明日になれば できてる
明日になれば 上手くいく
明日になれば 解決してる
明日になれば 忘れてる
全て他人任せ
自分では 何も出来ない
....
どうしをつくろうと
ことばを創造、しようと
そのやりかたを
紹介、して、しまおう
めいしにするを添える、だけ
創造、する、だけ
紹介、する、だけ
どうし、する、だけ
どうする、だけ
....
チタンセラミックの滑車に任せて
苔むす老婆が
蜂の巣の火に舞い踊る
弾けるカロリーに注意せよ
痙攣は
靴の爪先から
凍結したシャッターへと伸びる
湿気ったパレードの凱旋歌
青磁色の ....
はやぶさ
ひとりぼっちだった それでも泣かなかった僕のこと
誰か褒めてくれるかな 本当はすごく怖かった
失敗しないように 完璧さばかりを求められて
弱音すら吐けなかった 希望だの何だの呼ば ....
カーテンの隙間から
漏れる、鉄状のもの
汗や痛みなどの
混濁した
私たちの怒り、は
私たちの表情、は
私たちの時代、は
数回の瞬きのために
無意味なものに
分類され ....
タイヤのような女が魚を孕む季節、虫取り網の中の蛾は踏切の重みに耐え切れず溺死する、太陽の中には恐るべき水族館があり毎日午前零時になると気の狂った天使が紫外線のオブジェを展示する、私は入場料を支払わなけ ....
余計な話ばかり
聞いて
喋って、
つかれてしまったよ
関係ない
関係ない
椅子と
ブランケットをたのむよ
飲みものはいい
....
人は人を変えられない
私を変えようとして
あなたのとった行動は、私の変化にかかわらず
私だけのものになる
あなたの仕草が、あなたを離れて現象になり
誰かのなかで弾かれて溶けていくように
....
祖先の祟りが身体の中で眠っている。彼らを眠らせるために薬を飲み、その副作用で唾液を口に溜め込みながら、草原のなかに立たされている。草原はホテルの隙間に現れる、古い虚構の中に置かれた、アメリカの地雷 ....
はじめての火曜日は暖かかった
種火を大事に扱った
最後の水曜日は冬だった
空っぽの雪室に手紙を入れた
月曜日が好きだった
きみに会えるのが嬉しかった
木曜日は雨だった
傘をさして森を散歩 ....
どうして気がつかなかったんだろう
わたしたちはおなじものじゃなかったのに
溶けるほどちかくにいたのに
なんで気がつかなかったんだろう
それが恋なら
わたしがあなたじゃないことくらい
....
河原の
やさしい石
触ったら
さらさら
河原の
ちいさい石
拾ったら
すべすべ
河原の
しろい石
包んだら
すやすや
河原の
まんまるい石
ぶつけたら
からわ ....
―舗装されたばかりのアスファルトの上を(ぴょんぴょん)ぴょんぴょんと、いまは渡りたくないカエル。
どろどろの沼地を歩いてゆくそこは田んぼだと/知らなかった /
感触はずっぽり、あれ(〜ぬるぬる ....
ヒトラーと日本の首相を
入れ替えたって
気づかないぐらいの
危機感の僕らは
トータス松本が実験4号を歌ったって
いい歌だねって笑って済ませてる
代えのないものなんて無いよ、君だ ....
標高二六〇〇のティエンブー
幸せの街、幸せの国
グロスナショナルハッピネス
GNHが世界一
何が幸せの基準なのか
GDPは156番目
民主主義には程遠い
民族衣装の着用義務
何をす ....
雀たちの会議を
傍聴しているカラス
雨の参入で流れて解散
どこいくの?
私は濡れて
またお留守番
モニターに映っている
ものいわぬ数字と
クジラが泳いでる
緑の断崖に大渦が見えた
私ははやく海に入りたくて
恥ずかしがってパーカーを脱がない
彼女のまわりで踊ってた
汗と潮の飛沫が乾いて
キラキラ落ちていく
戻ってこられないく ....
雨の日は おうち遊び
メールを待ちわびて
ひとり遊び
鍋に牛乳を注ぎ
砂糖を適当に入れて
冷えた状態で
とりあえず木ヘラでかき混ぜる。
鍋底はザラザラし
固体の砂糖をすり潰してるようで
なんか悪い気がしてくる。
ザラザラ感が薄まって ....
16時から仕事のきみには
10時半は夜中の3時
まばらな髭と
からまるシーツ
ぜんぜん正しくない場所で
持たない同士で
持ち寄らず
なんにも奪わず
抱き合った
夜がくるの ....
今日が終わる前に
きっと逃がしてあげる
飼い殺した卵も
腐った根っこも
もう気にしなくていいんだよ
わたしが逃がしてあげるから
見えない遠くまで走って行ってね
いつも
....
泣きそうな夜に限って詩が書けない
....
はじまりの曜日に
いろいろなはじまりがあり
それに疲れたあなたと
お茶を飲むそんな夜
言葉がなにも
生まないことに憂いたあなたは
お茶に浮かべる
昨日からの想い
知らぬ顔で飲み ....
へやのそうじをすると
どうしても過去と決別しなければ
綺麗にはならない
空白を求めて
すきまとすきまのすきまを
すいすいと箒をおどらせ
過去の塵をはいていく
ほこりはずばり過去そのもので ....
ブラックコーヒーもタブレットも
静かな苦み、それこそ初めての煙草の味を
忠実に私に思い起こさせるのに
桜の約束も果たせなかった今年や
蟻の蠢く夏の照りつける道路や
そういう風景は い ....
{引用=
ゆるせないものたちの
正しい呼び方を
毛布に{ルビ包=くる}んで
抱いて眠る
おやすみ、
受話器の向こうの
どこか分かりえない場 ....
ドリップしたコーヒーを
疲れた体に
一気に流し込む
深煎りの
深みのある味で
コクがある。
仲直りや
喧嘩や
失恋や
色々ある。
活躍している。
飛躍している。
勉 ....
20離れていると
いろいろと
あれで
ヘイ、ポコチン
あんまり悪く考えないで
皮かむりなんてことは
気にしないでいいからさ
もっと良くなろうよ
彼女が君を受け入れてくれることを想像してごらん
ほら、どんどん良くなっていくだろう ....
空地で少年たちが野球をしていた
打球は大きな弧を描き
空のどこかへと消えて
二度と戻ってくることはなかった
家に帰るとリビングの隅に
ボールが転がっていた
返さなければ、と思い ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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