空無の暗闇の果てに 
火花放つ鱗光
厳粛な瞬間の開け
別次元の響きに至る

とても遠く唸り鳴っていた声
今の此処に鮮明に聴こえ入り
意味無き意味超えた歓び充ちて
内なる雷鳴轟きのずんと ....
朝起きてカーテンを開けると
電線にわたしがいる

鳥の姿をしているが
見間違うわけはない

数十年かけて探し回って
こういうかたちで出会うとは

じっとこちらを見ているが
とくに興 ....
まっ青に晴れた空の下
うなりをあげた風と共に
ちょっと前の未来からやってきた
小さな落下傘部隊が
地上に舞い降りてくるけど
今しか見えないにんげんには見えていないらしい
彼らは透明の弾を連 ....
心のなかに
空っぽの部屋がある
空っぽにしてある
なにかなくしたわけではなくて

空っぽの部屋は空っぽだから
タンスもない本棚もない
ラグも敷いてないし椅子もない
ポスターもカレンダー ....
離婚。

それはいちばん容易い手段
私もあなたもラクになるでしょう

“妻”の座にプライドもあった
執着もあった
意地にもなってた

だけど
それでいいの?
と問われた時に
ど ....
いつの頃からかお風呂に
クジラが住みついている
巨大な体を丸めて
浴槽に収まっている
餌は何処かでとってくるようで
元気そうにくるくる回りながら
水浴びをしたりする
種類を調べよ ....
枯葉の落ちた道は
思うことも特に無く 存在する
時間の積み重なった事実に
今日も川が光っていた


僕はある歌手の公演を見た 
少し寒い日だった
友人と帰りがけに 少し
会って 感想 ....
誕生石はトパーズ

子供の頃は
冴えない石だなぁ…と思い
嫌だった

そんな私が
トパーズを見直したのは
ブルートパーズが現れたから

なんて綺麗なんだろう
トパーズも悪くないと ....
Amazonプライムの中の核戦争ドドヤーン
シアタールームに積み上げた本たちが
ドサ
何とかしてよね年上彼氏
震災が来たら一緒にシノーネ
粗大ごみ廃棄300円券をペタ
高枝切り鋏をやっとの ....
赦すこと 
と他者に言いながら、
自らは愛する相手他者を
刺し殺そうとする・した
この自己欺瞞を軽く流す愚か者。◯
 アーケードを沢山の人が歩く
 なにも考えていないときの
 脳内のような光景

 半透明な意識が血管を流れていく
 言葉がダマになってそこかしこで死んでる
 ふと 誰かの気配を感じて振 ....
嘘の蓄積
宿便のよう
いつもどこか優れない

ホラから生まれるホラー
天井の木目が顔に見えて
天井に睨まれる

良心の呵責が
眠れない夜を提供する

明日が来るたび
腹の中が黒 ....
唇と唇を重ね合って
舌と舌を絡め合って
きみの口の中の粘液を
舐め尽くしたい
きみの唾液を飲み干したい
それ以上のことは不要だ
例えきみが要求したとしても
股間をモゾモゾさせたとしても
 ....
司りに従い小路をいき続け
青々とした木の葉の一枚ふわりふらり
足許に着地し揺蕩いながら懐いてくる

苦しく狂い乱れる流浪の時を終え
止まるべくもない時の留まるに此処
ゆっくりゆくり裂け開く ....
黒か白か
白か黒か
肌色に近い赤か

波にゆらめく生命線
分断しては繋がり溶けこむ
下降線と上昇線

鏡の前で無理やり口角を上げようと努力する人のように
Uの字を描いては徐々に薄まり ....
マガモがシベリアからやってきてはにぎやかに鳴いている
人造湖に多くの渡り鳥達が群れていた
赤い大きな橋のたもとにあった古い山小屋旅館は解体されて
長い年月に蓋がされた

昨日今日、ほぼ今年最 ....
貴方に、希望も与えない

闘う大義が無いなんていうことが、あるのだろうか?

怒りは、石ころ 
いつでも足元に転がってる

蹴飛ばせ そして、踏みつけろ
理由という大義を探せ

私 ....
やたら屁は出るし
その屁はとてつもなく臭いし
腹の底には何かあるだろうな、
と思ってたんだよね。

コールタールだった

そんなに厚くはないが
しっかりとこびりついている

言葉は ....
どっかの時空の三蔵法師が
私の頭の緊箍児(きんこじ)を締め付ける
私は孫悟空じゃない
法師様よ間違えてくれるな

明らかに緊張性頭痛であるが
ストレッチなんかやる気力はないので
まっしろ ....
それは
切迫性尿失禁ですね
トイレに近づくと我慢が効かなくなり
おしっこが漏れてしまうことです
ドアノブ症候群とも言います

先生
直るんでしょうか?

