備えに染み付いている「らしさ」が憎い。
いつから本体以上に
意味を肩代わりするようになったのだろうか。

(参加の位)
私はここに居ます。
根を張る意味も
いまひとつわからないまま
身 ....
空が青い。雲はまっしろ。


山に囲まれた中途半端な町。


良くもなけりゃ悪くもない。


古いお山がたくさんあって


いたって普通なんだけど

なんだか時折切 ....
全てをデディケイトする。
愛しているよ
毎日が楽しい。
メクラの毎日

両手を広げて
抱きしめる。
大切に大切に
抱きしめる。

空の家には
誰も住んでいない。
行かないでくれ ....
僕らは別れる運命にある。
僕らの人生は道が違う。
運命はうちらを引き裂き、
彼女は平気で傷つける。

ちょっと待って
そんなに怒らないで
悪い事してない
そんなに働かないで

こん ....
オレンジを
サンスマイルカットで
食べる。
果汁が口に弾ける

嵐の中
駆けてきた
帰趨本能で
戻って来た

雨はやみ
頭を乾かし
何事もなかったように
デットロイトに住んで ....
そういえば
姉の名前は
梨の華と書きます
はじめての孫に祖父が名づけました。

昨日の午後に
私はのこぎりを持って
全身を使って
梨の枝を切り落としていました
父と一緒に
 ....
  歌ってはいけないことは
  ひとつもなかった
  嬉しければ笑えばいい
  悲しければ机に突っ伏し



  歌ってはいけないことは
  どこにもなかった
  愛しければ ....
お前がただ独りぼっちでいることを望むのなら

神はお前を「独りぼっち」にしてくれるだろう

群衆の中で・・・街路で歌を歌ってみたまえ

人々は君を避けて素通りするだろう

穏やかに目を ....
ダビングしようと
君はいった
それはとても
素敵な提案に思えたけど
僕たちは
ダビングすべきものを
なにも持ってはいなかった
だからふたりは
ちょっと高価な
ビデオカメラを買って
 ....
かつてはお日様の下を気ままに舞い
華やかさを振りまいたであろう羽
埃にまみれてすり切れて
ひっそりと落ちている
楽しかった夜が明けて
魔法のとけた朝を迎えた様に
信頼で結ばれた関係が
ひ ....
地震
崩壊
揺れ
一度は死んだという思い
希美子、幸司、靖司
混乱
信頼
マンボちゃん、知沙
揺らぎ
ターハイ
イッチャン、ニチャン、サンチャン
巻き込みあいながら
ひとつとし ....
約束の

返事もなければ

予定もなにもたてられなかった

それでも信じて

返事を待っていた


そういうことが繰り返されていた

虫けらだって

天候不順で出てこなか ....
                 110729
朝が早い
草の息吹を聞きながら
根本を這う生きものたちに嫉妬して
火炎放射器をぶっ放す
燃料が無くなり
あたりはうっすらと黒こげになっている ....
めざめた光を、
うらがえった傘へ、
こっそりと収穫する、
路地裏のコートを着て、

ビー玉、が降る、
午前中のわたしの背中、
すくいとれないほどに水たまりが、
あふれる、

通行人 ....
  輝く空に
  心がかなしい
  何か切実なものが
  巣立ってしまった後の朝
放浪の俳人・種田山頭火の、
昭和8年(1933年)10月15日の日記。
私は酒が好きであり水もまた好きである。昨日までは酒が水よりも好きであった。今日は酒が好きな程度に於て水も好きである。明日は水 ....
きのうおれは

