オトダケ:実体の見えない茸。不協和音を発する。

ムラサキモ:高貴な紫色の集まり。眼鏡を通して見える。

ヤタラトッキ:夜になると音を発する。

クダラカンノン:珍しく黄金色を呈する。 ....
今日 
おおぜいの人とすれ違った
夕暮れ 

みんなみんな
ベクトルがある
私とは無関係の
距離
方角

自らの影踏みで
月を踏んだ
地球が

褐色の月
息苦しさの
赤 ....
ねむっているとき
ふとんとかさなりあっている
わたしはふとんになっている
あたたかくてきもちいい
わたしとふとんはあたためあう
もうここからはでたくない

わたしのまるまったからだ
ひ ....
月が五月蝿い

夜が粗雑だ

音よ無くなれ

時間よ止まれ

車車車だらけ

光よ動くな

冬の関数どこ


頼むから独りにしてくれないか

独りのときくらい独りにし ....
ねじれた柱が
気層を持ち上げる
白と黒と昼
互いを
知らぬ光


穏やかな日には
忘れられた言葉が近づく
思い出されないまま
たたずみ 微笑んでいる


左右 ....
喜々として
危機を迎える
あぶない橋を
渡ってきたんだ

とうとう
滔滔たる流れに
あふれる思いを
分かつことができるか

ダイナミズムの波の中
本当のこと
解りたい

 ....
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{画像=111213232228.jpg}


からっぽな心 / 一日の始まりに駅のホームで


からっぽな心は何で量ればいいのか
朝日 ....
ときがたい遺失のなかに君はいる

わかってるさでもまたいつものようにつっこんでくるし

僕もこたえるさ

男同士でケツ触りながらああ気持ちいい……とかねえねえもっととか

これって仕事 ....
棒ティラミスを奢ると笑ったから
これは気がある
茶を汲んだりしたし
気がある
寺に一緒に行く約束したし
気がある
一本の草となり風にゆれている
無数のいのちの気配
静かで心地よいざわめき

一本の草となり風にゆれていた
触覚をおもいっきりのばしてみる
しびれるような蜜蜂の羽音

暑く深く
生と死 ....
冬の樹木は裸のおんな
背中を向けた太陽の
冷たい背中にしがみつく

鎧みたいに着込んだきみは
冷たい世間にそっぽを向いた
遠くに祖国を
持つ身のように
養護学校の連絡帳に書いてあった

先生が
悲しいことは? と聞いたら
きみが
 「ママに怒られた」と答えましたって
何故怒られたの?と聞いたら
 「タマゴ割った」と答えましたって

 ....
ブラックホールとホワイトホールつこたら未来に行ける思うねん、

タイムマシンの開発を本気で考えている息子がそう言って目の前で紙を折りはじめた

紙折ったら、折ったとここんなふうに伸びるやろ、ブ ....
二〇一〇年夏。オーケストラのリハーサル。
まだ若い、俊英と称される指揮者が壇上に立つ。
曲の中途。世界的な老指揮者が駆け寄り、大きく両手を振って演奏を止めた。
ここは指揮棒を叩くんだ。なぜな ....
妻の運転する車に乗り 
CDの再生ボタンを押す 

「状況はどうだい、居ない君に尋ねる」 

新たなる日々が、始まろうとしていた。 
3年前、自ら世を去った友を思い出していた。 

こ ....
ぶっきらぼうにわらって
ひとりになった
敵も味方もいなくなった

それから詩情が急激に流れ込む
俯瞰視すると
東京の半分が廃墟を建築し続ける中
女は女を探す旅へ
俺は自分に着させる ....
こうやってバスに乗って
流れる風景を見ていると
自らの来し方が思い出される
私はこれで良かったのだと
今は心からそう思える
私は行ける所まで行った
何も悔いはない
今の平穏な生活があるの ....
似た人
意識しあう二人
見つめあう二人
無駄な時間が
規則正しく
過去に変わってゆく

 というのも、
電子レンジで温める様を見つめても
眼球が爆発しないだとか

鼻水をすすった ....
優れたものは

君を入り口まで導いてくれる

だが扉を開け、その先を歩くのは

あくまでも君の仕事なのだ

終わりはすぐそこにある

君が過去を振り返れば すぐそこに

君がど ....
クリスマスの準備に忙しいのは、   
雪だるまだって、同じ事です。   
飾り付けのための樅の木、プレゼント、   
おいしい食べ物やおいしいお菓子。
だから雪だるまはこっそり脚を伸ばして?  ....
僕達は北極星からやってきた

