金魚すくい
きらきらひかる夏祭り
君の手がはなれて
とおく
とおく
とおく
泣きながら僕の名を呼ぶ君を
心から
愛おしいと思うのです
....
雨ってやつは
悲しくもない 涙みたいだ
くたびれた革靴の つま先から
じわじわと 染み込んでくる
晩秋の雫
子供の頃は 雨に酔った
そのどこか 厳とした冷たさに
突然景色がうつ ....
ひと気の無い遊園地の回転木馬は何の夢をみているのだろうか
つまらないことで君を傷つけてしまったり
幼稚な振る舞いを見せびらかしたり
いま秋は深まる
間違いなく哀しみはやって ....
「海」を書いたら「波」があらわれ
「雲」を消したら「光」がさした
「木」の上には「鳥」がさえずり
「春」の木陰 疲れた「君」がねむってる
「ぼくらあの大草原の小さな家にふたり仲よく暮らそう ....
すごい、すごいすごい
宇宙のように遠く高い空
遠近の狂う大きな雲
ああ、美しく真直ぐな世界
間違いない
今僕の正中線はここにある
遥かに見える松並木を超えて
空を行く為に。
キラキラパチパチ
うるさい花火
ガラガラゴロゴロ
観覧車
ぐるぐる回って運命刻む
てっぺん子供
右と左に天使と悪魔
一番下で老人が、重たい鉄骨支えて ....
土星と木星
わっかをはずして輪投げのわ
丸い星は太陽の上でジャグリング
とんがりぐつを御者にして
惑星引き連れお手玉しながら
宇宙の楕円をなぞってなぞって
....
青い空ゆく薄い雲
高い方では風速く
何でもすぐさま過ぎてゆく
青い空ゆく薄い雲
何も描かず消えてった
消えた雲たち どこにもいない
青い空だけ光 ....
遠くにたなびく雲たちが
かすかに色づきはじめた
広くひらけた空
あんなに遠くにと思われた空は
見上げると
ふれられるほどに近かった
象の親子のかたちをした雲がやってくる
風にのっ ....
怪物が生きている
光輝く彼の歯は
ぼくらの目の前まで延びてきて
触手のようにでろでろと頬をなで回す
ペッペペペが時間を移動する
阻止はできない
絶対出来ない
....
この街に来てからというもの
僕は
何もすることがなかった
仕事がなかったから
人混みの中に紛れては
帰るべき場所を探して歩いていた気がする
遠い昔のことではない
不況は今もこ ....
黒い森の自画像
照らせない色を重ね
声を描いた
ひとつ上から落ちる真昼に
金と緑の暗がり
雨のなか とりあう手
星のありか 点と点を
十四までつないで
....
あれだけの量の雨が7月から降っていたのか
大雨で河から溢れた泥水が
国土を覆い尽くそうとしている
タイは海抜の低いたいらな国だ
大阪でいうと寝屋川市みたいなところだ
タイ ....
私には見えなかった
そこでいつも思うことが そこから
ぼんやりと 肩をすかして
私の前から 通り過ぎていくとき
私が考えようとしていたことは何だろう
それは具体的ではないことだ
....
るすでんが
でんわにたまっていく
れいぞうこには
こえのないものばかり
たまっていく
それでも
たべなければ
こえもにくもへらないから
るすでんを
ひとつひと ....
エリぃのtweet鬼畜的情報量、でゲロの兵役義務。
日比谷のヒロユキっぽい青空をバックにセルカちゅ、
mixiのギークコミュにてバンコク女子発のオレゼンテーションラボ
があるきゃ。
平 ....
死ぬまでの鼓動の数が決まっているのなら
私の命は幾ばくか
狂った心臓は早鐘のごとく鳴り響き
アンバランスなココロは悲鳴を上げた
むき出しの傷口には
塩を塗り込む奴らがいる
荒れ ....
近所の、
お惣菜屋さんの弁当は、
最近20円値上がりして、
300円になった。
夕方、ふたつ、買ってきた。
病院へ行くと、
彼女が、看護士さんに、
いつ、入籍するのか、
手続きが変 ....
私の心 守ったならば
あなたのことを 愛せたでしょうか
あなたの心 守ったならば
私のことを愛せたでしょうか
ああ 出来るなら愛をもう一度やり直したい
ああ 出来なくても自由をもう一 ....
きもくさもはなも
あんなにきれいなのに
ほんとうは
にんげんになりたいんだろうか
こんなにきれいにうまれて
よごれながらいきて
またきれいにしんでいく
そんなもの ....
イギリスがまだアルビオンと呼ばれていた頃
神に逆らうゴーモト(Goemot)という巨人がいて
その頭目が
ゴグ(Gog)とマゴグ(Magog)の兄弟だったという
故事にちなんで
+
....
鴉の脅しか 豪雨の呪いか
それとも地祇の怒りか
そんなことはどうでもいい
ただ「時」が正確に解決してくれるなら
打ち揚げ花火か 遠雷か
それともジェット機の爆音か
そ ....
電話が鳴る
慌てて冷蔵庫の扉を開ける
受話器が耳に冷たい
+
電話が鳴る
慌てて冷蔵庫の扉を開ける
外はすっかり夏のようだ
+
電話が鳴る
慌てて電話機と冷 ....
今日2011年10月22日、
夕べ5時20分なのに暗い
冬至までふた月もあるのに
隣りの雨戸が静かに引かれた
5時過ぎれば明かりを点けて
籠って私的な時間となるのだろう
うちに何と ....
あははとわらって
はらっぱはしった
あはは、
あはは、
ばかみたい。
いひひとわらって
きみにちゅうした
いひひ、
いひひ、
....
命は螺旋
星は輪を描いて
私は
ゆっくりと分裂の限界に近付いてゆく
おれとおまえと
ついに頂上決戦
戦慄く足元
吠える顔付き
いやんなっちゃうね、まったく
今までこまこま色んな奴と勝負して
やっと勝ち上がったはいいものの
どうやらおれのやる気は
音 ....
{画像=111022145824.jpg}
ヤギ!
そんな訳ないでしょ
こんな街中に
ヤギがいる!
どれどれ
先を行く子が飛びはねる
ブロック塀を抜けると四角の ....
頭蓋骨にできた
真新しい裂け目から
溶岩のように少しずつ
少しずつ溢れ出し
酸化され忘れられる
無数の棘で成立した
忌まわしい果汁
マイナスの体温で
初めて気づかされる
曾祖母の ....
扇風機がうつむいて
右や左を見回している
探し物はなんですか?
あの日、海岸で拾った
貝殻なら引き出しの中
扇風機がそっぽ向いて
止まってる、そばで
あなたが寝ている
今は探す ....
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