夕暮れの公園で牛が一頭
シーソーに座っている
反対側にトンボがとまる
牛は少し腰を浮かせる
トンボは驚いて
飛び去って行った
しばらくして
男の人がやってくる
牛は腰を浮か ....
君のところに行く理由は
君が思っているほど
ロマンティックなもんじゃない

この際ロマンティックかどうかは関係ないんだよ!

なんてことは言わないよ
君が思っている以上に
僕はロマンテ ....
あれから、
彼女に、会っていないのは、
土曜日は、用事があるらしかったから、
落語に行って来なよ、と言われて、
ぼくは大手町の落語会へ行ってきた。
きのう、
電話をしたのに、
つながらず ....
  唄うもの
  唄われるもの
  輪をなし
  浮かんでいるだけの
  此処



  犬の夢
  維管束の音
  電子たちの
  青い鬱



  在れ
  ....
{引用=




さみしい 砂浜

月光に 横たえて
浮かび上がる
やわらかな肢体






(とてもキレイな
 、ひと。)



呼吸が、
止まるほど
 ....
箍を外すとほうていがへいていしましたが霊気でぬれそぼりました
、箍を外すとらららん星団がシャチのあいだをながれていきまし
た、箍を外すとすでにありづかの収益構造ができあがっていま
した、箍を外す ....
アツクなりきれない太陽も
そろそろ落ち着いて
そんなわけだから戻っても
もういいんじゃないかな

どきどき ばんばん 暴れ出し
駈け出してきたんだろ
吐き出す息も敵にみえて
苦しかった ....
川の流れは清冽
岩に激突した飛沫の中
一服の涼を見るが

飛翔する山鳥
容姿は狡猾で
空腹を満たそうと
水中の魚群を窺う

山猫もまた、
山鳥を捕獲しようと
首擡(もた)げ見上げ ....
その

ながい煙突は

をんなのまるい腕のやうで

その

やはらかい踊場は

灰色の砂糖のやうだった



あたしは

去年の今ごろも

この路をひとりでとおっ ....
窓があいたままの部屋で
カーテンがゆらゆらゆれる

おいでといっているのか
ただ踊っているのか

ときおり風がやんで
動かなくなったりして
さみしくなりそうになって
また踊りだすカー ....
毎夜繰り返されるセルフジャッジ

判決はいつも有罪

「お前を風葬の刑に処す」

必死にあがいてきた炎

風ノ前ノ塵ニ同ジ



意味付けがしたいんだって

確固たる何かを ....
    夢をみることが夢なのです
    たとえそれが悪夢としても

    夢を見たい・・・・・・

時計がはじめて夢をみた

    乱らに針を動かして
    狂ったわたしを刻み ....
何処かで聞いた話がまた転がり込む
人々が空に投げた夢は 誰かの夢でもある
誰も彼もが同じ夢を見る 少し違う色の 同じ夢

未来も過去も 
繰り返し 練り返す
琢磨していく遺伝子が残す物語は ....
あなたをめがけて伸びたさらのづちは
結局一日も聴こえなかった
しょうがいしゃ しょうはいしゃ
氷のなかで息の着くこきゅう
なにがほしいの

つぶれて
私の心は 青いのみ
光を浴びながら踊りながら
瞼の中に沈め落とす
私の耳は 広いだけ
雨を塗りながら浴びながら
回って回っておどっる
金曜日の夜 明日を気にせず
ゆったりと酒をたしなめる
行灯の油をナメる猫のようにチビチビと

そうしているうちに
賑やかな御一行様が隣の円卓につく
偉そうにしてるのが多分 将軍だろう

 ....
☆最初の女の子

こくりと喉を鳴らして
彼女はそれを飲んでしまった
喉に引っかかるのか
小さな咳を繰り返しして
それからにっこりと微笑んで見せた

「おいしくはないよ、おいしくはないけ ....
久しぶり
みんな元気してた
またさ
また
黄金の山を越えた所で
宵越しに集まって
まったり
ゆっくり騒ごうよ


お前が生きているんだから
こっちは元気に決まっている
きっと
 ....
なけなしのお金をはたいて
選挙権を買った
一番かわいいと思う女の子に
一票を投じた

結果発表はテレビ放映された
もちろん かじりついた
名前を書いた女の子が
トップで当 ....
わたしらがきっと
世界で最後の人間やわね
わたしらはもう
子どももこさえへんし
セックスすることもあらへん
だからわたしらがきっと
世界で最後になるんやね

