網戸越しに世界を見つめている
そうしたときのコテツ様は
ひどく冷静で、明晰で
私は
そのしずかな横顔に憧れる

うつ伏せて
同じ目線で目を凝らすが
すぐに飽きてしまう
私は
無防備 ....
さっき屋上にいくって
めがねのおじさんが言っていたからです

「お宅の留守に 何だか知らないが
一匹入っていきましたよ」
主人(照れて)「いや、それはもう」
妻(ほほを染めて)「ええ」
 ....
ゐ惑る、縁ぺいる、う、
嫁い、あうふ、ふふ、

 レイプは不謹慎な言葉だなんてそんなことは知っているけど、
それでも見落とすといけないから定期的に検索しなきゃいけな
い。僕は「レイプ 洋画  ....
深い井戸で口を開く女の陰部
押し広げられた涯の口紅
それを覗いてしまった僕の背中に戦慄した芋虫が這う

民話の語り口から滴る古い童心を奪われ
錆びた鋸が林立する平野は黙って火を食み続ける
 ....
牛をひらひらき、うちうちをたて
かがかえりみへ、かかははくるゑ
むこう三げんみるみる焼けの
どうど、うどどど、どういたしまし
どうま、うまうも、もうどうしょうもな

しろいてらてら、あ ....
兄の表具師と弟の指物師が勝手に呟きあう

     若かりし血潮は流されたままだ

      色褪せた髪は汚されたままだ

 あぁ なつメロは 演歌か 軍歌かなぁ 
          ....
丘の上 灰色のあかるさの中に
観覧車は立っている
色を失くしたその骨格を
冷たい空気にくっきりと透かして
ただしずかに廻っている

ゴンドラのひとつひとつに
乗っているのは
かつてそこ ....
君には 僕の
あやまちで居てほしい

いつだって可能性は
可能性以外を赦しているはずだよ

君よ
君を
がっかりさせないでおくれ

誰も
しらないはずだよ
これは世界で はじめ ....
 
 
壊れない名刺を刷った
どんな道具を使っても
壊せなかった
時々きらきらと光って
きれいなもののように
良い匂いがした
今日はこれをもって
お得意様回り
でも名刺の真ん中にあ ....
雲がいそがしく動く
そのしたで昼寝をする
病院という場所の二階で
腹をさかれてるひとがいる
命うまれ
命きえて
雲がいそがしく動く間に
私が目をつぶる間に
今日という日も
二十四時間 ....
脚立を担ぐ
キャベツ畑で
赤毛に嫉妬
井戸から神話じみた
スポンジ状の
つぶやき
蜜の季節風

家など何処にあったのだろう

四葉のクローバーだらけで
バカにしている
 ....
けたたましい目覚ましの音で
新しい一日が始まる
レプリカントのスタートスイッチが入る
洗濯機がしゃべる
電子レンジがしゃべる
TVがしゃがべっているのは
今日の天気予報
くもりのち雨
 ....
韃靼蕎麦、とても読めませんが
だったんソバ、と読むようです

ニ八蕎麦が大好物の主人が
スーパーで選んだもの
先日 いただきました

にはちソバ
にっぱちソバ

人によって 色々と ....
それは、手のひらでした


空気が冷たくて目が覚める朝
寝床から出るきっかけを作るために
ひとつ大きな伸びをした
ふと指先に感じたもの


腕の中でほんの少し身体をひねる
バランス ....
おはようございます。

今まで本当にありがとう。

酔い潰れてひっくり返ったり

楽しかったけれど迷惑ばかりかけましたね。

ほんとうにごめんなさい。


あなたが心の葛藤を持っ ....
手にした物は
いつか 手にしていない物として 私の元を離れていく
私は防波堤の先端に立っていた
魚の形を いつも 追い求めていた


私は何をしていたのだろう
いつも人の形を遠くに  ....
毎日嫌でもたくさんの人の手に

触れていたら、人間嫌いもなくなった。



まめができて、硬い手。

綺麗で真っ白な小っちゃい手。

傷だらけの冷たい手。

しわくちゃであ ....
景色は遠ざかり鋭くわたしの心臓あたりを逆撫でる
ブルーグラスという熱帯魚みたいに
紅い美醜を纏って
三角の空をながめている気分


ミントグリーンの空気
浮つく不揃いの恋人達が
汽笛を ....

