白っぽい水いろの空に

うぐいすの歌声が聞こえます

どこで鳴いているのでしょう

炎天のぼおっとした意識に

うぐいすの歌声が聞こえます


声変わりまえの

無垢のいのち ....
                 110716


ギと鳴く虫か
やりかけの画像が
ぎごちなく
振り出しに戻ると
好くない知らせが
虫の息で横たわっている
凡人には感じられない
寂 ....
<種類別> アイスクリーム(自称)
<体脂肪> 22.0 %以上
<内臓脂肪> そこそこ
<原材料名>
  怠惰、臆病、猫背、妄想、未練
  安定剤(貧乏ゆすり)、乳化剤(溜息)
   ....
  母親が
  朝食を作る途中で氷になっていた
  フライパンと
  目玉焼と
  五十二歳の痩せた体が
  透明なものでひとつに包まれていた



  トイレの戸を開けると ....
ピリピリとした緊張感
ジリジリとした外気圧
タラタラと落ちる
粘度の高い汗
ズブズブ沈み込む
液状化したアスファルト
ユラユラと揺らめく
水蒸気の先の遠景は
妖怪の吐く息 蜃気楼
 ....
こんにちは
ウンコちゃん
私がママよ

こうんちは(ウンコだけに〜?!)
ウンコちゃん
あなたのフォルム
その威圧感
まろやかなニオイ
はじめまして
私がママよ
お願い
ウンコ ....
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ではない 言語の 視覚と聴覚 行き

走る ド ミ ソ 木を割ったように

暁の方向へ 触れながら 寄せては返す波

九字 在 でやっと  ....
映画館で私は単なる映写幕にすぎない
光と影は私の皮膚の上を交互に駆けめぐり
さまざまな色彩で躰じゅうをなめまわす 
しかしそのことによって陶酔することはない 
なぜなら光の舌先は皮膚にのみとど ....
雨は ぴーちゃんに 変えるぴーちゃんは 水に
水は からだに
からだは 木陰に 変える


ぼくは わたしに 変える
わたしは あなたに
あなたは きみに
きみは sheに変え ....
朝の熱を秤に載せ
水滴る夏の毛髪は
細い細い軌道を玄関に垂らし
陶器の騎士達は密かに出発する
天馬の透明な足跡である点々を
裸形の女の首筋にかすかに残して
朝露のさわやかな音のする火山灰に ....
未曽有の災厄のせいで

全ては灰燼に帰した

荒廃に阻まれて

再生までは長い道程が必要だろう

しかし

僕には一縷の希望が見える

新しくやり直すことが出来るんだ

 ....
夕闇の商店街は青かった

結局ぼくだけが好きな色だった

青い風景に外灯が白かった

夜の外灯よりもそれは美しかった
智恵子は、東京には空がないという。

でも東京には、スカイがあるではありませんか。
あの光るのが隅田川。
あの高みで、空を指さしているのが東京スカイツリー。

ここは、あなたの生れたふるさ ....
生ハム一枚掴んで食べる
ブラックニッカで喉を潤す
聞きなれない英語の歌を子守唄代わりにして
眠れぬ夜の暇潰し

昨日は可笑しな夢を見た
俺は目撃者で彼女は人殺しだった
彼女は黒服と一緒に ....
おかあさんも
おばあちゃんも
ひいばあちゃんも

おとうさんも
おじいちゃんも
ひいじいちゃんも

命をつなぐために生まれた

まだ名もない
こどもも
まごも
ひまごも

 ....
手にはナイフだけ
俺の掌には何にもない
頭の中には理想があった


だけど いったい ああ どこで
死んだ自分を一人で描いたのだろう
フェザーの夜の奥底に
雷鳴が降り落ちてくる
身をよじる小動物の声
愛を交わす偽善に吹く風

誰しも時計の針の非情に
凍える気持ちを抱いているのではないか
理解されたいと願いながら
理解 ....
クリ返シ、クリ返シ
とつぶやいてみる
くり返すというわけではないのだ
名状シガタイモノ
匂い、のようなものだろうか
苦しげなうわごとだ

