「水にならなければいけない、氷になるため、黒い液体の注がれた水槽に、地球は浮かんでいて、回転すると、ぬれた部分が夜になるから、ここで、産んでもいないのに死んでいて、生まれてもいないのに殺されていて、わ .... きみの投げた小石の波紋は小さい……のかも知れない

ぼくの発したひと声は
きみにとっては不可解……な言葉なのかも知れない

輝ける明日なんか来ない……のかも知れない

きみの涙はたったひ ....
遠くの岸辺を見つめていた
それが美しいと思って
そうやって この岸から かの岸へ
水辺の鳥にまたがって旅人となる

近くの岸辺を歩いていた
ここが息苦しいと思って
そうやって この岸から ....
今はね
ヒトノチカラを
信じてみようと思うの
これまでは違っていたけれど

そうしたら
変わると思うの
この空気の流れも

何かと一緒に
はるのあらしが
ふきあれている

まだなまえのない
そらがつちを

かみなりでおどし
かぜでまきあげても

いのちないものが
なおここに
  語り無し
    愛想無し
      希求無し

  まよいご
    ちっぽけ
      へたくそ

鍵の中に封じ込めたすべて
遠のいた視力では
なかなか捉え得なかったも ....
ブルー!
ブルー!
ブルー!

なんて見事な青一色なのかしら!!

最近では稀なほど

こういう時は
お外に出たくなるわね

何も考えないで
人目も気にせず
走り回ったりなん ....
宵の頃から明け方まで
天の雪が静かに降りて
町ぜんたいが真っ白な
画布(カンバス)でおおわれる

朝になれば
小さな者たちが
家々から画布の上へと
皆いでて 息を吐き
それぞれの絵を ....
手を伸ばしても届かないって識っているからさ

ちょっとだけ黙っててくんない?


頭も良くないし、
難しいことから逃げんの得意だけどさ

とりあえず諦め悪いんだよね


手を伸ば ....
(ひとりぼっちがいいね
)と呟いたのは 星に煌めくみち潮が月に帰るころだった 。
先の見えないまま
夢を頼りに口ずさんでいた。

(今日も夜がさびしいね
)と呟くのは 陽を浴びて ....
虹の向こうがわのことを考えていた
蜂蜜を舐めながら歩く彼のことを
いぶかしげに眺めている
そんな自分も
周りからみれば奇異な存在なのだろう

滑り台から流れ落ちていく雨
水たまりを作らず ....
{画像=110509021539.jpg}


初夏の夜
二人公園で夜空を見上げていた
静かに揺れるブランコに二人
並んで座り
揺らしていた


暗い花壇では朱いコスモスが
強い ....
  空色の
  ポリバケツに
  堆積する



  首を
  寝違えた詩人の
  寝違えた詩



  綺麗で
  あくまで綺麗で
  読む気がしないほど綺麗だっ ....
週末、
普通預金から、5万5千円おろして、
土曜日にひとり、
日曜日にひとり、
可愛かった、お気に入りのデリの子を、
部屋に呼ぼうかと、さんざん思いつめたけれど、
水曜日に彼女ができた ....
小さな山みたい
すそ広がりのひと
わらってもその裏になにかが
ありそうな気がする

あなたの背中から
いろんな匂いがします
いい天気でも悪い天気でも
太陽が背景です

汗がひたいに ....
きみが ふふふ って {ルビ微笑う=わらう} {ルビ微笑う=わらう} {ルビ微笑う=わらう}

空から降る 金平糖みたい

あはは あはは って 笑う 笑う 笑う

綿菓子がね ほらほら
 ....
五月の空といいながら
空はどんより鈍色で
雲と空の境は淡く
地平線は黄砂に吹かれ
やはり視界の球体の内部
己の認識世界の端と端が
すべて曖昧な灰色グラデーション

その球体の中を
て ....
わたし、好きだった あなたのことが

今でも好きよ あなたのこと


でも、あなたはいつまでも夢を追いかける人だから

恋に興味がないのね そんなところが好きになっちゃったんだから 
 ....
じわじわと
紫紺のまどろみを
勿体つけるように
愉しみながら

じりじりと
虹の軌道を
滑らかに
辿り続け

私はというと
ぴうぴうと
加速された
強風を心配しつつも
 ....
やさしくありたい
でもやさしさって何
あなたのやさしさは十年前の私には届かなかった

星の光のように
遠くからやっと届いたんだ
今そのぬくもりをゆっくり吸い込んだ

もう愛の押し付けは ....
 
