太陽が帆をあげて
シャツの内側の漁港を照らした

さえぎる言葉のない純粋な心臓を
切り裂くように 糸を縫うように 流れる光
家々の屋根が風に吹き飛ばされ
海辺のように 透き通る空に 舞 ....
夜空の雲の切れ間に
黄色い月が光る
何も期待せずに
視界に留めておこう

秋の四畳半
ささくれた畳が
ちょっと冷たいね

厚い雲が滑って来て
月の顔を覆うから
 ....
嫁入り道具に緑黄色野菜
箪笥の中に
新しい郁ができたから
外套を仕立てて
真冬の海を越えよう

汽船は
象の浅い眠りを北上する
腐葉土の寝台の上で
僕らは窓枠を外し
マッチで焼き殺 ....
アクロイド殺し








ストリキニーネ




















僕が物心ついた頃にはもう


 ....
カラオケ行こう
バドミントンしよう
ボウリングに行こう
バッティングセンターに行こう。

旅行に行こう
遊園地に行こう。
食事に行こう。
飲みに行こう。

一緒にマザーグース歌って ....
もう後戻りできないよ
君は僕のもの
今後ともよろしく

コーヒー飲んで
KBQ食べて
タバコ吸って

帰りの切符渡して
キスをした。
君は振り向いた。
手に手をとって
仲良く楽しく生きましょう
弱いもの同士、支え合って
共に生きましょう

人を喜ばせ
人を泣かせ
人を感謝し
人を尊重する

見返りを拒み
隣人愛
神が喜べば
 ....
ひものついた雪が
首の下で揺れる

残されているのに
しばられて

くずれていく 雑な音声

ふらついて
たてついて

鳴るはず も
ない すずやか
な 声
畑を荒らす娘の、
頬が熱い、
雪が、熱を、奪っていく、
その体温で、
走り抜ける、
足は、まだあたたかいか、
鼓動は いつも我と共にあり
孤独や不安も 共に受け止めた
うごめく感情も すべて
そこにいたんだね

感情ってどこにあるんだろう?
見えやしない心の傷を
どう癒せばいいのだろ ....
幾何学模様の視点から
感情の起伏の凸凹が取り込まれ
次第に次第に
抑圧され削り取られ直線

直線と曲線で囲まれた幾何学模様も様変わり
その視点で見ると美しいものも
グロテスクであったりす ....
丸々眠る母の腹から
黒々丸い烏賊の目が
こちらを見ていた。
ここに
この収まり方はどうだと言わんばかりに
長々
見ていた。

 ありがとう
 お前も帰ったの?
 お母さんも帰りだか ....
書き溜めた理想が
燃やされて、
吹き飛んで、
わたしは扉も満足に閉められない
検体になる

眼球の
背びれ、胸びれ、尾ひれ、の連動がなす
鱗の反射にいち早く気づく若者よ
両肩が雪崩る ....
真っ白い紙が好きだった
四つ折りにして切り離し
たくさん集めて綴じつけて
カバーに布を貼りつけた

憧れを描いて書いた
何十年過ぎても

たとえば生垣のプラン
今は構成中
東の庭は ....
 
 
犬が僕の名前を呼ぶ
僕が返事をする

また犬が僕の名前を呼ぶ
また僕が返事をする

そんなやり取りが愉快で
何度も繰り返す
そうしているうちに
犬も僕もすっかり年を取った ....
眠る隣人、
或は起きている隣人、
大体は同じように生きて、
人間を取り巻いた朝が、
いよいよ始まる
もっとも盲目的な自由へ
順番に抜けていく魂、
もの言うことなく開かれた
濃厚とさえ呼 ....
産まれてこないほうがその者のためによかったならば、なぜ私は産まれてきてしまったのでしょうか。

私の罪は消えません。

私は見知らぬ子を傷付けました。
ああ、それは紛れもなくその子の勘違いな ....
今宵の月はひしゃげた月よ
なンか足んない頭でうかれる
さかづきに注ぐは甘美な水よ
一気に飲みほしブハハと笑う

