緑化動物園に
人間の家族が押し寄せた
本物の動物はなんて面白い!

牝ライオンは遠くを見ていた
シマウマはみじろぎもしない
フラミンゴは小さな池で小さな群れ
家族持ちは、像、猿、キリン
 ....
わけもなく暴れたくなる衝動を
行動に代え、妄想に変え
夢想の内で暴動と成す

自分勝手に沸き立つ{ルビ悶=モン}を
暴言に代え、無言に変え
無声の内に雑言を尽くす

お安い御用さ
も ....
今宵、狂気はにべもなく
ひどく静かにやってきて
藍の窓辺に、頬杖をつき
淡く虚ろに、佇むばかり

声を荒げることもなく
涙を湛えることもなく
笑み拵えることもなく
白い孤影をひたすらに ....
おおらかだ
笑い声って おおらかだ
笑い声に出会えた日は 幸せだ

高台にある 小学校に
ソプラノの歌 響いて
ひざしが からっぽになる
水は だしっぱなし
生けすの 魚がはねた
 ....
どこかで誰かが泣いていた

悲しくて
それとも恋しくて




悲しさに理由なんていらないけど
流した涙はしょっぱくて
それでいて仄かな甘さなんて感じてしまう

なぜって
 ....
部屋を一歩踏み出したときから孤独は纏わりついてくる

貧相な湾と丘陵に挟まれて
身動きが取れなくなったこの街に漂う霧のように
湿っぽい感情はいつまでも俺の皮膚から離れない

東京行の駅のホ ....
きみが覆いつくした 世紀は輝く

きみは高らかに筆を降ろし 画布から水面につたう

きみは光と水を 調合する

きみは招待で

振向くきみは侵食のようだ

きみは廃棄物マニフェスト ....
お母さん
もうあと数分ながければ
僕はもうすこしうまくやれただろうか
突き放すような絶対的な太陽の拒絶
凍りつきながらも吐き出した白い息からも
その導線はゆるぎないままで  ....
下弦の月が押し殺した笑い声で見降ろしている夜は

やり場の無い紅い狂気がぼくを支配する


沈潜する魂は追いつかない時を追いかけて

それでもワインの薫りがなつかしいのだが


1 ....
青く光る水槽に逆さまに泳ぐ魚
聞こえるのは酸素の音。

ずっと一人で魚を見ていた。
この水族館には人がいないから
あなたもいないから。

生きているモノもいないから。

なぜ私はここ ....
ごまかせない背中の線を
舌が、背骨を1本ずつ折っていくように
移動する(冷静に)
ふと、溶けてしまった金魚を想う
泳ぐのをやめた金魚のように
わたしはぐったり横たわり
白くなってし ....
詩を書かなければ
と思うけれど、詩なんて書きたくない、なーいない。

しをかかかかかかかなければない。
もう言葉が嫌いだ
嫌いだ 全部音楽になって融けて死ねばいい

ありとあらゆるみんな ....
毎月28日はとりの日である
28(ニワ)トリというやや強引な語呂あわせで
オリジナルチキン4ピースとクリスピーが3個で950円
俺はそれをお持ち帰りする
「買出し頼まれちゃったよー全く困っちゃ ....
ほつれた入れ物を抱くヒューマン。
正々堂々
どっちつかずism.

「川の堀は、天に昇る道であった」と
右指にくるまれている鼠から聞かされる。

所詮、羽などは飾り。
そもそも羽根など ....
ぺトルウス・パウルス・ルーベンス


あなたは偉大な企業家で
美食家で信心篤く
明晰な頭脳の持ち主で
そして美しい奥さんと、可愛い子供がいた
そんなことはどうでもいいんです。
色彩と動 ....
そうやって家系図の片棒を担ぎながら
鳥貴族の新郎は
ようやくここまで歩いて来た

混迷の小仏トンネルも抜け
惨事の綾瀬バス停付近を横目に
時速4キロで迎えに来たのは
映画スクリーンのある ....
まだ淡い色の枯れ葉が積もる遊歩道を抜けて
偽善的な11月の太陽の陽射しを浴びに行くんだ
口元から漏れるのは20年前に覚えたメロディーと
歩きなれない道が植え付けた荒い息 ....
新宿駅南口は
ぶらぶら帰りの若い子で華やぎ
オバサンは疲れて足が痛いぞよ
外は
シケた地上よりも夜空が明るい
振り向けば
丸八真綿の看板横にぽっかりお月
かじればパキンと割れそうな
お ....
月夜の晩
森の駄菓子屋で
自由を買ったら
孤独がおまけでついてきた

晴れた朝
海の駄菓子屋で
自由を買ったら
涙がおまけでついてきた


月夜の晩
森の駄菓子屋で
束縛を買 ....
色んな事で
頭が胸がいっぱい

誰かに聞いてほしいけど
誰かに聞いてほしいのに
誰にも言えなくて

まるで湖の底で
蝶を探しているような


ビルの屋上から
釣り糸をたらして ....
私たちの救いとは何か?
共感か、賛辞か、批判か、自己満足か?