銀河の闇を切り裂き

暗黒星雲や超新星と交感しながら

遥かな光年をやってきたのだよ


オーロラのカーテンをゆらしながら

氷雪を溶かしながら
 ....
愛していると告げた時
何かが間違っていた
それは
蜜を湛えた
花というよりは
壁から伸びた 鎖だった

君という船を 僕という港に 繋ぎ止めておくための
その言葉は 何も与えずただ 拘 ....
穴のあいたバケツみたい?
そんなバケツみたことない
ありもしないもの
あるように語る

雨がふったら痛くなる
この心の原因なんですか?
ありもしない
傷がぐずぐずいう

だれかが憎 ....
夜の海をゆらゆらと私は舟を漕いでいた
天球の子宮のような空間
おだやかな潮の香りがおびただしい生を封じ込めている
櫂の力を緩めると島が見える
オレンジ色のひかりを放ち島がゆらめいている
火の ....
緑を背にして空を見下ろす


雲ひとつない空


吸い込まれそうで、落ちてしまいそうなけがれもない空



ただ 金縛りにかかったように空を見下ろしていた

視界に写りこむ時計 ....
変わりすぎた季節が
額縁から溢れ出してる

部屋は君が投げ出した
何もかもで
埋まってしまった

居なくなってしまった神様の
ナイフだけ光っていた

描けば一瞬さ 風景画
閉 ....
赤い砂漠をトボトボと

白いドレスの女は行くよ

背中に担いだ木の十字架は

太陽に焼かれ{ルビ暗の暗=くらのくら}

既に神は干からびたもうた

軽い軽い炭のクロス
 ....
ピノキオは人間で出来た木だったんだ

一見ばかなことでも視点を変えれば正しいことだと分かるとピノキオは言ったんだ


サンテンイチイチの予兆などまるで感じない八月の伝説の一週間

夜なの ....
ガムは
包んで
屑篭へ

煙草は
消して
灰皿へ

服は
畳んで
押入れへ


さて
この感傷
何処へやろ


飲み込んで
腹の中に?

揉み消して
道の端 ....
家族を失うことは
心の一部が切りとられるということ
腕の一本麻酔もなしに切り落とされたと思ってみれば
その痛みの激しさと
後々続く消失感が
少しは想像できるでしょう
だけど心は人の目に ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
空想植物誌高濱511/12/14 1:30
小さな手uminek...8*11/12/14 1:16
気持ちいい 穴 さようなら木屋 亞万6*11/12/14 0:51
冬の関数吉岡ペペロ4+11/12/14 0:45
降り来る言葉 LVI[group]木立 悟411/12/14 0:02
過流シホ.N211/12/13 23:34
からっぽな心 / 一日の始まりに駅のホームでbeebee23+*11/12/13 23:26
ふれんず梅昆布茶511/12/13 23:10
多変量解析6111/12/13 23:09
蟷螂の夢ただのみきや13*11/12/13 23:03
白い息5*11/12/13 22:33
連絡帳花形新次4*11/12/13 22:16
経歴8年吉岡ペペロ2+11/12/13 21:28
口伝角田寿星311/12/13 20:41
船に乗る日 服部 剛511/12/13 20:37
如何にして裸で、略してtimole...411/12/13 19:35
_渡辺亘211/12/13 19:04
似た人七味とうがら...611/12/13 15:26
入り口yamada...311/12/13 13:14
雪だるまのクリスマス非在の虹011/12/13 10:52
星の子供達梅昆布茶1011/12/13 10:13
契約まーつん5*11/12/13 9:21
地球人朧月811/12/13 8:22
燃える島山人8*11/12/13 6:16
空 2011.12イワキ3*11/12/13 2:50
サナギの色こういった111/12/13 2:25
赤い砂漠faik11+*11/12/13 1:13
ピノキオたちの夏吉岡ペペロ2+11/12/13 0:42
_faik12+*11/12/13 0:32
悲しい特権ただのみきや4*11/12/13 0:31

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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