大好きなものがたくさんあったの
愛しいひとがたくさんいたの
そんなものに
線引いて消していくのが
大人になるということ
あきらめてわらう
あきらめてなく
大好きなものが、愛し ....
雲の流れを見て回る世界を知った、眠い夕。風揺らす木々の緑は空に交じり音を鳴らす。
ああ、あたし、明日死んだ。
ならば、生きている今を生きようとしたのに、掴んだ指は赤ん坊のように小さい力だった。 ....
わたしはでかけた
わたしの最大公約数を求め。
みっつのふしぎがおどる
わたしのまわりで、
しかたなさそうに手をつないで。
わたしはでかける
鏡の洞窟を通って。
おどるものたちも息をひ ....
空に
砂粒を
さあっと
撒きました
あなたが
一体
どれだけ
追いつめられて
いるのか
少しでも
理解
できるように
空の向こうへと
僕は飛ぶ
果てもない空の奥へと
人々の声は聞こえない
僕の魂はもはや抜け殻
今、夜が壊れて
光が顕現する
彼と会えない日が続くと、
私は彼を探して歩き出す。
彼は、私の部屋でベットに腰かけ、
私を抱きしめ、
キスをして、
私はそんな彼が愛しくて、泣く。
歩いていた時 ....
はらのはらには
ぶたのふた
きのみきのまま
ぶたのふた
ぶたのふたあけ
ふたのふたあけ
つきのつぎ
あんいなあいに
やみよがそこに
つ ....
ろうそくの寿命を
保たせたいのなら
使わないこと
点けても
すぐ消すこと
大事に
大事に
しているうちに
なくしてしまう
こともある
けれど
(おまえは
....
ケイト・トムソンの彫刻に
奇怪な地図がうつり
病んだルネサンス文学が
こころの甘さをのぞかせる
やわらかく、やさしい殺人のように
手織りのヴィンテエジキリムのうえで消えた
かけがえのな ....
万珠沙華に埋もれた肌の白さ
眩んだので栗の木肌に齧り付きました
露が濡らした唇から爪先の艶かしさ
喘ぐまいと墓を掘りました
落陽に照らされて香るしなやかな黒髪
乾いたので口に含み ....
110920
ケッ! 右肩上がりの統治下の真昼の決闘が
出鱈目な紛い物と知っているのに
筋書きを少しだけ書き直しての再上演
力道山が空手チョッ ....
神田へ(カンダヘ)
今日も行くさ(カンダヘ、エー)
連れて(カンダヘ)
行ってあげないよ(オーオーオー)
どうせキミは興味ないだろう?
だから
京浜東北線に揺られて
神田へ
ひとり ....
苦手なんですよ
花の名前を覚えるのが
花言葉なんて
無縁なものだと思っていました
すれ違ったのは
昨夜のような満月の夜でしたね
苦手な記憶が刺激を受けて
分厚い花の図鑑を取り寄せまし ....
ムーンライトは首を傾げ
夢見る素振りの、ああ、や、いい
や、うう、などを零した
静寂には幽霊は溢れ そこから見渡すかぎり
幾つかの季節を駆け回って眠った
....
鮮やかなる君の記憶、
記憶のなかにある君の
断片、片側の私
私だけが
日々を疲労し
年老いてゆく
電話、指文字
誕生日おめでとう、
好きだよ、
おやすみなさい
誰からも何もとがめられることもなく
俺は生きてきた気がする…
遠い街で酒を飲み干して
中古の車を飛ばしていた
どこにいくというわけでもなく
そこで何をするというわけでもなく
ラジオから流れ ....
絶対他者 自由 牢獄 理解 消失
アウシュビッツ ビルケナウ ダッハウ
人間には不十分で、
飢餓 不衛生 実験手術
人体破裂 劇物静脈注射
僕は何時でも劣等生だ ....
良い詩を書いた夢をみた
白く光る窓辺、花瓶の横のメモ帳に
涙を拭いながら
山吹色のえんぴつを走らせ
時に端を噛み
悠長、と呟いていた
花瓶は水だけ入っていて
くびれた所は緑に汚れてい ....
海も山も世界も隣国も愛するひとも
平気な顔をして生き延びてゆけばいい
そののほほんとした安らかな幸せを
祈れる自分になることだけが
今のところ唯一の
絶望しないで生きてゆ ....
きのうは愛してたけど
きょうは愛してない
あさってはちょっとだけ
愛してるかも
そんなていどで
生きてるから
手首に線路がおろろろろ
わたしはしってる
じぶんできめる
す ....
どういうふうでも
最後には
もういちど
出会いたいと
おもう
もういちど
出会って
いまより良くは
できない
おなじように出会って愛みたいになってぼろぼろに傷つけて
たくさ ....
空気よりも
もうひっかかりがない
永遠なんて
刹那の妄想なのだろうか
それともまだ
出会えていないだけなのだろうか
世界で一番なんて
数えるのが邪魔くさかった ....
あぜ道
土手道
アスファルト
地に足つけて
歩く人
目で見て
聞き耳
手足でさわる
現実つかむ
歩く人
我流
下流
それぞれ流儀
流れるままに ....
ウルトラマリン。ここは深い海だ。部屋に積まれた延滞のDVD。小さな囲いをつくってきみと1000年間ねむってる。名前も忘れられた古生代のさかなみたいに。だれもたずねてこなかった。枯れた窓 ....
愛しても
愛さなくても
愛せなくても
自分は自分のまま
だれが認めなくても
悲しいぐらいに変わらない
なら
変われないままでゆこうよ
この道を
戻れ ....
失恋の供物に写真を上げる
猫の写真
彼女の好きな動物
2日に一度ずつ
拾ってきた写真を選んでは
ブログにアップロードしている
かわゆいのから間抜けづら
凛々しさ ふてぶてしさ
....
我慢して我慢して
苦しんで苦しんで
喜んで喜んで
楽しむ
美酒爛漫
塩辛い肴
禁断の実
煙草吸う
涙が出る。
鼻が出る。
傷つけて
癒されて
どんなに大人っぽいと言われても
どんなに大人に見られても
中身は正真正銘女子高生
ご立派な16歳糞がきんちょ
無神経な言葉を彼に浴びせ
平 ....
明日は思いっきり変態な格好してやろう
下着なんか真っ赤なブリーフ履いてやろう
髭もじゃで鼻ピ空いたロンドンガールみたいな
だって明日はお前がいないんだ
あれがあれじゃなくなる日 ....
「鳥が空で迷子にならないのはなぜ?」
幼い目で僕を見上げた
その髪を撫でながら
「くだらない考え事をしないからだよ」
と呟いた
美しいものは特に
何も持たずに輝いている
昨日 ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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