ヒトには
ふたつの種が存在する事を知った
無茶が出来るヒト
無茶が出来ないヒト

俺は
自分が無茶が出来ないヒトたることを
毎朝のように嘆き
この歳になって
後悔する ....
はしりだす
君の姿を目で追う
ぼくのみみを
覆っている伸びすぎた髪が
ひかりよりもはやく
トラックを巡る
しなやかでかろやかな
筋肉の結び合う
きみのかたちになる

きみのかたちに ....
伸びかけのあなたの髪に指を通して
これ以上の幸せはないと思った。
絶対にないと思った。
しらべ しらべ
まわり めぐりて
メビウスの知恵の輪ぐるぐるり

二丁目の角を曲がって十字路を右に行った先の小綺麗な喫茶店の階段を登っていったら
あの子が笑いながらぼくにウィンクをしていつ ....
あの人と、付き合いだしてから、
運が、上がったか、
下がったかといえば、
元々がひどかったため、
けっして下がったわけではないのだけれど、
やっぱり、上がったわけでもない。

今日も ....
 
 
車が停まっていた
昨日停まっていた車とは
色も形も違っていた
昨日は駅前に停まっていたのに
今日は公園の近くに停まっていた
乗っている人の容姿も性別も
まったく異なっていた
 ....
 .... さかしま に
決壊した真昼の 
いっさいの裂け目に 
わたしたちの、崩落した
白い希み
が、滴り 
直立した灰、の
凪いで 碧さ
のきみは 等しく 
舗道に轢かれて
いる

* ....

高く
立ち昇る

この間は
楽しかったよ
おみやげ
喜んでくれて
本当に嬉しかった


半ば
薄れゆく

母さんから
あのネックレス
少し前に貰ったんだ
つけて ....
何もない夏休みが始まる
何も起こらないし
学校ももう辞めちまった
僕はニート この世の敗残者
家で一人で音楽造っている
外からは蝉の鳴き声が聞こえる
何もない夏休みが始まる
僕はニート  ....
青いカラスがスパンコールをふりまく正午
哲学的な墓標がひとつかき消される
なにものも振り向かない
なにものも帰らない
卵殻めいた夜の翼を遥か彼方に望み
ガラスの帆船は破壊される
量子論的な ....
  馬鹿と呼ばれて
  夫は酒瓶を叩きつけ
  妻はヒステリックに叫んだ



  馬鹿と呼ばれて
  有名人は会見を開き
  一般人は参考書を買いに走った



   ....
遠い昔の縄文の
汚物の塚を保存する
歴史保存の尊さか
ヒマラヤ杉に隠された
世界規模の気候変動
遮光土器は本当に
差し込む闇が横一線



土塊(つちくれ)の中から捻り(ひねり)出 ....
咲いてた 道のすみっこで

少しだけ みれた

ひまわり 笑っていた





わたしを わらっていた





夏がきてるよ 何してんのって

ひまわ ....
空白にかえっていた
天使のことばが
一文字が
けむりがしみる、瞼を
とじると、裏側に
引っついていた
教会にいく日曜日に
父さんからくすねて
おいた煙草に火をつけた
「ぼくはあな ....
いつかのビデオカセットテープを
君が夢で見ていた

くだらないたわいない歌を
酔っ払って陽気になった
調子っぱずれで
何これ?ww
何言ってんのかわかんねえww
おまえ、よだれwwww ....
空の横顔を
私たちはながめている

空はいそいでいるから
いつだって横顔

髪がさらさら雲になり
息がたなびく風になり
通りすぎたあとは
しっとりと夜になる

なにも言わぬ横顔の ....
133メートルの高さから毎秒1トンの水が落下する那智の滝。その天水が流れ込む海のあたりに温泉がある。
太平洋に向かって大きな口を開けた洞窟の風呂。忘帰洞という名前がついている。
目の前の岩礁で砕け ....
ホッチキスでそこかしこ、ぜんぶ
とめてしまって
空気穴だけ用意して
わたしの世界はありました

かまきりのたまごをみつけたんです
虫が嫌いなので水に沈めて
そうしてたまごは全滅してし ....
いつも生きていると
私は… 言葉もなく
ああ 良かった… 生まれてきて
そんなふうに… 私は 何故か
ぼんやりと そう思える
感謝や感動を感じる涙を、
僕は君にあげてるだろうか。

