じいちゃんが
死んで
棺桶に入れられた顔を
じっとみては
安心していたけれど
触ってみる気には
なれなかった

じいちゃんを
火で焼いて
消す
ひどく惨い
ごおごおと
火 ....
 .... 悲しみの海で、一人船を漕いでいる。

たどり着けそうな島もなく。

日が登り日が沈む

目の前の困難をやり過ごすだけの肉体。

細い指も、白い首もなんの役にもたたず。

ぼーっと虚 ....
その時
わたしの目は
久しぶりに
対象をとらえ
ああ
ぼやけていたのは
前髪が伸びたせいではなかったんだと
思ったのです

その時
わたしの耳は
久しぶりに
わたし自身の声を聞 ....
なんか
株を
買うときは
インデックス株を
かうと
もうかるらしいから
あした
ぎんこうにいって
かう

ぎんこうじゃなくて
しょうけんがいしゃか?

女性からつめたくされて ....
座席らしいから座ったのです。
何も座ったから座席だと
言いたいわけではありません。

ただ座席が空席を導いたのだとしたら
それは誤りたいと思っています。

回避する曖昧のために
曖昧さ ....
 
キリンの背中に乗っている間に
世界は終わった
大好きだった人たちも
名前すら知らない人たちも
見慣れた建物も、古代の遺跡も
季節の匂いも
すべて跡形も無く消えてしまった
出来るだけ ....
6ヶ月と13日間、待って待って待ち続け
ようやく巡ってきた
太陽を借りる順番。
昼休み、
市の職員から職場に電話がかかってきたとき
黒犬の奴は本当にうれしそうで
その日の午後の得意先回りで ....
作 ゆうすけ


ぼくはぜんあくにしばられずに、
いきていきたいです。

ぼくのおとうさんはせいぎのヒーローでした。
マントのかわりにはいいろのせびろをきて、
ぼくをたたこうとするおか ....
  それはあなたですか

{引用=   いいえ、それは麦藁帽です
   それはかぶることができます
   それは夏の人々に好まれています

   いいえ、それはすみれです
  ....
5時 起床
 死んだ爪の凝縮の演技。来るべき一日の水溶性を測る。サボテンの正義を分解して蒸気機関の犯罪を合成する。いくつかの爆発を引き出しの中にしまい込む。輪郭が許可される。許可を輪郭する。騒ぎ立て ....
みんなきらいだよ、きらいだよ、きらいだよ。
それをいうための、
それをいうために、
ぼくというしかばね。
コントロールされている。

「どす黒い感情を葬る場所をしらないか。」

し ....
・ていねいな朝
順番になくしていく
てのひらはきれい
からっぽの花瓶に
冷たい水を注ぐ

・テーブルクロス
ひろがっていく
すみずみまで行き渡るように
白く清らかである
始めよ ....
なくしたもの
ここじゃないどこかで
落としてきたもの
きっと大事だったもの

ああ
いつになったら
涙はかたちになるかなぁ

アップルジュース 飲みたいね
アップルジュース お ....
こんな時間に一体誰なんだよ。と。
少々不機嫌になりながら
重い腰を上げて電話に向う
受話器の向こうから

「みきょーかい?
かぁさんだよ。
モト―が、いよいよだよ。
長くない ....
山陽新幹線はトンネルが多い

海面にでたとたん

海底に引きずりこまれるようだ

トンネルのなかで車窓は黒い鏡になる

鏡には世界の影が映しだされている


不可解なこころたちも ....


 朝目覚む
 早き時刻
 妻に声をかく
 名を呼べど答えず
 名をもう一度呼ぶ
 目を開けず
 もしやとよく顔を見る
 もしやと閉じた
 目を開いてみる
 妻にっこり笑みて ....
わたしは
自慰をして
足らずに

よくしらない男を
呼び出して
抱かれる

さいきんのモーテルは
清潔であかるいし
窓だってある

そうして
そこを出た足で
花を買いに ....
海に帰る男の子がふえている。海に帰る途中で冬になった東京に寄り、からだを売り飛ばす男の子がふえている。海猫がコロニーをつくるビルを、非常口を確認するように稼いだ金を数えながら、のぼる。うにゃん .... 履き違えた破壊衝動にプラスアルファで誰かの肩書きが消えていなくなる
その言葉に騙されたのならば油断していた彼らが悪いのだ
編纂する余裕もない灰色の脳みそたち