と発語すると
鼻白む思いだが
それは存在可能だ

安易に云えば
隣人への愛
自己への愛
ひいては敵への愛さえも

ここまで生きられたこと
そのこと自体
愛だといえる
 ....
 .... あるところに一人の男がいた
男は理想を見いだせない革命家であり
大義名分をもたないテロリストだった
彼にはため込んだ多くの武器があったし
破壊活動のためのノウハウもあった
それらが彼を一つの ....
いいんだって
わざと言ってみる
それはよくないとき
言い聞かせるとき
なんで
なんで
逆にするの

いらないって
言うとき
ほしいとき
なんで
なんで
嘘いうの

顔にで ....
はナホトカ生まれの十八歳
でどっか相当ずれている
小さい頃からずれている
多くの人とずれている
殆どみんなとずれている
仲間はずれで入れずにいる
ウラジミール・ズレリンコフ
は小学校で持 ....
{画像=111208224010.jpg}


今更ながらに想うのだが


もう一度自分を
バラバラに分解して
細かいパーツの
ひとつひとつに分け
そのひとつひとつを
見分け分類 ....
(かたずいてしまったら・・・)

─あんなに容量不足だったのに
 かたずき(け)はじめたら
 あっという間に
 空き容量でしたよ。

(初期化狂いの集い)

─人によっては
 名残 ....
結婚式はしないかわり、
田舎の親が、
どうしてもと言うから、
結納式というものを、
やることになった。

しかし、
結納とはナンジャラホイ、
わからないので、
由緒正しきホテルに ....
あんまりかわいくないところがすきと
いったら
おこった
『大切なものは目に見えない』−という。

愛であったり 夢であったり 
それってなに?と聞かれると
あれこれ考え始めて
よくわからなくなる。

とっくに気づいていることなのに。 ....
下をうつむいて歩けば
六〇度の世界が失われ
三分の一の人間しか享受できずにいる
足は全身を使って地面をたたき
腕は肩につかまって行ったり来たり
お腹が減る
目線を縛らせるのは雑草か
明日 ....
今日も 明日も 嘆く
筆が 無い
絵心を 持ち合わせてない
カンバスを 支える枝が
折れてしまったと
空を 仰ぐ

何故か 踊って居た 昨日も
しゃがんだまま 瞳を閉じて
空に 祈っ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
コテツ様佐野権太8*11/12/9 22:29
頭痛根岸 薫4*11/12/9 21:43
セクスプロイテーション古月1*11/12/9 21:13
泥と口紅飯沼ふるい011/12/9 21:12
うしを古月5*11/12/9 21:10
Quatrain信天翁011/12/9 20:45
冬の観覧車塔野夏子13*11/12/9 20:17
すぺしゃるな ちんこ鈴木陽一レモ...2*11/12/9 18:57
壊れない名刺たもつ711/12/9 18:55
とけだした時間朧月311/12/9 12:05
マグノリア貸し借りtimole...211/12/9 12:04
沈黙恐怖症の恋人そらの珊瑚7*11/12/9 11:31
だったんソバだったん藤鈴呼2*11/12/9 10:41
101個目のぬくもりあ。9*11/12/9 8:51
ありきたりな私信梅昆布茶411/12/9 5:26
まぼろし番田 511/12/9 2:33
手手手311/12/9 0:56
景色マーブル6*11/12/9 0:51
生きる愛シホ.N411/12/8 23:45
たった一杯の生玉子入りの熱い豚汁の為に人は人を殺せるTAT2*11/12/8 23:43
あるところにただのみきや11*11/12/8 23:42
もういいの朧月311/12/8 23:17
ウラジミール・ズレリンコフsalco7*11/12/8 22:49
それは新しくて滑らかな赤い絹目のリネンなのだがbeebee2711/12/8 22:34
圧縮保存の玉私意の如くyuugao2*11/12/8 22:25
結納はだいろ311/12/8 21:33
バカッチョデフネ6411/12/8 21:28
鷹揚ゆうや211/12/8 21:27
三分の一の世界[group]中川達矢511/12/8 20:54
筆が無い藤鈴呼2*11/12/8 20:02

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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