原因となるような病気はないの ....
○「生きている生きている」
生きている生きている
子どもも大人も
生きている生きている
ばあちゃんもじいちゃんも
生きている生きている
病人も貧乏人も
泣いたり笑ったりしながら
暑い暑 ....
わたしは 見える
煌々とした そのなみだ
瞬く間に 朝焼けに呑まれ
そして流れていく わたしたちへの
迸る 色とりどりのなみだ

きらきらと 耳をうつ
さよならのうたを うたうのかい
 ....
あなたのことを祈ると
泣かずにはいられないのです


わたし、こんなに涙脆いものではなかった
小さい頃に
父から「泣くな!」と叱られて以来
泣いたことなんてなかった

あなたを想えば ....
修羅のこころは
今日いちにちで消え失せました

たくさん傷つけてしまいましたね
ごめんなさい

私が“仏”となったときは
あなた方を祝福できるでしょう

一ヶ月前は餓鬼だったのです
 ....
せっかく地球に生まれたのだから
歩くことが目的のはずだった
世界は広く
散々 than than
どんどん自分が小さくなり
動作もぎこちなく
それで
歩き方を忘れた
匍匐前進するには体 ....
お花のかたちの穴が空いた
躰 心 かわいいね かわいそう

埃の積もった秒針 潰れたウジ虫
誰も知らない アーティスト

好きなものばかり 食い散らかして
破裂して死ぬ みんな
骨と皮 ....
寄る辺なき一本の傘をしっかりと差し
冬空の透きとほる青をわたりゆく者の魂
都会の地にたおやかな会釈の影をおとした
忙しく行き交う人々の誰一人として足を留めることなく
影は寄る辺なき余韻を残しな ....
テレビに映るにこやかな笑顔
介護の大変さなど微塵も見せず
嬉しそうに成功した親の介護を語るゲスト

母と私はため息をついた
(介護ってそんなに生易しいものじゃない)

祖母を介護していた ....
for Reina Terao and Sayo Takeuchi

 かの女の声はまるで電話線を通したみた ....
「こんばんは、」


鏡越しに降る もしくは水面越しに降る 積もる

記憶は曖昧 瞳のシャッター 脳内現像と再生 にて

私を移ろい 彩る全てに於いて 堕落しないこのぬくもりは
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
到来する時の間にひだかたけし224/11/25 18:19
にせものやまうちあつ...224/11/25 14:01
フリスビーそらの珊瑚10*24/11/25 13:58
空っぽの部屋【きょうのソネット】佐々宝砂1124/11/25 12:02
本能りつ2*24/11/25 11:41
水平線たもつ424/11/25 7:17
冬の入口番田 124/11/25 1:55
ブルートパーズ─永久の青─りつ5*24/11/25 0:10
震災の前松岡宮424/11/24 22:08
五行歌、GetAngry戦慄(改訂)ひだかたけし6*24/11/24 20:56
アーケード(2024.10.30)草野春心224/11/24 20:06
天井に睨まれ6*24/11/24 18:56
絡め合いたい花形新次124/11/24 18:24
小路より大路へ、そして(改訂)ひだかたけし424/11/24 17:50
慟哭栗栖真理亜024/11/24 17:39
初冬の夕刻山人17*24/11/24 15:09
怒りの石ころ鏡文志7*24/11/24 14:35
コールタールりつ5*24/11/24 12:32
鎮痛剤【きょうのソネット】佐々宝砂424/11/24 12:17
ドアノブ症候群イオン3*24/11/24 12:07
独り言11.24zenyam...2*24/11/24 10:30
とおくとおくのお星さまみぎめ ひだ...224/11/24 1:10
祈りりつ1*24/11/24 0:54
私が“仏”になる時6*24/11/23 19:25
than6+*24/11/23 19:01
花瓶印あかり524/11/23 18:33
光の翅と還りゆく詩の人と*ひだかたけし8*24/11/23 17:52
リアル栗栖真理亜13*24/11/23 15:21
still hate中田満帆124/11/23 14:57
藤の間 垣間見るゆるこ3*24/11/23 14:53

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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