音楽が欲しかった

それでも人生を

鼓舞する音楽が欲しかった

生の最先端で

顔がさびしい表面をしている

みんな去ってゆく

ぼくはまたひとりきりだ


くだらない ....
 
 
ひまわりの振りをして 
きみが咲いている 
太陽の方を向いて 
きれいに咲いている 
ぼくは影の振りをして 
地面に横たわる 
こうしていると何だかとっても 
時間の無駄だね ....
ほんの気紛れだった
マンションの折込みチラシで
折紙しようなんて思ったのは

最寄駅徒歩7分を山折り
南角日当良好を谷折り
指紋の間にかすかに残る
あどけない感触を頼りに
無骨な指 ....
ライコネンが
F1復活だってね

mixiニュースで見たら
ロン毛になってた
でも相変わらず男前

F1はもうすっかり
見なくなってしまった
けれど

君と深夜まで
見ていた事 ....
大事なものだから
簡単にはあげられないと

18 乙女

大切だけど
確証なんてものないから


今を見ずに
先ばかり見てて

どちらがいいか
結局
天秤にかけ ....
噛まれるもの
その深い肌触りに
凍るもの
締め出される
忘れ物
ほのぼのとした
わたしの風景
繰り返される山並み
わたしには山並みしかない
という幼い
決意
どこまでも続く
青 ....
男のなかで一番好きだと言われたのだった

昔男に抱かれたとき

女とのあいだに起こる感情より

男とのそれは最初俯瞰できていた

男にされて嬉しかった仕種や言葉を

女に真似をして ....
君と僕とは劣等生

強く心を揺さぶった

垂れ流してる孤独の片鱗

弾けてしまえば劣等生

君と僕との関係性

弱い心を預けあった

積み重ねてる憂鬱の年輪

壊れてしまえ ....
感覚を駆って
熱と湿度が飛び交って
ふたつの身体を高めていく

星間飛行の鈍色の船体が
故郷の水を恋しがって
恒星の配列をなぞるように
五感が跳ねて
目を閉じているのに  ....
見えないものに
なりたいな

癒えないものに
なりたいな


光らぬものに
なるもよし

至らぬものに
なるもよし


切れないものに
なれるかな

消えないもの ....
きみのペースに生きている
ゆるまったり急いたりして
かたちを自在に変えながら
音楽を奏でるいきもの
春の空をゆびで容易くひろげて
降りてきたきみなのでしょう
川辺の花に鼻をよせ
草にむし ....
落ち葉は舞い上がり
私の心を吹き抜けた

はらはらと
はらはらと・・・

舞っては落ちるその作業を
何度繰り返してきたのだろう?

木漏れ日が頬を射す
目を細めれば 見えるあの空
 ....
そうして僕は
誰かを思う
僕自身のことを忘れるとき
虫けらである 僕がいる
四つ目は両手の拳を突き上げて「御節が来たよ」と駆けまわる
階段を望みながら
節々に音楽室のまえ
渡り廊下から滑り落ちてくる気配
たまに体育館のマットの上に寝そべり
(紙きれに書か ....
待ってはくれない時間に

涙を流しては駄々をこねて



私より十数年も先をゆく

あなたの命のそばにいたい。



そして、私が死ぬ時はそばで

そっと手を握っていて ....
時間がないと

あなたの声がして

水色のひかりが

瞬き続けるのが見えた


深淵を覗き込もうとする無数の眼を

ひたすらかき分けて進む

子どものような眼で

誰も知 ....
街の中は喧噪に溢れているので
街の中からゆっくり街道沿いに歩き出す。
季節が素通りしている並木道に
まだ落ちてこない銀杏の葉が茂っている
銀杏の樹肌はゴツゴツしているが
何も物言わずに
 ....
折り紙
あなたは何を折りますか?
折り鶴
空へ飛ばしませんか?

