自然から教えてもらおうと
ぼーっと公園を見つめていた
木々や草をひかりを見つめていた
大木
根っこ
蝉
小鳥たち
風
草生える
葉のいろ
....
乾いた笑い声
抜けたままのプラグ
真っ昼間、踏切の側で
女は胸に手を当てている
子供達が足跡を消して走っていく
夕暮れ、街灯の側で
老婆は胸に手を当てている
黙っているけどみんな ....
作業服のまくり上げた袖で額を拭った時に
腰の骨に刺さるような重みが音を立てる
白く浮き上がった跡の上に重ねた染みが
べっとりと背中を流れていく
お前はアホか
あないな所にアタックかけ ....
I can't think work everyday.
私は毎日働くことを考えられません。
変わらないものすらない
大切にしたものすら移ろっていく
アンチエイジングベイベ
腐った部屋の真ん中で
歌う言葉すらない
DVDも飽きたし起き上がるのが辛い
「おかあさん ....
ツツジが朝、風をあらっていた
クチナシが夜、轍をこねていた
ヒマワリが昼、空をふかんしていた
季節さん、花ばかり見ていてゴメンね
高架下の茶店でジャズがたゆとうと
知 ....
黒夜を作っている
欲しがる者が
あまりに多いから
黒夜に混ざって
溶け込めばいい
祭りの中へ
素になる黒夜を
好んでくれるから
今日も作っている
真空と混ざって
合流す ....
銃口を見つめる、
君の本音は何処にある。
蜘蛛の行き先を見つめる
何処に行くつもりだ。
これだから夏は
って笑い話にしてりゃいいんだ
って
見つめればいい ....
じめんのうえにたっています
あしのうらにたいおんがあって
じん
とします
ときどきそらをみます
とんでいるものがあってわたしは
鳥瞰図
みごとなけしき ....
この夜はあかるすぎる
きみが上手に眠るには
だからぼくは
月も星も
希望もしまってしまおう
明日も
あさっても
きみのみえないところへ
しまってしまおう
真昼の太陽が照りつける小さな公園で炭酸がすっかり抜けてあまいだけになったぬるいコーラを地雷処理班の様な真剣な表情で飲みほしたきみはぼくの伸びすぎた不精髭に眉をしかめて公衆トイレに走って行った、きみ ....
手さぐりで
あなたを想う
言葉を選ぶよりも
ただ想う
私はどこへもいかないと言ったけど
歩いているから
離れてるのかもしれない
人は
同じところにいられない
カラダは置いてあ ....
浅い呼吸を繰り返して。
生きるのが下手だって。
そんなのはわかってるつもり。
どこかで苦しんでる人がいるって?
そんなのはわかってるんだ。
わかってるんだってば・・・。
....
伝えたいことはたくさんあるはずなのに
いざ言葉にしようとすると何も浮かばない
目を合わせてハグしてキスをしたら
全部伝わればいいのになあ
境界線がわからなくなるほどにくっついて
全てが伝われ ....
悲しいことがあったなら
みんなで分けてしまおう
誰かが潰れてしまうと
また悲しくなるから
今日のあなたの役割は
喉が涸れるまで
泣き尽くすこと
それだけで十分
そ ....
あさこは
朝男の
肩にだかれて
しあわせ
という色を
はじめて知った
あさおは
朝子の
肩をだいて
愛
という色を
はじめて知った
ひゅぅ ひゅぅ
ひゅぅ ひゅぅ
....
「たより」
生活に疲れた頃
きみは ゆっくりと やって来て
るすがちな ポストに
ことり、と 手紙を 入れて行く
とにかく 早く 帰りたいと
ばかみたいなスピードで
のほほんと暮らす ....
アフリカの大地に曙光がおとずれた朝
遥かなるネグロイドの神が大地にいのちをあたえ
僕たちの元初の曾祖母がおごそかに懐胎して
DNAの長いながい旅が始まった
ユーラシアに流れ出た ....
戦争を知らない子供たち
に私はとても含まれる
ただ年を取り大人になった
だけども戦争をまだ知らず
お国のために撃ち合った
徴兵された男たち
脆い理想を背負わされ
愛する ....
夏休みを、なんとか、
2日取って、
土日とくっつけて、
4連休の、二泊三日で、
軽井沢へ行った。
彼女と行った。
新幹線で行ったの。
たった1時間でつくのさ。
なんだかわか ....
きれいな指でしごかれても
立たなかったよ
その唇にも
その胸にも
反応しなかったのさ
(ひょっとしたら足なら・・・
いや、ワキなら・・・でも、それは言えない)
こんなにステキなレディが ....
空から降りた
この雨の
いつ、を
えがこうと
わたしの自由
だから
わたしも
あまり多くを
気にかけないで
雨に
ふられる
ふれ、られる
....
(嘘つき)
と
だれかに言われ
ぼくは
眼を醒ました
八月の
朝、はやく
遠くから
なにか
まぶしいものの流れが
こ ....
タイマツを持って
ストーリキング
最高にハイ!
世の中が歪む
世の中が間違えている。
自分は間違えてない。
他人が変われ、
自分は変わらない。
人から金を貰い
湯水の如く使い ....
この世の終わりに
貴方は何をしますか?
誰かと共に死にますか?
遊びますか?
詩を書きますか?
友達と語らいますか?
喜んで死にたい。
泣いて死にたくない。
笑って死にたい。
人 ....
仕事が嫌いで
ただなんとなく生きて
情熱がない
毎日お茶くみして
PHPでプログラム
上司のロボット
巻き込まれるのは
良くないけど
熱意がないと
人は感動しない。
開きかけた、その唇の奥の闇の中に
あなたは何を押し止めたのだろう
流星群を期待してベランダで見上げた夜空の下で
私は見つけられなかったね、と
それしか言えなかった
夏の湿り気をおびた ....
あなたは誰になろうとしてるのか
振る舞いに他人を感じる時がある
あなたに与えられた名前
その意味をさぐるように
敬愛をこめて、あなたを呼びたい
素のままのあなたを
あなたは誰にな ....
夜更けになると
一両だけの黄色い電車が
黒い森に向けて
走り出す
鼻高山の尾根が
急角度に夜空をめざすあたりから
月が紫色のサーチライトを照らす
生き方知れずの子供たちは
ハーメルンの ....
山陰線沿いの小さな町で
夏祭りの夜
フクロウが飛んだ
神話とは何の脈絡も無く
舞台では
痩せた若者が舞った
(高速バスのキップ代が
案外と高かったから)
トントンと踏み鳴らす細い脚
....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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