夜と同化して
身体はだんだん透明になる
身体が透明になるにつれて
意識が広がってゆく
五月の夜の世界に広がってゆく
魂の内側で明滅する光
それにつれて魂の外側で
それに呼応するように
 ....
流れ着いたもの達が
連なりあって
銀河を形成する

流れ着いたもの達は
連なりあっても
またたくことはない
再び泳ぎだすこともない

蝿すら寄り付かなくなった
白く
干からびた
 ....
ひとつ

ふーっと

風が吹いた

後ろ髪が

揺れて

視界が

澄み渡る

あの人の

くれたメールが

脳裏をよぎる

あの人の

後姿が

癖の ....
壁当てのスカッシュは味気が無い
生きた球を直に跳ね返したい

山頂からのやまびこは少し虚しい
生身のあなたとお話がしたい

ボイジャーのレコードは どなたかお聴きだろうか?
星屑になる前 ....
長い夢を見ていたのかもしれない
それは 夢の中なのだろう
しかし言葉は 何ひとつ私の口をついて出てこない
書きとめられた詩に完璧なものなどあるのだろうか


長い夢を見ていたのかもしれ ....
この手に掴める愛がただ一つだと
誰が決めたのだろう

孤独に泣く夜が嫌いで
一時の安らぎだけ求めて

誓いとか
信頼とか
思いやりとか
一途な気持ちとか
何一つない、からっぽな心
 ....
{引用=

老いたつま先に、かなでられる季節もあるのなら渇い
たくちびるもかけた肋骨もみなとおりすぎた景色とお
もえばこそ、おろした瞼のうらにも砂ははりつき、水
晶体を舐めるように蜥蜴が這う ....
  春の
  壜に
  沈澱した
  メトロノーム



  歌は
  亡い
  右往と左往
  ちくたくたく
今朝のブレックファーストで 
身籠った妻は、{ルビ忙=せわ}しい{ルビ最中=さなか}に 
かしゅっと一つの卵を割って 
暖かいベーコンエッグを 
僕の部屋まで、運んでくれた 

Golde ....
額縁に収まる 
向日葵の絵は 
無数に{ルビ煌=きらめ}く 
ひかりの種子を、{ルビ孕=はら}んでいた 

頬のやつれた青年よ 
いのちの歓びを高らかに 
空へと歌う 
向日葵の絵を、 ....
選択肢が重なり合う分岐点は 一同が集える。
互いに愚痴を言い合い 励まし合い
なんでこっちを選ばなかったと からかい合う。
同じ自分なんだけど 
選択しなかった向こう側の違いの分だけ
お互い ....
おかあさんも
おとうさんも
おばあちゃんも
おじいちゃんも
あたしのこと そうよぶ

どこかのエージェントみたいで
けっこう気にいってるんだ 

そういえば
おかあさんも おばあち ....
だってなにしろ
どんどんと
すべてとの関わりというものが
変わってゆくので
つかもうとしてもただ宙を掻く手の
指のあいだから見えるものを
過去とでも呼ぶしかないじゃないか

なにし ....
久しぶりに夢を見たが内容がモロに俺の欲しいもんを照らしていて起きてからうんざりするそして








 ....
隔離病棟に強制的に入れられたい
外の世界の嫌なことを知らずに済むから
辛い現実に立ち向かわなくて済むから
「もう君は人間以下の存在だ」っていう
烙印を押されて「どうぞこちらが入り口です」

 ....
<愛>

ふれることで確かめる
かたちをかたちにしない
きのうでも けさでも 一秒前でもなく
いまの呼吸 いまの温度


<読>

記憶が織り込まれた生地を
虫眼鏡でみたり
埃 ....
カルヴァンクラインの
エタニティという
香水の匂いがした

夕暮れ前の下町で

前を走る
自転車の奥さんは
推定四十歳前

最近できた
あのお洒落なマンションの
住 ....
あたし、とある女です。

出ちゃったからさぁ。そう、出ちゃったんです、あたし
くらやみの中でこの膀胱の中から、じょんじょんじょんじょん
音出して
それはそれは良い香がした。
まるで焼いたお ....
シルクの手帳
めろんのかほり
明日のあしおと

目を閉じても
まだまだとほく

呂律のまわらぬ
舌の奥
無数の言葉は身を隠す

冷たい空気の中
蝉の鳴き声と戯れ
次を捜す ....
踏み潰されても
踏み躙られても
這い上がる強い心
なにくそめげないぞ

自分のできる事をする
勉強は絶えずして
本を読んで
テレビは見ない!

