mind heaven
長い永い旅を終えて へとへとに疲れたあなたが
最後にたどり着いたのは 生まれた日のような
優しい光の場所 最初に流した涙の跡に
新しい涙がこぼれ落ちて また動き出す ....
良かった とたくさん書いてある手紙
挫折した私にあてた 亡き先生の言葉
都会の勤めを一年で辞め地元に再就職した
仕事を覚えたての私に
あなたの事だから きっと会社の利益になる
早く決 ....
むかし 見たことが
あるかも しれない
いちご と 練乳
甘やかされた記憶はないけど・・・
足も胸もうすっぺらで
淡い日々をすごしてた
スプーンの背で
つぶされち ....
やらなきゃなあ。
携帯のメール、返さなきゃ
メールの相手に嫌われる。
その前にベッドから抜け出そう。
やらなきゃなあ。
図書館の本返さなきゃ
催促の電話がくるぞ ....
小さな謎がとける
氷の塊は
とろけたとたんに
別のモノになりすまして
心の
わだかまり
は 塊とは違うモノかしらん
ストローでつっつきながら/液体の中の氷を
暑い暑いという ....
目を開ければ猛暑の様に
温いものばかりが私に入り込んでくる
地下鉄の線路に立つけれどアナウンスは同じ事ばかり
『黄色い線の内側に立って下さい。貴女の脳ミソは異常です。』
私 ....
ええやないか
傷つかないように生きたって
なるべくずるがしこくやろうや
どうやったって
ボロボロにはなるんやから
甘い菓子の話
アンタが好きか嫌いか知らないが
俺の好きな ....
つまらないことをしては 美しさを忘れ
また置き去りにしている 奇跡のとき
どこまでも追いつけない 船にふたりは
のっているのか それとも ひとり小舟で
沖にゆれる 鐘の音も届かない 隔たり
....
私の顔は腫れ上がり
鏡の中に血まみれの女が泣いて居りました
一体何が悲しいのかも分からずに
とめどなく流れ落ちる雫
強くない心は
一つの願いを棄てて居りました
腹の中で息衝くイ ....
これを読む頃に 貴方は
遥か 遠くにいるのだろうね
想いは ありがとう
想いは ‥イキテ
ありったけの心 ヲ
届かない 願い ヲ
貴方 ....
飛べるはず飛べるはず
どんどん高くなっていった
ハードル
歓声に手を上げて応える
そんな自分に酔っていた
いつまでも応えられるはずもなく
歓声は小さくまばらになっていき
今は ....
見つめ合うこともなく
言葉を交わし合うこともなく
唯体温を感じる距離で
お互いを認識している
肌が触れ合うことに
どんな意味があるのか
きっと答えは無いのだろう
そこに在るというだけ ....
散らばった机と椅子。
教師の言葉は右から左。
民の言葉も右から左。
エライ人たちが繰り返す、繰り返す、
ちぐはぐ世直し論。
ああ、あの宮殿は学校かい?
学級 ....
例えば、同じ花を見て
同じ思いを抱くこと
例えば、ある歌を聞き
同じ感情になること
そして
当たり前のことを
当たり前に受け入れること
....
どうでもいいじゃないか
雨が降っても 風が止んでも
君には関係ないじゃないか
君はエアコンで守られてる
どうでもいいじゃないか
外で戦争が起こっても
君には関係ないじゃないか
君は家 ....
5月の朝
空に光は形を成し
僕は空を歩く
足跡は新緑の木々に
萌え初めた木の葉に
閉ざされた瞼のような、そのそよぎに
色を変え、心を留め
未来を孕まず
輝く朝の
今を握りしめ ....
要するに
しっぽ
なんだと思う
ブロック塀を
渡る猫が
しっぽ
ぴん、と
アンテナ立てて
バランスをとる
そろりそろり
それでいて
悠然として
しっぽ
うっかり落 ....
いろいろあるけど
朝にはドーナツ
わたしの彼は
筋金入りのミルク入り
*こんさい
想像に難くない範囲で
丸々としていく姿に見とれる
絡まったり
時に、何かに潤されたりしながら
どこかの食卓に並ぶ
あんまり嫌われることもないから
それ ....
{引用=
「社会人とは」
「大人とは」
}
それは幼いころの夢だった
それは、つよい、ものだった
それは
{引用=
「SEX」
「化粧」
「男」
}
何を言 ....
例えば上野で乗り換えたとき、目黒あたりまで行くのに山手線で外回りにするか、内回りにするか非常に悩むところである。新宿方面に向かう客層と御徒町などに行く客層は少し違っていて、新宿や池袋はとても賑やか ....
「ああ、やんなっちゃうな」
ある日クラウディは早く着いた塾の窓辺で空を見上げて呟いている
こうやってボウッとしてる間にも着実に迫るそれが虹試験なのだ
そこにどこからともなくぬぼっと現れる紳士
....
公園に暮らす薄汚れたおじさんは
低い木の上にあるベッドで眠る
段ボールや衣類で組み立てた防壁
雨の日にはブルーシートの屋根を敷いて
公園に暮らす薄汚れたおじさんは
一日中ぼんや ....
炊飯ジャー君のタイマーが生き絶えた。
正確に言えば電池切れだ。
そう、あれから5年経った
ウルトラマンだったら速攻で、M78星雲に帰ってるはず。
{引用=あ、まだまだ生きてるよ!}
....
プラスチックに入れられた 三個のタイヤキ。
自転車で しゃかしゃか走るのに一所懸命で
折り重なって 上蓋を圧迫ぎみの危険に気を配れない。
赤くて細い 一本の輪ゴムに運命を託す。
....
お客様 忘れ物でございます。
振り返ると 拗ねた私が席に座っていた。
すいません ありがとうございます。
お礼をいい 私の手を引く。
夕方 電車に乗る。
空いている座席がなかったので ....
足跡を確認します
見慣れない足跡はシカトして
友達の友達マークは確認します
あと君の足跡が
あぁないなーってしゅんとします
不思議
足跡があるだけで
こころが ....
樹と水と夜
波の下の島
森のはざまの道
しじま 明るく
緑の行く末
曇は曇を視る
すぎる狼煙
高く細い声
丸い角が沈み
翳りのなか浮かび
遠い縦 ....
今日もまた
結婚式の終わりを通りすぎた
積み上げたものが崩れぬよう
扉を閉じる
からだのあちこちにある
うなじが熱い
今 ....
眼球の
血管ばかり追っている
あきらめのかたちをかたちに
廻しながら
2914 2915 2916 2917 2918 2919 2920 2921 2922 2923 2924 2925 2926 2927 2928 2929 2930 2931 2932 2933 2934 2935 2936 2937 2938 2939 2940 2941 2942 2943 2944 2945 2946 2947 2948 2949 2950 2951 2952 2953 2954
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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