暗号化された社会に押し込めら ....
洞窟をでると

セミが鳴いてくれていた

五感がやわらかく戻ってゆく

夏の朝風が耳もとでほどけている

ロータリーではバスが唸り

日傘の若い女がなぜか微笑んだ

きのう関東 ....
チューインガムは
ぷうっと 膨らむので
機嫌の悪い夜には
もってこいですが
持って来い! などと
命令しては イケマセン

忽ちに 彼等は 結託し
余計なコトは 言わせんとばかりに
 ....
  かあさんのあいしてるは
  おつきさまみたい
  やさしくつつんでくれるから
  こんやもぐっすり



  とうさんのあいしてるは
  とうさんのせなかみたい
  しんぶん ....
生ぬるいカフェオレを飲んでいた
あめが
ぽつりぽつりと
窓を叩いて
私に何かを伝えていく
内容などわからない
感触のない
あいのようなものだろうと考えていた

君が
冷たい氷の ....
おとなになればなるほど
母親からはなれていく気がする

きょう、わたしはかれの妻になるけど
ほんとうは母親にハグしてほしいと思っている
ほんのこどもなのだ

天国だとか
ほんとうもうそ ....
誰も僕を知らない
カウントされない
でもね
君を好きになることで
僕はちょっとはかわれるんだなって

仲違いばかりの絵にもならない恋人同士でも
いっしょに落とし穴にはまる喜びはあるよね
 ....
{引用=
ぼくがぬぐえたはずのなみだで
かみさまのいちびょうをかう

どうせ
あなたはむげんのときがあるのだから

ぼくがぬぐえたはずのなみだをぜんぶ
さしだすかわりに
かみ ....
あの子に囁きかけようとして
椅子から転げ落ちちゃった
ぼくは
今でもおぼえてるんだ

みんなで作ったロケットを
こわしたのは達也じゃない
ぼくだ
今でもおぼえてるんだ

こそばゆい ....
泳ぎ疲れて
クジラの胃に泊まる
窓から見えるのは
昔の日々

未来のいつか
彼らもここに来た

彼らもここで
消化されていった
雨の中で
人だけがいない
獏園

時が経つと
美しい観光地になる
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
焼骨の埋葬長押 新4*11/8/2 22:55
死刑ってたべものですか?TAT1*11/8/2 22:29
日々そよ風2*11/8/2 21:43
許された危険blue5+*11/8/2 21:34
マネージャーもお体にお気をつけてお元気で6011/8/2 21:08
空の席yuugao2*11/8/2 20:32
黙祷たもつ611/8/2 19:17
太陽を借りた黒犬シリ・カゲル3+11/8/2 18:43
善悪洞野いちる7*11/8/2 17:59
らぶ・ぽえむ[group]草野春心4*11/8/2 17:38
スケジュール葉leaf2*11/8/2 16:42
inkゆうと011/8/2 16:35
ていねいな朝/テーブルクロス211/8/2 16:32
アップルジュース511/8/2 16:30
板谷基雄のこと板谷みきょう6*11/8/2 16:01
世界の影吉岡ペペロ011/8/2 15:56
生田 稔1411/8/2 15:08
花を飾るはるな411/8/2 14:59
ズー3*11/8/2 14:55
存じません笹子ゆら111/8/2 13:55
生きている吉岡ペペロ111/8/2 13:43
モスキート藤鈴呼2*11/8/2 12:47
あいしてる草野春心4*11/8/2 11:42
あめとあいかんな7*11/8/2 11:29
水無月のころpoco7*11/8/2 10:56
和解梅昆布茶111/8/2 7:07
かみさまのいちびょう凪名木なぎな711/8/2 7:00
はずかしいnick3*11/8/2 3:56
ミュージアム春日線香311/8/2 3:55
圏内211/8/2 3:55

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