最高の自分を目指し
最高の演技をす ....
ピアノの音
カスタネットの音
バイオリンの音
波の音

心を癒してくれる。
無心になれる
損得無しに溢れる感情
まだまだ頑張るぞ!

捨てる神あれば
拾う神あり
人を粗末にする ....
涙が一粒ぽろり
最期まで看取りたかった
愛するものを引き離され
人の気持ちを無視された。

多くの人が悲しみ
多くの人が傷つく
また良い事あるよ!
お上には逆らえないからね。

神 ....
春の夜 なまあたたかいベージュ色の空気がよどんでいる
デパートの遥か上空では昨日死んだキャバクラ嬢が踊り
孤独な酔っ払いは朝まで電柱と死闘をくりひろげる
なにも輝いていないしすべては腐敗していく ....
陶芸家の身(うつわ)はどうだい

いく筋も、寄せてはかえす指のとおりをつくってやった、朽ちるろくろのうえで、あたたかな心拍はいちどだけ濡れる、断層つづきの、ぬめる泥の顔で、柄でもないおかえり、兵馬 ....
 だれとも一言もしゃべらない
 この日の
 この状況を客観的に
 死と捉えるのであれば
 きょう一日は
 死んでいたのも同然だったかもしれない

 めざめたら小人の国というのは映 ....
私の望むことは何も見えなかった
それは 夢の中なのだろう


言葉は何ひとつ私の口をついて出てこない
書きとめる詩に 終わりなどあるのだろうか


長い夢を見ていたのかもしれない
風 ....
あなたの家路に向かう最終電車は
今しがた発ってしまったのです

今の私にはもうあなたの元へ向かう術も
自分の家に帰る術も無い

一人でいる駅のホームは暗く寂しいところでした
空に浮かぶ月 ....
この不穏な砂上の王国
国は財を求め
木の精霊は逃げ出した
あまねく砂の絨毯は
緑をかき消す

兵士達の
サーベルが投げ出され
溜息の空砲が
空高く舞い上がる
跡継ぎの赤子が泣き叫ぶ ....
小さな種を
たくさん産みます
穢れた川の中で
震えながら
産み落とします

跳ね反った
光の空は
青いですか

失われた星の色は
私には
見えません

溶けた結晶で
でき ....
人の想いがみえないから
私は詩なんてわからない

風景の中に文字があり
はぁとがみしりと音をたて
言わなくちゃ
と走り出すから

とんと並べ
とんとん並べ
あいうえお
って脳が認 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
夜と同化してジム・プリマ...1*11/5/8 4:50
波打ち際で北村 守通211/5/8 2:56
yoshi011/5/8 2:31
どなたかいますか?subaru...5*11/5/8 2:02
虚言症番田 011/5/8 1:43
カラカラ茅野ゆき111/5/8 1:16
渇きについてmugi5*11/5/8 0:39
メトロノーム[group]草野春心611/5/8 0:18
Golden Egg 服部 剛311/5/7 23:59
太陽の花 211/5/7 23:53
集い電灯虫4*11/5/7 23:47
コードネームはカモメ草野大悟4*11/5/7 23:31
開けて閉める日常この不可解なものシホ.N311/5/7 23:07
ジャンピンジャッラッシッツァガスガースガーTAT2*11/5/7 22:51
精神病のブルースSEKAI ...2*11/5/7 22:31
愛読書について語る深水遊脚5*11/5/7 22:28
エタニティ小川 葉711/5/7 22:02
事件うんち4*11/5/7 21:12
めろんのかほりもずず211/5/7 19:53
ロック魂〜 I'm not a loser. 〜ペポパンプ4*11/5/7 19:11
貴方は言いました!5*11/5/7 19:10
懲罰4*11/5/7 19:10
ある春の夜にぎよ211/5/7 18:42
ぞうけい (ご利用は計画的に)乾 加津也9*11/5/7 18:31
非ガリバァー旅行記石川敬大9*11/5/7 18:04
空虚な日番田 011/5/7 17:13
最終電車只野亜峰411/5/7 17:00
砂上の王国subaru...1*11/5/7 17:00
つみwithin6*11/5/7 16:26
小さな行進朧月411/5/7 14:10

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