わたしはときどき思うん
 ....
夜がすき
真っ暗でも
えい と空を切り裂けばきっと
星も月も
むこうのページだってきっとある
そう信じているから

眠っている間に
くるる くるる まわる地球
いやなこと
悪いこと ....
本当の自分はどこに行ったのか

本当の自分はどこかでせかせかと
誰かの影になって畑仕事をしているのか

だから本当の自分は 
麦わら帽をかぶっているのだ

本当の自分の上に ....
ふたりは密着している。お互いの鼓動が伝わりそうなほどに密着している。あいにく外では雨が降っていて、そんな微かな音は聞こえない。だからふたりはくっつきあっていることに気付いていない。どちらか一方は低体温 .... 指先を動かせば
共に動く。
指先十本で
繋がる糸。
受け継いでからの
この物理的な絆が私の頼り。


ランドセルを担いで一緒に歩いた。
小石をよけるには 
片足を上げて
歩を進ま ....
あの日あなたは
この世からこぼれてしまって

涙が止まらないのはなぜだろう
瞳があって
涙腺があって
涙がこぼれて
そのことと悲しみにどんな関係があるんだろう


あの夜
寒い ....
低気圧の接近、
する唇から
漏れる苦い言葉
水へと沈み
二度と浮上しない深海の
珍しい魚になる
従兄は輪転機を回し
僕らの指紋を
大量印刷している
これでも昔はお医者さんだったんだよ ....
スライドする「時」にも
    リボルブする「空」にも
おかまいなく アベニューの
しらはえに欣喜乱舞する 子雀たち
それは
   (余命を知ってか知らずか)
血の意図を発露するに真剣な
 ....
泣きながら
走る
泣きながら
追いかける
泣きながら
勉強する
泣きながら
唄う
泣きながら
読む
泣きながら
寝る

すべては
貴方の存在を想ってから
泣きながら

 ....
自然と
入ってくる
心地よさ

あなたは
いつも
私の中に入ってきて

夢や
哀しみや
怒りや
喜びや

多くの
多くの
そう
数えきれない程の

私の
感情を
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
夕暮れシーソーたもつ911/6/11 22:00
2099年花形新次111/6/11 20:08
会えない女はだいろ511/6/11 19:51
芝生[group]草野春心411/6/11 18:24
空遊海月村上 和411/6/11 17:15
モニュメント・エックス (生体反応の設計)乾 加津也22*11/6/11 16:12
夕焼けをむかえに朧月511/6/11 16:10
上流……とある蛙11*11/6/11 13:47
すてきな建築甲斐マイク5*11/6/11 12:28
カーテンダンス朧月011/6/11 11:41
風ノ前ノ塵ニ同ジ岬かおり211/6/11 10:46
時計の夢日紫由011/6/11 10:05
空に浮かぶ海大祐011/6/11 7:16
何度も髪の毛が十二支蝶011/6/11 3:01
011/6/11 2:53
爆弾011/6/11 2:48
将軍[group]subaru...4*11/6/11 2:30
飲み込めない話山田せばすち...0+11/6/11 1:52
私信秋也211/6/11 0:00
総選挙yumeky...2*11/6/10 23:45
最後の二人なかがわひろ...011/6/10 23:35
おやすみなさい朧月211/6/10 23:25
本当の自分八男(はちお...111/6/10 23:06
共依存マフラーマン2*11/6/10 22:25
私たち電灯虫6*11/6/10 22:22
永遠真山義一郎1611/6/10 22:02
幸せの輪転機たもつ111/6/10 21:40
眼のない猫(九)信天翁111/6/10 21:11
シリウスをやきつけて佐和111/6/10 20:38
りり1*11/6/10 20:25

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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