名前がない

出かけなくちゃならないのに
服装バッチリ決まった筈なのに

名前がない

急いで引きだし全部開けたのに
押し入れの布団まで出したのに

名前がない

ポケ ....
小さな頃は
空は遠い存在で
夕焼けに真っ赤に染まるとき
なぜかさみしくなりました

いつから
こんなに近くなった
手を伸ばしてつかめそう
雲がもくもく語りかけ
すいこまれてゆきます
 ....
アナログテレビがもうすぐ見れなくなるってのに
私ときたら 35年も使い続けてきたこの感情とやらを
いまだ上手く操作することが出来ずにいます


物心付く前から 人の嫌な部分をまざまざと見 ....
ガルシン 
わたしの
針葉樹と広葉樹の原生林
広いみずうみに向かって吠えていた
あの人
暗い空から
いく筋もの垂れる塩 そのまま
丸太小屋に隠れる尻を出した男
その狭義の意味での家畜を ....
かろやかに
まどろみながら
さやさやと
淡々と

すぎてゆくときのしらべ

やさしさと
けだかさと

輝く背中
そして明日へ

ほほえみながらはかなげに散りゆくのは

か ....
黒くてまあるいテーブルに
まあるい背もたれの黒い椅子
空は何処までも黒くて
此処は光の帝国だ

暗闇に生えるシャボン玉の七色の渦巻きを見ている
僕が毎日学校に行って普通に暮らして ....
まどろみの中
うつろな表情を隠さず
診察台の上で
恥ずかしげもなく
両足を広げるおまえの
肉襞をかき分けようと
クスコを無造作に突っ込んで
中を見るとそこには
無数に散らばる
光り輝 ....
雪よりも白い糸が
どこまでも続く

途絶えぬ筆記体の線が
サインは何処までも

{ルビ終焉=おわり}を知らない
時々刻々のように流れていく

どんなに流れても
忘れない

君の ....
ベージュの口紅を塗って
いつもより控え目なメイクで
つば広帽子を片手で押さえる

伸びた背筋にきっぱりした足取り
威圧感はないけれど有無を言わせぬ機敏さ


淑女として扱われたいなら
 ....
白昼 女である私は童貞の硬いペニス
ト なって近松の町にたつ 
すべての人に向かって存在理由を述べる すなわち 
私は恋人を待っている!のである 
ト 待たされる時間は私の頭部を透明な体液であ ....
  真昼
  一人の男がテトラポットに座り
  何か岩石のような物を
  サンドペーパーでごしごし研いでいた



  これは私のポエジーです
  問いもしないのに男は言う
 ....
この海
この冬の海
あの時は夏の海

友人の死を悲しむまま
私の真夜中に車が走って行った
ヤンキーと私たちだけが
盆の海の駐車場に座っていた
彼女だけは遠くを見るように
立ったま ....
そこに生きているひとがいる

ベストを尽くそうとしているひとがいる

最悪を想定しながら

未来を信じて

そこに生きているひとがいる


俺はひとつになりたいだけだ

ひと ....
オッパイの
先端から
夢の世界は
広がって
白く眩しい
Tシャツに
ポッチの影が
浮かんだら
僕のアレクサンダーも
目覚めます

オッパイの
先端から
生きる希望が
湧いて ....
僕は僕に必要なものを探して夜の帳の向こうへ旅立ったのだ。
冬山の上の祠にしゃがんでいると、尻の底から冷えてしまったが、
震えているのは僕だけではない、町にちりばめられたフォトンたちもだった。
神 ....
楽になるから
死ねばいいんだ


仕事なんて やめればいい
人は皆 死にたいんだ
きついなら休めばいい
辛いなら泣けばいい
苦しいなら立ち止まればいい
ダメな時は無理しなければいい

君には少し
自分と二人だけになる時間が
必要なんじゃあないか?
大好きなあの人のこ ....
確かめながら傷ついて
もう眠りたいって口癖
つかれきった憧れのしわを
今日ものばして額に飾る