謝罪や恐怖を感じさせてる涙を、
僕は本当は見たくないんだ。

だけど、君はそっと涙を流すんだ。
僕に気付かれないように。

あ ....
ややもすれば返り血を浴びていた。返り血といったって、別段ぶっそうな話じゃなくて、たった今僕の目の前で弟が鼻血を出したのだ。鼻血にしてはなかなか見事なもので、僕の後ろの真っ白な壁が真っ赤に染まった。危う .... 減光の刹那から始まる気狂いをなだめる為の契約が必要、ショット・ガンが脳漿を撒き散らす幻想、不精の爪で肌を掻いて俺の身体は赤線だらけ、叫びを選択しない衝動は、そう、綿雪のように静 .... ウォーターがスライドする
くねくねした勢いを拝借して
水が滴る只の男は
彼女のビキニごと
たわわな胸に飛び込めば、
たわわんとキャッチで
ヘルプしてもらう。
鯉に恋して滝を昇り
勢い竜 ....
教会にいく日曜日まで
まだ何日間かあった朝に
ぼくはゆびさきにひとつ
ひとつ、あなたに纏わる
ことばをつけて
黒目の上にのせていた
瞼の裏側に一文字だけ
引っついて、痛がゆく
なっ ....
 七月     

プルトニウムの夏
音の無い朝
人の無い街を
私が歩いているのだとすれば
青い大気の海底を
もはや足に濃い影伴れて

日輪は黄金の鏡を向けて
絶対無関心の触手をば ....
1.

己れ、にだけ
忠実であろうとした女の
左腕は今朝 彼等の海へと
絡みついたままもげ 
その、断面からは黒く冷たい
叫びごえが鳴って
ロスタイムの合図とする

2.

 ....
考えすぎない
なんてできない

考えきる
こともできない

風みたいに
自由になりたい
なんて思ってるくせに
臆病者

風は
よく思われたい
なんて思ってない

見つめす ....
大きな石がゴロン
鹿威しの音
お茶でもどうですか?
カランと氷の音

学生が通る
8月までいるそうだ
やる気満々
若くていいね

隣の家の笑い声
風鈴の音
おじいちゃん家の
 ....
はらり ふらり と風の中をわいだめもなく歩きさまよいながら うんとこしょ とおもい腰を上げて 明日まで生き延びようと力をいれた
先はみえないほうがいい ましてや未来なんて
夢をみるのはいい
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
無茶が出来ないヒトが叫ぶ御笠川マコト111/7/6 23:33
瀬崎 虎彦111/7/6 23:05
7日こきたきせ311/7/6 22:41
螺旋たそがれ龍生311/7/6 21:51
さげまんはだいろ511/7/6 21:15
模範回答たもつ111/7/6 21:08
スペシャル・ナイトTAT211/7/6 21:04
海へとDNA211/7/6 20:53
りり1*11/7/6 19:58
敗残者 yamada...211/7/6 19:26
自動記述ぎよ111/7/6 18:19
馬鹿と呼ばれて草野春心1*11/7/6 18:18
土塊(つちくれ)ー縄文3ー[group]……とある蛙911/7/6 14:01
ひまわりポー3*11/7/6 13:39
反転ズー3*11/7/6 13:20
真坂木3*11/7/6 11:07
空の横顔朧月111/7/6 9:50
帰るところを忘れてyo-yo3*11/7/6 5:50
たまごc311/7/6 4:53
人間の一人番田 111/7/6 2:42
あたたかい涙。狠志111/7/6 1:32
散文詩_110620.txtもしゅ111/7/6 1:27
愚劣な牙のトランジスタホロウ・シカ...2*11/7/6 0:33
ナツ男電灯虫311/7/6 0:23
空白にかえるズー3*11/7/6 0:12
1敗1勝salco5*11/7/5 23:12
ロスタイムDNA311/7/5 22:41
はにかんだ風朧月211/7/5 22:37
のんびりまったりペポパンプ4*11/7/5 21:06
風の中たそがれ龍生011/7/5 20:33

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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