にきたまの
ささめきと。
どろつちの
ちんもくと。
今宵の風も
黒雲をはらい。

にきたまの
ささめきと。
どろつちの
ちんもくと。
雨のよは
ほかになし。

黒蝶貝なる
 ....
{引用=たとえばかつて

真っ白なキャンパスを前に
僕は少しの不安と
多くの期待に似た興奮を覚えていた

ように思う

つまりは
人の記憶は曖昧なもので}




目覚めた ....
都会はとても静かで
ちょっとかっこよくなりたくて
屋上に出たりする

前髪があるのも似合うねぇ
と友達が言ってくれた
少しずつ、変わるもの


都会はとても静かで
顔のわきっちょに ....
苦しみに苦しみ
私の求めるものを追求する
“I need your help. ”
“What you need is your happiness or my help? ”

“You  ....
あれから、どのぐらい時が経ったのでしょうか。

今でもあなたのことを思い出すと、胸がどきどきします。

もう、あなたの声も、しぐさも忘れてしまいそうなのに

不思議なものですね、

瞼 ....
深夜二時の静かな夜
てらてらと月が笑っている

朝焼けとともに草木は目覚め
さわさわとお喋りを始める

やがて歯車達が目覚め
ぎしぎしと電車に乗り込む

僕はそれを横目で見ながら
 ....
僕のキボウたちが
帰還した
脆弱で
ふわふわと
吹けば飛ぶような

キボウたちは
希望の面をかぶった
苦悩かもしれない
でもそんなことは
もうどうでもいいのだ
キボウたちは
 ....
やさしい人はどこですか、と
尋ねることばが多すぎるので
空はすっかり無言です

晴れ渡る青空の日も
雨の日も
風の日も
空には無言が広がります

だから時には
黙って空 ....
いすのないブランコが
かぜにゆれている

きっとあれは
おばけのブランコなのだ

ふざけてしゃがんで
ブランコのるふりしていると

かぜのこえが
こどものこえがきこえる ....
鏡を見つめるわたしの目の中に、
鏡を見つめるわたしの目が映る。
(ひとみの中で、鏡像が無限に連鎖する。)

鏡の回廊、光線の無限反復。
鏡の回廊、すべてのものを閉じ込める。

瞳のなかで ....
くろく、くろく、くらい空。
雨の音がきこえる。
天井のうえ、
雨の音がきこえる。
空と屋根との多重唱。

埃積もった机のうえの、
十年遅れの怠惰な時計。
秒針だけが独りできざむ、
十 ....
探し物をしている
今朝の気がかり
思い出せない名前

探し物をしている
ゆっくりそれでいて少し
あせりながら
だって今日がまた
終わってしまうから

見つけ出せずにいるのは
小さ ....
れいぞうこをあけると
いつかのなつの
せみのこえがきこえる

わたしは
トマトをひとつとりだし
つめたいそれにかぶりついた

れいぞうこをしめると
せみのこえはやみ
ト ....
今日もいつも通り
という自覚もなく

今日もいつも通り
という毎日が過ぎ

今日もいつも通り
私の隣には君がいる


だけど突然

底なし沼にハマるように
記憶に足を ....
私が私を見ている
不格好な背中が憎い
お前、なぜそこに居るの

私が私を見ている
丸まった背中が悲しい
お前、どこへ行くの
どこへ帰るの
鬼には非ず
母の背に
握りこぶしを
つくりて仕舞う
 
 
台所に行くと小さな深海がある
水圧で食器洗浄機が潰れている
よくあることだね
きみが見たこともない魚を
きれいに包丁でさばいている
時々あることだね
たまにあることだね
 
 ....
一足早い中国の秋

人恋しい季節

たどりついた河北の地で

気の早い寂寥が

僕をつかまえる

もう出会えないかも知れない

あのひとの笑顔を

残してきたのは

や ....
分厚いクチビル突き出して
隣のOLの耳元で
「サトウさん、ちょっと今晩付き合って」
「部長とのこと全部知ってんだよ」
一見いい人そうだけど
誰しも薄暗いところはある
だけど
うーうー、だ ....
ある夜
激しい異臭がして
ベッドから飛び起き
電灯を点けて見ると
テーブルの上で
俺のドッペルゲンガーが
ジャージを膝まで下ろし
脱糞していた
蓋の開いたノートパソコン
和式便所と勘 ....
空にポッカリ満月が

