以前に営業で地方をまわっていた。
お昼に立ち食いそばでズルズルとやっていた。
あとから若い娘が一人。
食券を買いあつあつのうどんを受け取って食べようとした瞬間
彼女の昼食を床の上に落としてしま ....
    
ナイフとフォークで
白い雲を少し切り刻むと
青い空がするりと落ちてきた
傍らに小奇麗な色で衣替えした
収穫の時間を置くと
秋の形が出来上がった

味覚を一つずつ競うように
 ....
いしきのないところが
はがれていた

まるでせかいに
あながあいたように

そのすきまを
たましいでうめていく

つぎはぎだらけのきものきて
うつくしくおどる

 ....
やっと連休か

これで二人で
海に行けると思ったのに

『たまの休みだから』と
あなたは
実家に帰っていった

日曜日のこと


わたしは今日、
豊浜まで釣りに行った
 ....
秋の予感がする夜に
金色の蛾は
星をなぞってとぶ

さみしげにゆれる
夏草の穂に沿って
古い時間がとむらわれる

月に咲く花
ただ一輪の歌
真空を呼吸して
たましいたちを導く
 ....
雨が降らなければ
いつまでも踊っていられるのに
御飯は食べられなくなるかもしれないけど

時間の感覚は
生来持ち合わせていません
明日のことも
昨日のことも
よく分かりま ....
いちばんつらい、いちばんいたい
きみがいたのは、そういう場所

わたしたちにできるのは
もはや最期のひとつだけ

そしてきみは、だいすきなご主人に抱かれて、永遠の眠りについた

お ....
囁いた
耳元で
きみの
将来の
役職を

囁いた
耳元で
昨日の
言葉の
お礼を


そうして
二人で
見つめあって
どちらからともなく
笑った
いろとりどりの星をみる
どんな人もこの空の下にいるだろう
みてるだろう
そのぜんぶをゆるせるような

気持ちになる夜のとき
できるだけ優しい心で接したい
また同じ誓いと知りながら

 ....
ティッシュペーパーに百円ショップのサインペンで絵を書いていたよね。いちばん毒々しい色合いになるからって。僕は意味がわからなかったけど、なんとなくかなしい感じにえがかれるティッシュペーパー嫌いじゃな .... 扇風機がこわいという。

そのうち夜な夜な
耳元でしつこく「回りながら旋回」したあげく、
冷蔵庫を開けて、
冷えた発泡酒と枝豆で晩酌するという。

しかも冷蔵庫は、
扇風機に少し気があ ....
焼け跡の町に響き渡る槌音
鋼鉄の爆ぜる音 クレーンが上下する音
再開なった船渠に 巨大な 鉄の フネが
進水を待っている
小学校の青空教室をこっそり抜け出して
造船所の裏山へ毎日通 ....
ふりそそぐ ふりそそぐ
あなたはわたしを呼ぶ
ふりそそぐ ふりそそぐ
あなたがわたしを呼ぶ
そのとぎれまに

雨は 夜ふけに おとずれた
ねむりをもとめるわたしの耳に
雨は そっとふれ ....
水の吐息
水のしらべ
ながれにそって
そっとさみしさを
うちあける
きらめいて さざめいて
どこまでも すきとおるほどに
きよらかに ながれゆけ
水のうたごえ
水のはなうた
どこへ ....
しごく現実的な鮮やかさをもった人に憧れる
思考はとても経済的で機知にも富み
セルフイメージにズレや動揺が少ないので
他人への思いやりにさえ満ちている
あの人はとても相対的な思考をする


 ....
こんな部屋の空気でも
胸いっぱい吸いこんだら
涙をとめるくらいにはなったようで

あんなに泣きたかったのに
涙の な の字も出やしない

我慢しなければならないことが
次から次へとあふ ....
 
