「花を踏み付けないで下さい!」
と詩人は言った
インタビュアーは花を踏みにじりながら聞く
「あなたはどうして詩を書いたのですか?
あなたはどうして詩人になったのですか?」
....
大切なものをわすれてしまった
気がするけど
何をわすれたのか思い出せなくて
それはすでに
わすれたことをわすれたのと同じように
もう意味なんかなくて
でも
あんまり利口じゃないから
ど ....
中身が透けて見える
不思議な箱を前にして
おれとおまえは
向き合う形で
その箱を見ている
おまえには
三本の矢が見えるらしい
だけども
おれからは
りんごが二つ
お ....
約束なら
平気でそむいてきたし
きみの愛も
ぼくは貶めてきた
それは今更、
謝るつもりもない
反省もしないけれど
詩
....
風景は記憶を宿している
だから俺は
ゆるゆる
その風景に
流れ込む
いつも路地裏
猫がいて
丸くなって目を細くして寝てる
気持ち良さそうに
俺は雪駄で歩いていくだろう
そう ....
君は僕の秘密兵器
大切な痛み
軽やかにステップを踏んで
僕を駄目にする
まぁ
もともと駄目だけどね
ちっとも会えなくったって
百万回好きだ
そのうち頭のネジが取れて
僕は ....
どうせだめだと言われているんだ
そうなんだ、無意識にこんなことができるほど
あなたは逞しくて美しいぼくの絶対なんだ
これいじょう傷つくのはやめとけよ
そんな時間もったいない ....
これだけ言われてもまだ
俺の純情はぶらさがっている
離れようとした
助けを求めようとした
助けようとした
気をひこうとした
これだけ言われているのに
こんなぼ ....
柱の向こうに白いのが居た。見直すと居なくなっていた。
幽霊ではなく幻覚だと思う。そこに突っ立ってる扇風機の白、それがなにかの拍子で柱の向こう側へ移動しただけ。わたしの視界のすみではいつも ....
i cant understand japanese clture, because i can`t meet real japanese.
正真正銘の日本人に会うことができないので、私は日本の ....
強がっているわけでもないけれど
そして君が厭なわけでもないけれど
君が帰ってこない今晩が妙にすがすがしくて
骨盤を腰にあてられて
布ごしにあったかなとろみ感じていた
体温の海の音聴いていた
あの記憶の実在を
こころとこころの触れ合いを
あのひとの幸福に捧げよう
骨 ....
答えようのないことばかり聞かれていると
右でも左でもいい気になってくる
なのにそこから動くことは許されず
愛想笑いだけを張り付けている
世渡りは
シーソーみたいなもんじゃない
上か下か ....
若さには
演繹があるだろうが
老いには
帰納がありはしまいか
神だとか 永劫だ とかを
のどもとに貼りつけたまま
感謝と幸せの二言でまとめあげている
百歳 ....
「希望の氾濫のなかで
僕は溺死しそうだ」
という言葉を
何かの本で読んだ
実際僕は
無邪気で無責任な
愛すべきキボウのおかげで
かろうじてなんとか生きている
僕の小さなキ ....
{引用=裸足に合う着衣というのは、実質的に無い。
問題は、裸足が映える脚であるかなのだ。
例えば綿のワンピースなどは、着ている女が16歳のヴァネッサ・
パラディーとその脚ならば、という条件限定が ....
みどりが夏の暑さを吸い込み白っぽいみどりの黄色っぽい乾いたみどりと瑞々しい陽射しをいっぱいに吸い込んだ芝にみどりと風に揺られ風を誘いこむ曇り空はみどりを透かし光を浴び反射する真っ黒なみどりの影を包む森 ....
目の前のあなたは
私の目を見ることもなく
その場しのぎの空気を纏う
息苦しさから逃れるため
私は砂糖が溶けるように
問い詰める
問い詰める
問い詰める
馴れ合いから逃れるため ....
屋根つきのテントの下で
衰えを知らない管楽器の音を聴きながら
ドリンクサービスのグラスを前にして
売り子のように気取ってみせる。
これ、なんとなく夢だったんだよね。
我に返そうとす ....
どこにでもあるようなタイトルを拾ってきた
長い暑さが続いた後だから
とても新鮮に思えた
四方に耳が広がって
飛び散る地面から音を拾い集めてくると
単調さに紛れて
複雑な雑念が洗い流 ....
溶けてしまいそう
暑さのせいではない
時々空を見上げる
曇っていると泣きたくなる
今日はよく喋った
昨日は一言も声を発しなかった
電話をかける
最近どう?
暑いね
溶 ....
あっ
風の軋む音がします
※
母となれなかった女の子供が母となる
子を宿せば母になれる
そんな容易いものではなくて
幼子の抱く古びた操り人形のように
いつのまに ....
卵と牛乳をかって
うちへかえろう
わたしは明日もそこで
生きていくのだし
どこかで小型犬が吠えている
真夏なのに帽子を被った女性の人が
オレンジ色の自動車を運転している
ガソリンは昨日より一リットルあたり二円安い
空は曇っている、天気予報士がしゃべったと ....
膝の上の猫
まるで愛おしい生き物でも見るような目で
わたしを見てにゃーと鳴くの
通り雨降る、夏の午後
その視線を
すり寄ってくる体温を
振り払いたくてそっぽを向いた
うっとう ....
夕日が
あたたかい、だなんて
思わない
ぼくがすきなのは
夕日のいろで、
物悲しそうに
かつ、凛々しそうに
ぼくのすがおは
許されている
そんな確信が、
ある
....
薄雲る空のおかげで
暑さもほどよい今日の昼下がりに
僕はリルケを買いにくり出した
風はゆるやかに吹いて
立ち枯れる紫陽花の儚さに
詩のような匂いを吸いながら
夏は光の浸透を細や ....
俺はくしゃみをする
人混みのなかで誰も気付かない
ひっそりと雲の間に間に
太陽だけが俺をみてる
それは確かに沈黙に語りながら
俺はあくびをする
退屈な演説の聴衆の中で ....
丘の上に立つと
夜空にはたくさんの発光体が
空に向って地上から降り注いでいるのが見える。
一様に
ボーっと輝いているが
明るさにはほど遠く
夜空に闇に吸い込まれて行く
....
尊敬する人
妻帯しないホントのお坊さん
マザーテレサ
ダライラマ
ジョンレノン
宗左近
金子みすず
尾崎豊
ジミヘン
ラルフタウナー
困ったときお金を貸してくれる人
子持ちのなっ ....
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