のんびりと部屋で
ボケーっとしている。
1日こき使われ
疲れ果てる。
茶を飲み
話しをして
音楽を聞く
涙が出る
後頭部が痛い
耳カスをほじり
お酒でも飲みたい気分
煙草 ....
えーっとマン
えーっとマン
ハイッ?ハイッ?ハイッ?
ハイッ?ハイッ?
えーっとマン
えーっとマン
霞む瞳
遠い耳
薄れる記憶
ついに本格的
老化現象(鼻毛も白い)
あき ....
もう何も 考えられない
指のさきから 実が虚に変わるよう
愛しき思い ああ 言葉が拙い
壊されることを 望んでいた
それに気づいて 途方に暮れて
花壇に並ぶ パンジーの
無垢なそれしか ....
怖い夢を見たような気がして
飛び起きたけれど
何の夢を見ていたかまでは
思いだせなくて
ぬくもりが欲しいと思ったけれど
誰もいなくて
もう一度
眠り直そうとしたときに
のどがカ ....
あの震災、原発事故以降、
ずっと不思議に思うのは、
なぜ、いま、
RCサクセションの「カバーズ」問題について、
どこのだれも掘り返そうとしないのだろうとゆうことだ。
レコードコレクターズで、 ....
自分に無い物を持つ人を
好きだと思ったり
妬ましく思ったり
自分に出来ないことが出来る人を
すごいと思ったり
自分とは違う、と思ったり
自分に無いと思う物は
いつだって
の ....
さば味噌ホケキョ
のれんをくぐれば香りが唄うよ
さば味噌ホケキョ
わたしはとろけた脳髄ごはんに浸して
さば味噌ホケキョ
時間は蜜にとろけて流れる
さば味噌ホケキョ
かつおが踊 ....
人の足跡や足音が消えて行くのは
目に見えるように分っていた。
あの場所では
自分を疑うより、他人を疑ったほうが
人の居場所として適しているのかもしれなかった。
(汽車は鉄橋を渡る)という詩を読んだ時
僕の乗る列車はまさに鉄橋を加速して
大きな川を渡っていた
人生には時折、そんな
場面と場面の符合する
シンクロニシティがあらわれる
....
赤いべべ着た ちいさこべ
尼そぎ 黒髪 艶やかに
紅さす唇 白い肌
伏し目にひたり 宙を見つめて
自ら月と ほの白く
風にそよりと 髪が揺れ
ひた ....
今夜も、仕事から帰った家で
待っていてくれた嫁さんの
台所で、とんとん
野菜を刻む音がする
僕の安月給でやりくりする
我家の食卓
昨日炒めた野菜の残りでつくった
....
私は一匹の蜂
細長い巣穴で目を覚まし
風吹く際(きわ)へ這い出して
私は一匹の蜂
見上げる空は泥塗り付けたように
青く清げ(きよげ)に澄んでいる
....
朝の涼しい職員室で
担任の先生が亡くなっていた
若い女の先生だった
青白い横顔が見えた
海のように
とてもきれいだった
話は変わって
雲には感情がないと思う
感情があったら ....
最近自分の影を投げ捨てる人が多いと聞きます
一度投げたら最後、もう死ぬまで影はなくなるそうです
自分の体全体がぺりぺりかさぶたをとるような感覚であり
それはもう快感を越えたものである ....
一秒もたてば
抱きあったことなんか
うそと同じ
流行りの歌や
この部屋を通り抜ける
なまぬるい風と同じ
出会ったことなんか
....
1年前の夏
オモチャ箱を
抱えながら嬉しそうに
ピョンピョン跳ねる
チビッコ達をみて
【これだ!】と思った
将来の自分を
イメージして
やりたい事を上に
私なりにどんどん ....
夢の中で誰かの手が伸びてきて
グルグルグルグル
ねじまわしの音
目が覚めて
鞄を持ちながら
あっちの会社こっちの会社
くるくるくるくる
回って回ってときたま鞄を叩いてチャ ....
両親の法事にも出ず/確定申告
何ができる/何もできない
電車は相変わらず/余震の陰に沈んでいる。
空は青空/心は鈍色
地震は嫌いだ/自信家はもっと嫌いだ
安全が第1/完全が第1
落ち着かな ....
かり かりらん からん
鉦の響きが行列を先導する
満ちていく途中の
なまめいて誇らしげな月の下
馬の背には選ばれた幼子
金襴にくるまれて
視線を集める戸惑いを隠せず ....
無音
暗闇
上下の感覚もない
手を伸ばしても何も触れない
その手すら
存在するかもわからない
闇に溶ける 意識
静寂…
そんな中から ....
{画像=111013141539.jpg}
西日がやっと落ちた頃
東の空に淡い月
生まれたての赤ん坊の爪の様な
たよりない月が
ひっそりと昇る
まだ昼が支配する夜の入口
騒音と日常に ....
吐き出したこの煙で
あなたの肺が満ちればいい
何ひとつ/満足に与えられないわたしに
その肺を見せて欲しい
ふとした瞬間
君の声が…
聞こえる気がする
空耳?
そうだよね…
君の声が…
聞こえる訳ないよね
君はもう傍にいない…
だけど空耳でも
良いんだ♪
空耳でも…
幻 ....
111010
花電車がやってくる日に
チョー簡潔な祝いのお品
チョコレートのパイを焼く
暖かいうちに運ぶんだ
横断歩道の先にある
プラットフォームには人 ....
今何歳だっけ。
今は平成何年だっけ。
今日は何月だっけ。
約束は何日だったっけ。
何でもいいか。もういいか。
家族って最後の砦だと思います。
そこに帰れない私は崖っぷちですね。
....
静けさから始まる
一つの音、二つ目の音、三つ目の音、
旅、重なる、わをんの音、重なる、
黒い穴から吸い、引き上げられるように
そして男の声、ロボのような人の
そして女の声、それもまたロボのよ ....
彼女は残念な人
塩と砂糖を取り違えるとか
それならまだいいが
今日はイオと間違えた
イオとは木星の衛星であり
今この部屋を
星の軌道がゆくりなく通る
多くの言葉に意味はない
意味があるのは 私の中だけ
色々な言葉を失った
多くは つまらない 言葉だ
人はどこに向かうのだろう
そこで 一体 何を 語るのか
つぶやき「津波」
有名になってしまったね
こんなブランド名など誰もいらないだろう
大きな揺れが来て
あっという間に悲鳴まで飲み込まれた
あの日のことを
思い出すたびに心が騒ぐ
戻って ....
いちばんかくじつな死を
おしえてくれましたね
無常を手に入れました
もともと孤独は得意ですが
愛の作法もちょっとは覚えました
闇の中で光るものを
見分けるす ....
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