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打ち寄せる砂浜に
文字を書いている
崩れ消えて行く文字達
流木を持ち
強く刻み付ける
水際に暗く強く ....
白馬に乗った王子様なんて
そんなステレオタイプな理想はいらない
男なら飛龍くらい乗りこなせなくちゃ
この人に付いていったら
何処にたどり着くんだろう?
何に出会うんだろう?
どんな運命 ....
こびとたちは
誰もいない夜の静けさを行進しながら唄う笑う
なっぱ はっぱ こっぱ ぱぁぱぁぱぁ
ふっと すっと ほっと とぉとぉとぉ
えっさ ほっさ ほいっさ さぁさぁさぁ
....
見上げた空が青ければよいのだと
降り続いた雨が止めばよいのだと
そんな歌を聞いて育ちました
私はハッピーエンダーなので
疑問の底までを質問できません
手を取り合えばよいと
幕が閉じれば ....
水の音に、
さらわれてしまった、
まるで、体は、
どこにもないかのように、
流されて、
くだけた、
服にまとわりついた
みずの、おとだけが、
私をぬらして、
ずっとずぶ濡れだった ....
泣いてないよ
そう言いたかったけど言えなかった
声を出したら
嘘になりそうで
嘘は
嫌いなあなただから
なんにも言わない
言わないままふたりで
ずっとい ....
良く晴れた秋の日の朝
力強い日差しが
窓辺へと降り注ぐ
働く人々は
そんなことは気にせず
うつむいてペンを
走らせているが
その表情のない顔には
窓辺からの光が
輝いている
身 ....
きみの楽しいメルヘンを
ぼくはもう聞けないのだ
きみのあわてん坊の優しさに
ぼくはもう包まれることはないのだ
ぼくは裏切られているのだろう
きみは抱かれてもいるのだろ ....
まどろみの視野角。
法外ではない場所からの眺め。
無作為な安らぎならば
自然と下のほう(法)から
取り出すことができるだろう。
「あれは、水より重く仕上がっているのだ」
糖質に ....
もうそろそろ、
みんなが同じひとりの人間だと
考えてみてもいいですか?
神様
頭からキノコが生えている
抜いて良いものかどうか
水や肥料をやるべきかどうか
などと迷っているうちに
毎日少しずつ
キノコは大きくなっていく
キノコ生えてるよ
と心配していた ....
気に入らないから、
きみの死だけを考えているよ。
死ぬことについて。
死ぬことについて。
死んでほしいことについて。
いっしょに遺書をかこうか。
きみが死んでもいいように。
....
美しい歌を歌えば
人は集まってくる
人々の美しさにつれて
汚い歌を歌えば
人は集まってくる
人々の汚さにつれて
今、空に星は閃き
それを人はガスの塊だ ....
獰猛で
狡猾で
臆病で
暗闇で
血がにじむ左足は引きずって走れ
傲慢で
厄介で
不潔で
空腹で
欲しいものは奪って逃げろ
無情で
貧弱 ....
打ち上げられた
鯨みたいに
疑問符は
すべもなく
空の青さを映しだしている
怒号も慟哭も、祝福も
みな同じ音ならば
この
広い世界に満ちるものは
みな同じ水だ ....
気持ちを放る
それを避けられる
遮断される
それで気づけよということなのだろう
でも
放った気持ちは
どこへゆけばいいのだろう
放った相手の
コレクショ ....
死にたい奴らの行く所は大抵同じさ
純度に満ち足りている 許されない存在の宿る所
考えることの必要としない 現象の連なる 気持ちいいと引き換えに得た辛さ
何処にも行けないと言えるまでの言い ....
靖国通りの先に大きく聳える
東京スカイツリーの展望台から上部ユニット
メタル素材の三つの顔が浮かんでいます
陽光を反射するでもなく
ぎらりぎらぎら照り光っています。
ゆっく ....
今日、秋の日は暮れ
世界は己が回転をやめる
今日、秋の日は暮れ
僕達は自分達の世界(ワールド)へといそいそと
今日、秋の日は暮れ
君の髪はその風に揺れ・・・
今日、 ....
八月の森のいちれつは
空や雲や水平線がつらなって
やがて終わりの景色のなか
白い波の輪郭にしずんでいった。
泡と光をとじこめて
ヤギの背中のようにあたたかく
そして
引き返せ ....
みずのいちばん深いところから
ららるら、ららるら
と、音がなっている。
どこがはじまりで
どこがおわりだったのかわからなくなった世界で
祝福は洪水になってあふれていた。
夏のに ....
白い砂浜をあるいていると
神さまがいらしてね
あたしのあたまんなかに
鳥をおいてった。
その鳥がいうには
夜のむこうがわには
せかいのおわりがあってね
あいする
ひとともの ....
男ですもの
人並みに
風俗通いを
したものよ
そこで私は
知らされた
前立腺の
重要さ
初の経験
緊張で
普段元気な
マイボーイも
縮み上がって
役立たず
顔も上げずに ....
ほそい喉から、くらい胃へ
くらい胃から、からっぽの湖にほとばしる閃光
さかなたちの皮膚はただれて
潤える草花は焼かれていく
けむりは静かにたちのぼる
聞こえるか、曇りにおびえる青空よ ....
季節外れの
風鈴が
ベランダで
鳴っている
カラリカラリ…
一人で作った
江戸風鈴
横浜の花火の
絵を描いて作った
江戸風鈴
風鈴の音が鳴る度に
君と過ごした夏を
....
夜風が強く吹いています
あなたの町でも風は強いですか
月が外灯よりも明るいです
あなたの町でも月は明るいですか
木々が夜風に鳴っています
ぼくを風がなぶっています
....
多くの言葉
多くの 感情
友人ではない人の群れ
すくなからずの自分自身
旅は果てしない
君はどこにいく
昔はどこにいた
*
長い長い流れの中で
紙片に詩を綴る
儚い ....
電線のすき間に光る欠け月
本当の私は いつも煙草を手に思いを口にしてた
風のあたたかさや
寒さ
楽しさ切なさを
今朝の風はあの日に似ていたよ 悲しみの模倣のように
冷たく
日差しゆるく
....
つばがじわりと溢れる
喉ぼとけを鳴らし梅干しを予感する
大きな瓶に詰められた
肉厚の梅干しは
弾けそうなほど丸みを帯び
さあひと口でおやんなさいと
口をまんまる放り投げれば
すっ ....
84歳の母に蛍光灯の豆電球が2つとも切れているのに
と言われた
そうなのだたぶんちょとおかしい彼女とデートするよりも
よっぽど切実なもんだいなのだけれど
ぼくは恣意 ....
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