 
Spring has come.
バネがやってきました
おつかまりください、つり革や手すりに
急停車をすることがあります
電車は事故防止のためにです
このまま直進五十メートル右折 ....
{引用=
音源:http://www.myspace.com/slymelogue


女の子がもっている
世界にひとつのキャンディを
王様がほしがって
女の子をつかまえた

{引 ....
{引用=
音源:http://www.myspace.com/slymelogue


モンスター モンスター

どこからともなく 聞こえる足音
出てきたやってきた あいつはモンスター ....
朝、起きて
曇りの空だったので
犬の散歩に行くか行くまいか
考えていました

一日中ずっと考えていたので
いつの間にか雨が降っていて
ああ、降りだす前に
行っておけばよかったと思いまし ....
悲しみで目から零れ落ちた
涙のしずくが
咲き誇る桜の花びらにも似た
きみの笑顔に生まれ変わるなら
ぼくはこれからも
きみを笑わせ続けようと思う
胸に矜持をしっかりと抱いて
喜びが
駆け出していった方向を
振り返る

用心深く植えつけた
日々の暮らしが
そよいでいる

怒りが
駆け出していった方向を
振り返る

自分の窪みに貼りつけた
絆創膏 ....
希望の朝に涙しています
乗り遅れた電車は戻ってこない
ホームに残る人の色は
薄青いから寒そうです

許されないから涙しています
太陽がまだまだしろいから
あわい光りに誘われて
花の呼吸 ....
山の葉は
その緑の濃さを増し
空は透き通るような青
生肉を求め彷徨う姿は
あの白い雲のよう
とある五月の休日

もし今生肉を食べるなら
それは命がけ
かるく表面をトリミングしないとね ....
死んでみたいな 
海を泳ぐように 空を飛ぶように
魚になって 鳥になって

だけどさ
 だけどね
  私は人だから
   背中に翼も無いし
     鰭も無かったんだ

死んでみた ....
夜と同化して
身体はだんだん透明になる
身体が透明になるにつれて
意識が広がってゆく
五月の夜の世界に広がってゆく
魂の内側で明滅する光
それにつれて魂の外側で
それに呼応するように
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
水サイド魚屋スイソ10*11/5/9 6:02
プロローグきりえしふみ211/5/9 1:38
この岸 かの岸subaru...7*11/5/9 0:50
ヒトノチカラ御笠川マコト611/5/8 22:38
春の嵐小川 葉311/5/8 22:35
喩え理来311/5/8 22:19
明日は晴れるかな酸素の枷011/5/8 22:06
カンバス佐倉 潮111/5/8 21:32
RUN!!涼深511/5/8 21:10
スーちゃんアラガイs3*11/5/8 21:01
青くない空の眺め方3*11/5/8 20:46
白いブランコの夜に / 暗闇に光るコスモスbeebee12+*11/5/8 18:59
捨てられた詩[group]草野春心13*11/5/8 18:35
夕暮れのことはだいろ411/5/8 17:58
ははおやの山朧月711/5/8 16:44
おひさまそらの とこ5*11/5/8 16:28
球体の内部……とある蛙611/5/8 15:33
1番くろきた111/5/8 15:17
立夏Honest...5*11/5/8 13:50
やさしさを贈りたいれもん6*11/5/8 12:51
Spring has come.たもつ711/5/8 11:49
キャンディと王様にゃんしー111/5/8 11:29
モンスター111/5/8 11:26
考えすぎの日々小原あき6*11/5/8 11:15
ピエロ寒雪311/5/8 11:07
喜怒哀楽nonya17*11/5/8 10:05
嘘つきの庭朧月311/5/8 7:34
かるく表面トリミング   唄:ママモパパモクダス[group]花形新次1*11/5/8 6:59
死んでみたいなAKiHiC...111/5/8 4:57
夜と同化してジム・プリマ...1*11/5/8 4:50

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