私たちは何を求めているというのか?
世間の目か、玄人の目か、仲間の目か、自己満足か?

私たちのゴールは何処にあるのか?
 ....
「どうしたの?」

「あのね」

「うん」

彼女の声はひときわ小さく、ゆっくりとこういった。

「死にたいの」

「…」

「…」

「…だって、君は…もうすぐ死ぬじゃな ....
君は銀の鳥籠に
薄紫の星雲を飼っていた
窓の遠くに見える森の上の空に
時々神様の背中が見えると云った
僕は君にしずかな憧れをおぼえながら
でもただ淡々とあいづちをうったりしていた ....
  どろりとした白い液を
  使い古したフライパンに注ぎ
  いま、君は
  ホットケーキを焼こうとしている



  じゅわり、
  じゅわり、
  温かな灯火が君の
  ....
日曜も19時まで寝ていた
途中  起きて出かけようとしたりしたのだが
布団の誘惑に勝てなかった

布団の中で
「生きているだけで幸せである」
という
手垢にまみれた言葉を
使ってみよう ....
いっしょに
としをとっていこうと
きみが
つぶやいたのは
わたしの
うまれたひ

かんそう
ちゅういほうの
あきばれのそらのした
あかい
ばらをいちりん
きみが
わたしに ....
少しだけ 
こぼれて 
ななめ 
下を向いた 
固い 
紙飛行機が 
風景を 
くだきながらとんでくジオラマの東京のうえに 
東スポの見出し 
どうにも 
ならない 
文字たちが ....
{引用=
わたしらは雨の日には傘をさせばよかったんやと思う
のらりくらり運ばれよるうちに
ぜんぶの角がとれた小石みたいに
下流で山積みになってしもうたね
流れ星が流れたあとで願いごとするよう ....
車椅子を押す老人
毛布に包まれ
それに乗る老婆

誰の目にもとまらず
過ぎて行く人 人 人

悪いのではない
ただ寂しさだけが駆け巡ったんだ

未来から目を背け
まだ先の話だと
 ....
三途の川が、氾濫する程の、
雨が、
家やら船やらを、
あの世へ送っていく、
人間は、何で渡るのかしら、
木が折れる、雨で
骨が、折れる
土が転がる、雨で
息が、転がる
自然が自然 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
地球家族木原東子4*11/11/14 16:17
エゴデタイツルレクイエムfaik3*11/11/14 16:11
白い狂気3*11/11/14 15:25
ただいま[group]るるりら13*11/11/14 14:07
秋空のひと恋月 ぴの2811/11/14 12:45
朝の孤独花形新次8*11/11/14 12:08
アイビー (想起させるものに、忠実に)乾 加津也13*11/11/14 11:44
夕暮れの空地キメラ111/11/14 8:59
寡黙な月と饒舌な孤独梅昆布茶411/11/14 6:20
青の水族館影法師111/11/14 1:21
夜中になれない夜へc311/11/14 0:51
Gestaltブロッコリー...011/11/14 0:42
ケンタッキーフライドチキンを食べた夜は木屋 亞万8*11/11/14 0:11
天鼠yuugao011/11/13 23:05
ぺトルウス・パウルス・ルーベンスm.qyi211/11/13 22:54
鳥貴族の夜にシリ・カゲル111/11/13 22:40
もしかしたらそれはさっきの鳥かもしれないホロウ・シカ...4*11/11/13 22:32
儀式salco7*11/11/13 22:30
いらない舞狐8*11/11/13 22:08
孤独8*11/11/13 21:53
【エール】つむじまがり5*11/11/13 21:50
まっすぐな明日に向かって佐藤伊織211/11/13 20:50
神様の背中塔野夏子4*11/11/13 20:17
灯火草野春心211/11/13 19:36
幸せな人生佐藤伊織211/11/13 19:20
かんな/うまれたひかんな9*11/11/13 19:03
断片をあげますモリマサ公611/11/13 18:35
つなひき佐藤真夏7*11/11/13 17:25
きっと私もそうだろう徘徊メガネ711/11/13 17:05
水害長押 新011/11/13 16:50

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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