わるいことを思った

じぶん中心

きわまりないことを思った

そんなじぶんを憐れみ

さげすみ

困り果てていた

やっぱり限界だった


(いま起 ....
とは言わなかったが深緑
の海の底でシャワーを浴びる
人魚の群れ

いずれ死ぬ花と骨の埋没
港湾クレーン

墓石に白と赤の花が飛び交う

魚の影
時の中で
何も意味が なくなった
過去にある その世界を
私は 見た


言葉を 携えた
私は 旅立つ


何もわからない だけど
一体 どこから逃げるのだろう
震えた先に或る
わたしのこと
雨の打つ音
鬱がれた血
異常を知らせる
信号を拾う
神経、
苛立ち
消失希望
騙せない時過
うつくしい響き
何かが溶けるような
うつくしい響き
風にとばされながら
うたい続けている
うつくしい響き



鳴るよ
君は鳴る
その奥に潜むグロテスクな塊を
うつくしい響 ....
よくわからない今日が
静かに終わって

明日は
よくわからない今日を
引き摺って歩む

時々振り返っては
首を傾げ苦笑う

そんな今日を幾重にも積んだから
私は私が
よくわ ....
もう一度だけ胡乱のうたを重ね合おう
いいかげん取扱注意の荷札ははずしてもいいだろう
わたしは泣きもせず手の掛からない子だったといい
扁平したおまえの瞳孔がおれをなお酷薄にする
おれはひ ....
小鳥は唄を愛していなかった
故に、彼女が唄の力を信じる事は無かった
鳥籠からは祈り無き声が
今も響く

「翔びたかったのは私だ」


――つめたくなって床に堕ちた
この部屋には空が ....
寝て起きて食べて
時々ジンジャーエールを飲んで
また寝てまた起きて

繰り返しの中に潜む
倦怠と安心と拘泥
恐ろしくもあり
いとおしくもある

宇宙飛行船は
静かに飛んでいった
 ....
ふたりはともだちの



 ....
  月の光に飽きてしまい
  深く眠りにつくと
  君が
  僕の手を切断し
  それを使って一篇の詩を書いた



  朝、
  それは元通りに
  手首にくっついている ....
濡れた髪は ずっしりと重く
何か 不吉なものでも
背負ってしまったかのような
切迫感に 駆られる夜

ドライヤーで 乾かすと
スッキリ 軽くなるから
何かを 失ってしまったような
不安 ....
お気に入りの歌
「シクラメンのかほり」
オリビアといったら
ニュートンでも
ジョンでもなく
ハッセーなのよ

ジャパニーズの
歌唱力抜群の男と
どんな経緯かは知らないけど
結ばれた ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
らしさを目の敵にしてyuugao0*11/7/29 20:53
ぼくのまちサワメ311/7/29 20:04
報告ペポパンプ1*11/7/29 20:00
誰も引き裂かない1*11/7/29 20:00
人々は異口同音に言う3*11/7/29 20:00
梨の花が散るときかんな6*11/7/29 18:22
歌ってはいけないことは草野春心7*11/7/29 17:50
神さまへの歌yamada...111/7/29 16:42
ダビングTsu-Yo511/7/29 16:17
蝶であった羽wako8*11/7/29 14:51
『森のなかの海』はなもとあお8*11/7/29 11:58
虫けらだって吉岡ペペロ311/7/29 11:04
ガジュマロあおば5*11/7/29 10:09
モーニングリンネ411/7/29 9:34
羽根草野春心2*11/7/29 9:01
放浪する水yo-yo8*11/7/29 6:40
きのうおれは吉岡ペペロ211/7/29 6:31
これは雨春日線香211/7/29 3:19
坂の多い011/7/29 3:11
逃避の中で番田 111/7/29 2:40
落下111/7/29 0:31
君の鳴る2*11/7/28 23:57
膝を抱えてもずず211/7/28 23:32
エトワールの向こうでは帽子が似合わない[group]凪名木なぎな111/7/28 23:16
蛍光灯の唄光井 新211/7/28 22:27
ジンジャーエール葛西曹達211/7/28 22:25
0728TAT0*11/7/28 21:47
滑らかさ草野春心311/7/28 21:30
濡れ髪藤鈴呼3*11/7/28 21:28
オリビア・ハッセーは一時オリビア・フッセーだった[group]花形新次2*11/7/28 21:26

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