うちのトイレにはアインシュタインが住んでいる
排泄する度べろべろと舌を垂らしながら
私を蔑んでいる



私が眠りにつく前に
息子の顔に二、三度キスをするのだけれど
息子の ....
ゆらりゆうらり器がゆれる
ゆうらりゆらりひとが揺れる
揺りかごに目いっぱいの笑顔を詰めて
仲良く楽しくひとは群れて
それ以上の何を望むかと
器がゆれている
名台詞に酔ったひとが揺れ ....
一層の静寂
見詰め合いの中
答えを出すのは何時も君

本当の終わりを呼ぶ声は

まだ愛する者の声
 
割り箸がパキンとナナメに割れそうになって
熱いヤカンから注ぐゆが、みるみる
カップ焼きそばの容器から溢れそうになった

さっきから窓の外でかすかに鳴っている
サイレンの音が着実にだんだ ....
。キオスクの脇をくぐり抜け、SKSNに乗りこむんだ。
重い体を動かして、軽い心に近づける。
溶けてく景色は、ゆるやかに刻むリズムに歩調をあわせる。
溶けてく心は、西に向かって先に行く。

ス ....
前の街で
俺は淫売宿のいかがわしい玄関口で
夕立に打たれて濡れながら歪んだ
恐ろしいほどの雷は
地上の何物かを鷲掴みにしようと
空から腕を突っ込むが
本当に一握りの無辜の生命を食い物にした ....
君と交わした…
何万語という言葉は…
もっと素敵に…
なれるようにと…
思い紡ぎだした…
おまじない

その真意は変わらない

だって…
僕は今でも…
君の味方やもの
ゲリラか。
なるほど。
奇襲で敵を混乱させる戦闘員。
なるほど。

首相夫妻は
何を言っているのか
自分たちでわかっているのか

首相にとって
敵とは誰か
味方とは誰か

こ ....
ペッシャンコの蝉が
歩道に転がっていた夏の朝
甘臭い生ゴミの袋の横に
カラリと乾いた屍一つ

カラッポの中身で七日間
うるさく喚いた命の遺したモノ
おい おまえそんな空しい姿になるため
 ....
{引用=  (くらげ)
  湖を深みから引き裂く、かなしむことの発光。



  (ねむり)
  音へと落下する胡桃へ
  と落下する井戸へと落
  下する空へと落下する
  ....
‥ばかやろう‥ と言ったままの或る日
そのひとは入院して帰らぬヒトになってしまった 。
胸のなかに打ち込まれたまま
杭はいつまでも剥かれた棘のように
静脈を突き刺してくるその痛み  ....
大塚のベーカーズは静寂に満ちている。
パン屋とイートインコーナーが隣接するその店は、むかしロッテリアだった。

幼かった私は、子供のいない都会のファーストフード店で心ぼそかった。
ホームレスが ....
何もしたくはないのだと私は思っていたのかもしれない。誰にも声などかけられたくはなかった。死にたいという気持ちだけが、何よりも強くなっていたのかもしれない。芸術の可能性などありえないということが私や .... どれだけ昔のことかは覚えていない
数か月前か、数年前か、数十年前か
或いは全てが幻だったのか

心地よい眠気を振り払うと
そこは真っ白な世界で
まだ何も許されていないことに
僕達は柔らか ....
カミナリは奇跡だ

カミナリの数だけ奇跡があるんだ

さっきまでの天気がうそみたいになる

カミナリは奇跡だ

カミナリの数だけ奇跡があるんだ
宇宙の年齢から考えると

三日徹夜しようと

二日も続けられなくても

五十年没頭しようと

なにもしなくても時間をかけても

おなじことなのだ

おなじ一瞬のことなのだ

 ....
恋すると 自分に言い訳が多くなる
恋すると 今日が終わってほしくなくなる
恋すると 明日が待ちどおしくなる
恋すると 涙がでる
恋すると 恋って字にどきっとする
恋すると

こ と い  ....
土曜日

新神戸駅に着いたぼくを

おおきな花火大会が迎えてくれた

戦争の音が

山と港にこだましている

降り立ったホームに足をとめるのは

ぼくぐらいだった

ビルの ....
うつぶせに眠る広きもの
夢とうつつの燃えるさま
陽も月も星も遠のいて
目をつむり目をつむり行方を追う


空に書かれた余計なことから
目をそらしてもそらしても
響きは進 ....
わたしはわたしとは別に
川に沿って進んだ
曇は倒れ 消えたあとも
水の上に映りつづけていた