夏が来たのだ
夏の匂いがしたのだ
まもな ....
貴方の
書いたものに
触れると

エロティックな気持ちが
じわっとする

冷房の効いた部屋で

素肌に
猫を抱くように

太陽の匂いのする
真っ赤なトマトを
果汁が滴るのも ....
あなたの 一言で
浮かぶ 情景

風情が 有るね
夏になると 
風鈴 チリリ

虫の声と 相まって
か細く けれど
心には 強く 響く

江戸風鈴の
番組を 見ていた

職 ....
さよなら青春

さよなら独身

さよならピーナッツ

さよならタイガース

さよなら水戸泉

さよならヤングジャンプ

さよなら波動拳

さよならナディア

さよならさ ....
不思議なくらい人通りの途絶えた
日付変更線を待つ中央道路で
鮮やかな羽のカラスたちが
産業廃棄物で空腹を満たしている
表沙汰に出来ない雨みたいな空気
ゆっくりと ....
『死ぬな!』の一語を
















吠えさせるのは人間



吠えさせられるのも人間


 ....
7年まえもそうだった

心がわりにはじかれて

ぼくは駅の構内で

ひとりぼっちになってしまった

拒否すれば現れる

注げば閉じられる

ぼくはこんなに幸福なのに

7年 ....
秋が好きだ。
それも秋と冬との境目のような、晩秋、とよばれるその季節が、好きなのだ。

とりどりに彩られた秋がおわる頃、色彩は透明へと収束してゆく。
だから、冬はあんなにも透きとおっているでは ....
回線の影が鳴り始める
たくさんのおまじないを用意して
咲かせたい花があった

くるくるとダイヤルをまわす
つながらない番号はないはず

私だけ 年をとってしまったわ

陸橋を運転しな ....
雨の季節が過ぎ
風の中から 川面から きらめく緑の梢から
いっせいに放たれてゆく
夏を奏でる音符たち
それらはゆらめき絡み合い
透明なアンセムになる

その響きに
意識を浸せば
やが ....
新聞によると、都会では 妖怪やむなし が 多く 出回っているそうだ
このあたりでも 妖怪いけしゃーしゃー が、つぶなら瞳を ぎらつかせている
だが、挨拶をかわせるのは なんか妖怪とだけだ

 ....
箪笥の整理をしていて見つけたTシャツ
ぎゅっと胸に抱くと
懐かしいあなたの香りがしました

それはずっと昔、あなたからもらったもの
少し色褪せた白い布地に大きく描かれたオレンジの花
「この ....
  風が吹いていた
  サッカーボールが
  高い網を越えていった
  哄笑と
  悲しみと憤怒が
  蝶とともに群がり
  吸いこまれてゆく一本の樹
  その陰にもたれて
  ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
炎天吉岡ペペロ311/7/16 18:39
擬宝珠あおば6*11/7/16 17:41
僕はアイスクリームから生まれたnonya24*11/7/16 17:11
草野春心2*11/7/16 16:25
外気圧……とある蛙1111/7/16 13:51
こんにちはウンコちゃん[group]花形新次2*11/7/16 13:41
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・益子011/7/16 13:11
映画館で私は非在の虹2*11/7/16 13:10
sheズー0*11/7/16 13:06
ぎよ011/7/16 11:39
明日を信じてジム・プリマ...3*11/7/16 10:23
夕闇の商店街吉岡ペペロ211/7/16 7:10
東京の空yo-yo7*11/7/16 6:03
生ハム只野亜峰011/7/16 3:56
Happy Birthdayまきび111/7/16 3:14
ある日の町田で番田 111/7/16 3:11
可能性瀬崎 虎彦111/7/16 1:34
異邦人の夏シホ.N411/7/16 0:30
エロティックな森の猫9*11/7/16 0:21
風鈴チリリ藤鈴呼2*11/7/15 23:54
永訣の歌加古川少年111/7/15 23:22
なにとなににさよならを告げればいいホロウ・シカ...2*11/7/15 23:04
此の世でいちばん不幸な死に方で死んでほしいTAT1*11/7/15 22:55
冷たい夏吉岡ペペロ111/7/15 22:26
うぬぼれaria28...311/7/15 22:05
半夏生砂木9*11/7/15 21:20
夏のアンセム[group]塔野夏子5*11/7/15 20:54
いま まさにるるりら13*11/7/15 20:45
追憶の唄洞野いちる6*11/7/15 20:13
[group]草野春心111/7/15 19:37

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