月が
月が
月が

幽玄な月が

稜線の上に
屋根の上に
ビルの谷間に
窓の隅に
小さな水たまりにも
澱んだドブにも

無数の月が

ゆらぐ水面 ....
路地裏の縁台に腰掛け
はだけた胸元に
団扇で風を送り

茶請けに水羊羹
冷茶を一服口に含み
にんまり、

路地には打ち水がしてあり、
しおれかけた朝顔の鉢が
そこ ここ

遠く ....
安堵の表情を見せる半角英数字。
あやふやな下線の下心。

断末で響き渡る
Enterの音に合わせ
密かに口を空けながら
呼吸してみるのも
案外
悪くはなかった。

止まる一歩手前か ....
茜の空と群青の海

私は その{ルビ間=はざま}に行きたくなりました

赤紫の{ルビ間=はざま}は 空でも海でも陸でもなく

名の無い存在で

寂しげのような 楽しげのような

{ ....
傘をさせ傘をさせ傘をさせ傘をさせ傘をさせ
このやろう

雨だ雨だ雨だ雨だ雨だ雨だ雨だ
雨よふれ


傘をさせ傘をさせ傘をさせ傘をさせ傘をさせ
傘をさせってんだこのやろう


 ....
何も応えない貴方は
私にとって死んだも同然。
武器の形をした島

地球上で最も凶暴な住民、ただしあくまで、潜在的に

ありふれてはいるが、空から見下ろせばその島は太平洋に浮かぶ拳銃にみえる、シリンダーのあたりから山となって人工の針葉樹林が ....
液体で生まれる
混ざりながら/ゆっくりと凝固する
凝固したら溶ける
液体になる
蒸発する

液体で生まれる

あいということ
いきること/しぬこと
今日
万の人が
死にました


今日
千の人が
死にました


今日
百の人が
死にました


今日
十の人が
死にました


今日
人が
死にました

 ....
こねこね
こねこね
小さな手に余る
大きな生地


こねこね
こねこね
非力な手に余る
硬い生地


ママが作った生地
ママが丸めた生地
ママがくれた生地


こねこ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
雨の夜につむ3*11/9/14 1:12
架空の書庫組曲111/9/14 0:54
東京タワーのあかいろはみぞるる411/9/14 0:10
I need Love my own!ペポパンプ2*11/9/14 0:00
初恋藤村 遼太011/9/13 23:55
それぞれの朝うずら豆111/9/13 23:32
あしあとシホ.N511/9/13 23:15
やさしい人はどこですか千波 一也4*11/9/13 23:06
おばけブランコ小川 葉111/9/13 23:00
無限回廊あまね6*11/9/13 22:54
時をきざむもの3*11/9/13 22:47
見つけたいもの朧月211/9/13 22:24
かたち小川 葉311/9/13 22:19
惑いの記憶COCO911/9/13 21:00
私の背中青井とり311/9/13 20:55
長押 新1*11/9/13 20:52
浮上する、朝にたもつ611/9/13 19:49
中国の秋ジム・プリマ...2*11/9/13 19:38
火曜日版のアナゴさん[group]花形新次1*11/9/13 19:21
リアルマッコイ和田カマリ6*11/9/13 18:25
満月の夜にwako211/9/13 17:23
夏の夕暮れ……とある蛙10*11/9/13 17:13
休めない息を慰めてyuugao011/9/13 17:11
はざまsubaru...22*11/9/13 14:19
あんぶれらぶらっくす ...211/9/13 13:46
返事がない。ただのしかばねのようだ。れもん211/9/13 12:33
メロンアイランド乾 加津也8*11/9/13 11:45
あいということつみき611/9/13 10:23
命の距離三之森寛容111/9/13 9:54
小さな手の大きな想い111/9/13 9:34

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