わたしはわたしとは別に
どうとでもなるものだった
民族の音を消してまわっ ....
コツコツ堅い青空の上に
力こぶのように積み重なる入道雲
場違いな黒雲が二つ
空の低い位置を漂流する
小さくスキップして踊るピアノの音
きれいに言葉を剥がす車たち
音声もミュートされる歩行者 ....
神宮の花火大会へ行った。
どうして、
人ごみに吐き気ももよおすくせに、
そんなところに、行ったのかというと、
彼女に、浴衣を着せたかったから。
ちょっと黄味がかった、
トンボもふわりと浮か ....
たったいま
この詩をよんでいる
あなたがきらいです

わたしに言われて
どきっとした
あなた
名前はなんと
およびすればいいでしょうか
あなたの名前は
あなた
ではないはずなの ....
道の脇に花火の燃え殻が落ちていて
ああ、そういえば昨日はお祭りだったな、と思いだす。
夏の歩みが
あんまり一歩一歩ゆっくりなので
なんだかもう、
ずぅっと夏の、
ままな気がしてた。

 ....
せっかくここまで来たのだからと
あなたは言う

あなたの言う
ここ がどこなのか知りたかったから
自分の姿を鏡に映してみた

ああ 知らないうちに
こんな姿になっていた

決して頂 ....

あぢ
なんか、快晴ではない
曇っていて
空気がじめっていて
あぢ
あぢい

君と別れるとさ
俺はもう
切なくて
切なくて

なんか、夏祭りらしいんだけども
俺、見学も参 ....
病み上がりのうえでの整列。
余所余所しい偶然のまえで
滑車の滑りを
いつも以上に強くしてやった。

足元をかすめた後は、後尾へ向かうだけ。

その行為の言い訳は
既に滑車の下敷きとなっ ....
夜風にあたって
許されたような気持になる

なんにも変わっていない
なんて言わないで

夜は更けて
時は流れて

始まりも
終わりもつながっているのなら
終止符みたいな星の点
 ....
悩んだときは
ブラッドオレンジに染まる
マンションの給水塔の上に立ち

三百六十度 この街の大パノラマを この眼で捉え
瞳を閉じて シャッター音を鳴らす

沢山のネガが出たら 
その上 ....
{引用=ああ、ここは遊泳禁止だったのか
足が着かなくなって気付いたよ
ヘラの母乳は少し苦いね
俺もここでおしまいなのかも
日本語の「さよなら」は
おかしな響きだね}



ラブホのネ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
アインシュタインの罠ゆるこ311/8/9 18:35
器の中sya011/8/9 17:36
まだ愛する者の声徘徊メガネ511/8/9 16:27
マヨなか。3+*11/8/9 14:23
旅行、今週末のミライ予想。yyyymm...111/8/9 13:01
履歴 ー野良猫3・5ー……とある蛙10*11/8/9 11:43
おまじない清風三日月111/8/9 11:10
あきれて詩にもなりゃしない眠り羊1*11/8/9 10:09
蝉の泣く相差 遠波7*11/8/9 10:04
闇へのコラージュ[group]草野春心1*11/8/9 8:30
片遍路アラガイs8*11/8/9 5:35
大塚のベーカーズ。そよ風6*11/8/9 2:04
自分の脳みそを信じる番田 111/8/9 1:20
遠近感智鶴111/8/9 0:25
カミナリの数だけ吉岡ペペロ211/8/9 0:18
時間をかけて111/8/8 23:50
恋をすると朧月511/8/8 23:19
花火吉岡ペペロ111/8/8 23:14
いない かたち Ⅵ木立 悟211/8/8 23:05
ノート(いない わたし Ⅱ)[group]111/8/8 23:04
入道雲オイタル4*11/8/8 23:02
頬杖ついて花火を見たはだいろ611/8/8 23:00
あなたというあなた中川達矢19*11/8/8 22:24
エンドレス・サマー亜樹211/8/8 22:09
シーシュポスの岩blue7*11/8/8 21:38
夏と海と雪駄真山義一郎2911/8/8 21:21
むうすううんで、ひいらあいいてyuugao3*11/8/8 20:31
終止符朧月311/8/8 20:19
ブラッドオレンジに染まるマンションの給水塔の上でsubaru...16*11/8/8 19:51
8月7日(七夕)ピッピ411/8/8 19:30

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