寛大な理想
すきなようにいじってた
ちゃんとわかってるさ
だれかがみつからないだけ

 ....
町外れの自転車置き場で働くじいさんの
親指をなくした手が あの日人類を救ったように
謎のツールを操るその手が 近く世界の危機に歯止めをかける
右の輪と 左の輪を
ゆっくりと 近付ける

磁石のように 反発し合って
上手く 絡み合わないけど

元は 同じ 光の輪なんだ

算数の時間は 良かった
1+1=2

これに 疑問 ....
 .... 月がのぼっている
星がまたたいている
こんな僕らの夜に
産ぶ声が聞こえる

こんな夜に生まれる
抽象画
バラード
星座
ジンのカクテル

こんな夜に
僕らは起きてる

 ....
give your love,

take your love.
泣いてるけどさ
君もどこかで泣いてるのかな
そんな想いさえ届かない
空は配達なんかしない

願い事だけ
かけられて星は重そうに
震えているから
笑っちゃうね
同じ数だろう人びとの数
 ....
わたしたちふたりは

この世の中で

世界中どこをさがしても

歴史上

未来もふくめて

いちばんお似合いだった

どこでボタンを掛け間違ったのか

それとも最初から
 ....
疲れ果ててしまった初老の男と
似たように疲れた女の
話を聞いてみることにした
それはとても
たわいのない話で
海苔せんべいをかじる間に
忘れてしまってもいい話である
それを
聞いてみた ....
いつかまっすぐな塔を建てる日の為に 
目の前に、一つの石を置いてみる 
一日という空白の舞台に 
せめて、身の丈程の石を積み上げよう 

一日々々、飾らぬ私であるように 
百日、等身大の塔 ....
初めて飛行機に乗ったあの夜 
浮かび上がる機内の窓から眺めた 
地上に{ルビ煌=きらめ}く星々 

僕はしばらく、忘れていた 
あんなにも 
不思議な場所にいたことを 

標高3500 ....
{引用=七月○日は妻の誕生日です。プレゼントはジュエリーボックスです。エナメルとビーズのちりばめられた、小さいけれどかわいらしい蛙の王子がついています。この日ばかりは、その蛙のように、妻にかしずいても .... ガタガタとトラックが通った

    スイスイと乗用車も通った

        ヨタヨタとひとかげも通った

フラフラとものかげだけは消えた
    いとおしげに・・・・・

ダイ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
名前がない!Seia211/7/17 16:28
空が私に近づいた朧月211/7/17 16:23
リサイクルできますか、このどうしようもない感情を涙(ルイ)111/7/17 14:19
ガルシン わたしの非在の虹011/7/17 13:14
ドライたそがれ龍生011/7/17 12:28
星に願いを透明な魚311/7/17 11:59
生誕するもの寒雪0+11/7/17 11:51
小石丸subaru...11*11/7/17 11:11
ladyと呼ばれたいのなられもん311/7/17 11:09
近松門左衛門の町非在の虹1*11/7/17 10:07
研ぐ男草野春心2*11/7/17 9:48
二十歳の夏長押 新1*11/7/17 8:54
あしたの理由吉岡ペペロ311/7/17 8:51
オッパイの先端から[group]花形新次111/7/17 3:52
括った髪の分だけ、返して掌渡邉建志3*11/7/17 2:50
夜の闇番田 011/7/17 2:03
明日になれば忘れるからさ鳴海111/7/17 1:42
言い訳佐古211/7/17 1:13
救世主とろりす011/7/17 0:32
2つの輪藤鈴呼2*11/7/17 0:01
luceatTAT2*11/7/16 23:41
こんな夜にシホ.N211/7/16 23:30
It's only loveペポパンプ5*11/7/16 23:00
よくよく眠れ朧月311/7/16 22:48
わたしたちふたり吉岡ペペロ011/7/16 22:34
それは詩かオイタル6+*11/7/16 22:33
石を置く 服部 剛211/7/16 21:51
鳥になる 211/7/16 21:39
蛙の王子の宝石箱非在の虹2*11/7/16 21:19
日に日を曇らせて(七)信天翁011/7/16 20:50

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