 
午後八時五十分発の
てんとう虫に乗る
潰さないように気を付けていると
言葉に疲れた兄が一人やってきて
優しい飲み水を差し入れしてくれた
ありがとうございました
そうお礼言う前に ....
OPAのアパレル勤務のジ .... 知らない内に致命傷

知らないのに致命傷



触れるな

危険



しかし治らん




悲しいかな

考えてしまう






風の音の向 ....
…久しぶりに家に帰ってくると
みっちゃんは私のことを忘れたかのようにぷいっと無視した
そして私がいない間エサ係を担当していたお母さんの後をついていく
もちろん水槽の中で、だけど

おい

 ....
確証が欲しい。
手放しの安心感が欲しい。
永遠の愛が欲しい。

もう疲れた
いつも味方をして欲しい。
逆らわないで欲しい。

仕事のみに生きたい。
男の勝手だけど
家事は半分やるか ....
踏切をくぐり
自転車を走らせる。
電車はすぐそこ

多くの人の愛情を受け
育ち、あきれられ
嫌われる。

ボチボチがいい
パーッと華々しくすると
後が苦しくなる。
君は僕の友達
そして理解者
一緒に助ける

君が怒った
僕も怒った
にらめっこ

僕が泣いた
君は喜んだ
癒してくれ
人の嫌がることはするな
と幼い君に言ってきたつもりだけど

君の大切な髪留めを取って逃げてしまった
君のいとこの困った赤ちゃんを捕まえて
とにかく髪留めを取り戻し
代わりの物をあげて済まそ ....
末広がりなクローバー。
支えの広がりは、図であるがゆえに必要。

日の目を見ない予測のために
はみ出しのところを、無理に曲げたのではありません。
こうやって事が二転三転する間には
はみ出し ....
なにごとか言っているようで その実なんにも言っていない

そんな言葉を目にするたびに こうはなるまいと戒めるけれど

戒めすぎて なんにも書けない そんな病気にかかることもある

書き出す ....
  動物園で
  きみは言った
  しあわせならそれでいいと



  ライオンはライオンの檻
  シマウマはシマウマの柵
  帽子をかぶった飼育員が
  かれらに餌をやる
 ....
どんなにダメだと言われたって
どんなに許されないと言われたって

もう出会ってしまったから


なんにも手につかない
なんにも考えられない

アナタ以外は見えないし
アナタ以外は見 ....
黒かみさらさら いいにおい
やわらかい 白い手でいつもなでてくれるの
おねいさんは、とてもやさしいから すき!

すりむいていたいけど 大きなばんそうこう
ありがとう えがおがとてもきれいな ....
ぼくのより
きみのが多いなぁ
っていう争いは
とても大切

その争いが
大人になっても続くなら
困るけど

争いのための
はんぶんこだと
困るけど





 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ついてない娘梅昆布茶311/8/18 11:01
花キリン10*11/8/18 6:23
盆踊り小川 葉2*11/8/18 3:25
_ZIO111/8/18 0:57
月に咲く花あまね1211/8/18 0:34
いっと111/8/18 0:25
創書日和「淋」 ありがとう、生きてるよ逢坂桜3*11/8/18 0:06
秘め事三上あず211/8/17 23:58
流れ星を追って朧月311/8/17 23:39
つたの洋館はるな711/8/17 23:28
君よ。草野大悟2*11/8/17 22:54
フネyumeky...211/8/17 22:34
佐々木青2*11/8/17 22:01
水のいのち6+*11/8/17 21:51
相対人間シャドウ ウ...011/8/17 21:45
泥をぬるblue411/8/17 21:41
月夜にカーテンを買ってたもつ511/8/17 21:39
気付いてねぇだけさTAT311/8/17 21:33
蝉の声8*11/8/17 21:09
カメのみっちゃんくろきた3*11/8/17 20:47
イッヒメヒテペポパンプ4*11/8/17 20:28
じわじわチョロチョロ2*11/8/17 20:28
君と僕は2*11/8/17 20:28
幼い君に教わったことN.K.4*11/8/17 20:14
合挽きの言葉yuugao4*11/8/17 19:19
謝謝D-driv...011/8/17 18:57
メナジェリー草野春心15*11/8/17 17:54
星合涼深511/8/17 17:50
おねいさん森未1*11/8/17 17:48
はんぶんこ千波 一也5*11/8/17 17:43

Home 戻る 最新へ 次へ
2837 2838 2839 2840 2841 2842 2843 2844 2845 2846 2847 2848 2849 2850 2851 2852 2853 2854 2855 2856 2857 2858 2859 2860 2861 2862 2863 2864 2865 2866 2867 2868 2869 2870 2871 2872 2873 2874 2875 2876 2877 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.54sec.