紙を折れば線がつく
たとえば人生が一枚の紙であったなら
線の数を讃え合いましょう

紙を広げれば最初からやり直せる
 ....
もうにじゅうにさいになったの
せいじんしたのはにねんも前のことで
お母さんお母さん、わたしもうおとなになったのよ

たばこがいつのまにかシコウヒンになって
コーヒーもお砂糖さんばいだけで ....
/
あの静けさにはどこぞの野良犬たちも眠れる夜だった 。
誰も覗きはしない冷やかな部屋だから
浮かびあがる「死体」は見なかったことにしよう
駆けつけたときに男が倒れていたのは宿命で、決し ....
世界が死んでいく
街は秋に包まれている
その上空で冬が旋回しており
朝晩につめたい息を吹き込んでいる

秋の煌きは陽射しのやさしさゆえ
イチョウは金色に輝き
紅葉は真っ赤に燃え上がる
 ....
今日も晴天鉄板返し
あんこのつまったタイヤキを
売りつけ光るサングラス

引き金ひいたその指を
命奪ったその指を
ぶら下げている手の平で
作れるものはあるだろか
守れるものはあるだろか ....
しんどかよって言う人が
その後に続ける言葉がある

しんどかよって言う人は
昨日も同じ言葉を続けた

しんどかよって言う人は
しんどかばってんくさと言う

今日も同じ言葉を続け
明 ....
(僕)
追いかけてくるよ
時計の秒針が

片づけても 片づけても
後から 後から
新しい仕事が 湧いて出てくる
さながら蛆のように 白く まがまがしく
時間という競技トラックの 前方に ....
空を朱に染め、
太陽が堕ちる

キミを失う世界で
僕は怯えている


絵空事の未来描いてた
瞳閉じたまま崖を行くような
愚かで自由な旅路

繋いだ手の熱があれば
何も怖くなかっ ....
神保町の古書店でみつけた 
亀井勝一郎の本を開く 

薄茶けた頁の紙を捲れば 
文中の「純粋」の粋のところに穴が開き 
前のページの「醜」という字が穴に重なり 
「純醜」という言葉になった ....
出来の悪い漫画のような
擬音で終わる結末
それを見て笑う あの子は
世界の一部だった

スローモーションの映像
ドコか他人事で
失う日を羅列
僕は きっと裏切らない


気味 ....
誰もが四つ葉のクローバーを、探している 

三つ葉のクローバーとは呼ばないが 
四つ葉のクローバーという名は、しっくりする 

三つ葉のクローバーは(ふつう)だが 
四つ葉のクローバーは奇 ....
世の人々が何処までも積み上げた 
バベルの塔が崩壊した後 
全てが消えた荒地の空に 
崩れることなく 
透き通ったまま立っている、風の塔 

全ての者が去った後 
たった独りで荒地に立ち ....
 「ごめん、本物じゃないから」
 という台詞を使う場面を考えている。

【1】 医師が開腹手術をしたあとで、「ごめん、俺、本物じゃないから」という。医師免状は偽物だった。

【2】 他人の家 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
音楽が欲しかった吉岡ペペロ3+11/11/30 19:18
増えていくたもつ1311/11/30 19:17
折紙nonya24*11/11/30 19:12
ライコネンちゃんこ111/11/30 18:51
18一酸化炭素011/11/30 18:15
幼年非在の虹6*11/11/30 18:01
昔男に吉岡ペペロ0+11/11/30 17:58
死神のラブレター逆鱗社長111/11/30 17:47
星にかける虹あまね1311/11/30 17:28
うてな千波 一也5*11/11/30 16:27
生まれたことについてたちばなまこ...23*11/11/30 15:56
移ろいゆく心菜穂4*11/11/30 15:26
いつか、あなたと出会えたら番田 111/11/30 15:20
ブラボーだんだんアラガイs1*11/11/30 14:29
17歳になる前411/11/30 14:22
鳥の意思、それは静かに宮岡絵美211/11/30 13:53
鼻唄 ー道9ー……とある蛙611/11/30 11:46
折り紙そらの珊瑚11*11/11/30 9:56
おとなになれないこどものひc311/11/30 5:12
「虚体アラガイs2*11/11/30 4:00
まだ眠らない秋の寝顔木屋 亞万1*11/11/30 1:50
通りすがりのタイヤキ屋瀬戸内海011/11/30 1:30
しんどか011/11/30 0:12
秒針まーつん2*11/11/29 23:36
孵化〜polsation〜涼深411/11/29 23:21
窓 服部 剛511/11/29 23:19
ホロウこういった111/11/29 23:14
四つ葉のクローバー 服部 剛411/11/29 23:06
風の塔 511/11/29 23:03
本物じゃない6311/11/29 22:51

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