブなくせに とても頑固で ほっとけな ....
{引用=
はじらうようにふる雨粒をうすむらさきの傘がやわら
かにうけとめているこの余白は、とおいおもいでの川
をくだるかなしい船、あるいはきりそろえられたまえ
がみ、陽のくれるほうがくをむ ....
つまらない事で塞ぎ込んでしまうよ
自分が全部悪いかのように
手に負えないものは実はそんなには無いよ
気付いてる?
振り返った日々の中 取り戻せないものがあると知って
夢の中で責 ....
くるしいと
のみこむくすりみたいなことばが
あたしと
あなたを掬おうとする
あたしには
もうずっととれないいたみが
きみの手にかかれば
3秒でとれるはずなんだ
....
メノウのブローチを
ポン引 ....
公園の風に
子どもたちが落書きをしている
落書きは異国の文字みたいに
すぐに形を崩し
消えてしまう
ぼくはすぐ近くで
地図にも載っていないような小さな紙を
呟きよりもさら ....
あなたオナってます?
回数に十分注意をするのよ
あんまりやり過ぎると
馬鹿になるって(迷信よ、メ、イ、シ、ン)
あなたは男でしょ
定期的に出さなきゃダメなの
保健体育の授業で唐突に聞か ....
私は紙で
薄っぺらな紙で
じょうずじゃない半分にたたんでいます
広げたら戻れない
そんな心配ばかり
ぺららぺらら
羽ばたきたくて
なんにも書いてないって
みんないうけど
....
言葉にならない言葉で
君に伝えた たくさんの音
こんにちは さようなら
はじめまして またいつか
夜は朝と出会って
日暮れは朝焼けを夢見て
おやすみ ....
雨降り、水かさが増し
がらっぱどんは山々へ
今は雨降りの前の時間
落ちてくれば雨降りの時間
霧島から太陽がのぞくころ
がらっぱどんは休みます
今はまだ雨降りの時間
これが止め ....
まんまるい
月の照る夜に
凍てた川を跨ぎ
去ってしまった者へ
まんまるい
陽の照る朝に
そこらじゅうの鏡に
閉ざされた思いへ
....
本を読んでいる私の手に止まって 私の血を吸っていた蚊を 反射的に
ぷちんと殺してしまった
普段はそのまままた 本を読み出すのだけれど その時は
なぜかとても後悔した
私は血を吸 ....
はらっぱで
たばこにひをつけると
いきていくために
ひつようのないことばかり
どこまでも
ひろがっていく
けむりばかりが
どこまでも
{引用=見えないどこかで
血をわかちあって
自ら肢体を埋葬する様が
今日の君を物語っていた
冷たい肌に触れる
うすい膜に包まれている
心髄は?
心髄は?
無重力の彼方
枯 ....
ひとのなみにおぼれながら
たいがんからやってくる
ひとのなみをみていた
そのなかに
なつかしいちじんのかおを
みつけた
どんないきさつで
ちじんになったのか
なまえ ....
舟が一そう
ありました。
漁師が
寝ていました。
みかんを
食べました。
甘かったです。
弁当がありました。
タコウインナーを
食べました。
沢山の魚が獲れました。
いつも心はピュアに
いつも心は正しく
いつも心は透明に
いつも心は優しく
人の為に身を尽くし
心を尽くし、大切にする。
心が通じ合う。
心が一つになる。
冗談を言って
秘密を ....
笑う角には
福来たる
ストレスを
笑ってはね返す。
怒ってはいけない
顔が黒くなるから
泣いてはいけない
顔が白くなるから
心は傷つき
ズタズタ状態
顔で笑って
心で泣い ....
夏をいただきに 急いで出掛けたら
突然 街角に呼び止められたよ
ほら ここに夏がいるよって
喫茶店の自動ドアが開いたんだ
うん 来たばかりだから
隣の蛙がアイス・オ・レ飲んであくびしてた ....
自分がない
自分の中をさがしても
私の望む自分がない
なりたい自分
すかれる自分
すかれたいなんておもってない
なんて思う自分しかいない
かわいくて
優しくて
綺麗な
儚い ....
今日もまたブルーに沈む
青い視界には曇りがない
僕の頭の上では
さやさやと木々のささやく声
風はやさしく髪を撫でて行き
時折聞こえる鳥のさえずりに
僕の夢は{ルビ現=うつつ}をさまよう
僕はいつもここで夢を見ている
心地良い木の肌の ....
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