楽してェか
師匠は言った
はいしたいです
俺様は言った
 ....
場が照りつける炎天下

文学は言語の恐ろしく立体的なホモトピーだよとぼやいていた
あの方達はお元気か

あついあついこんなに暑くてはかき氷も冷めてしまうよ
しかし衝突が起こりますなあ

 ....
蛍・樽・足る
君の瞳は 眠ってる
翡翠色の 淡い光を
胸に 宿したまま

何となく 美しい
ぼんやりと 夢・現に
想ったこと

どうしても 一度
感じてみたくて

君と 蛍の地 ....
朝ひとつ
文鳥を買う
老朽の小鳥店で囀るけたたましさに呆然として
毱のような歪んだ標(まと)を見上げた

アクリルを
内側を
痛めつけながら悲鳴(いのち)は
雛たちから剥 ....
目前に開ける現在を見据えながら
ぼくは常に
過去と共に歩み続ける
手を痛いほど伸ばしてみても
握り締めたら弾けて消えた
歌の中で揺らめくシャボン玉みたく
刹那の現在は遠く遥かで
 ....
ありがとう。

今日一日もありがとう。

私の命ありがとう。

素晴らしき日々ばかりではない。

むしろ辛いばかりの日々である。

けれども、

私はここに在ってとても嬉しい。 ....
  とても静かな川に
  三羽の白鳥がおりてくるのを
  土手に座って眺めていた
  冬は
  遠くまで澄んでいて
  羽ばたきの音も
  波紋の微かなひろがりも
  すぐ傍らに ....
あたし

ここにいたら
たぶん
だめになる


な ぜ 
風 ふってくるんだ
いちどに

ちぎれて

みんな


ここ に いては
だめ ?


だめなんだ
 ....
なだらかなおかがつづいているこの辺りは

雲雀のさえずりが静かに雲にとどいている


きのう釣ったさかなをみずに帰してやるといっしゅんキラリとひかりを含んで消えた


春になるとれんげ ....
扉をたたいて
問いつづけよう

自己意識が
身体を所有するのか
身体によって
脳の働きが派生するのか

魂の世界が
形而上の何かが
あるのか
物は物たりて
物質世界がすべて ....
おっぱい



おっぱいがすきだ
まえかがみになったとき
えりもとからのぞく
おっぱいのあたまがすきだ
ぶらじゃーがかぱかぱして
ちくびまでみえたららっきーだ

おっぱいがすきだ ....
たわわに実る桃の実から
地平線へと流れる川まで
何もかもが瑠璃色の世界から
私たちはやってきて
何もかもを
忘れているだけ
おろかだね、と笑う
おろかだね、と泣く
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
風の生まれる古代 透5*11/11/12 23:12
月と四畳半御笠川マコト311/11/12 22:47
ハネムーンかいぶつ311/11/12 22:43
そして誰もいなくなったTAT2*11/11/12 22:41
したい事ペポパンプ4*11/11/12 22:32
婚姻届5*11/11/12 22:31
目指すものは4*11/11/12 22:31
声帯系砂木11*11/11/12 22:17
習作ballad211/11/12 21:44
迷走菜穂5*11/11/12 20:21
視点……とある蛙411/11/12 19:18
烏賊の目オイタル3*11/11/12 18:57
被験伊月りさ411/11/12 18:36
小さな計画木原東子9*11/11/12 18:36
埠頭たもつ211/11/12 18:26
Sendai Huyu長押 新1*11/11/12 18:20
これは懺悔ではない。安樹2*11/11/12 17:28
ひしゃげた月よ田園111/11/12 15:03
星図としての家系図宮岡絵美311/11/12 14:04
群生地藤鈴呼2*11/11/12 12:07
白文鳥乾 加津也9*11/11/12 11:30
届かない現在寒雪111/11/12 9:03
桜 歩美1*11/11/12 8:29
白鳥[group]草野春心3*11/11/12 8:19
かぜのように[group]佐藤伊織011/11/12 3:51
丘を下る夕べには梅昆布茶4*11/11/12 2:49
問いシホ.N411/11/12 2:27
ひらがなでかけばゆるされるかもしれない木屋 亞万9*11/11/12 2:10
無題木下レモン111/11/12 1:52
311/11/12 0:52

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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