無理に考えて
こたえをだすけど
それ大抵はマチガッテル
それはアッテル
無理にいそいで
もどろうとするけど
それいつでももう遅い
それもアッテル
悲しい時間は
すぐ思い出すの ....
目を閉じてはならぬ
悲しみも喜びもここに在るのだから
目を閉じてはならぬ
歩くべき道がそこに在るのだから
誰もが幸せであることを望み
それに見合うだけの不幸せを我が身に背負う
故に生きることは辛く
苦しい
※
ふと目覚めれば凜として未明の寒さ厳しく
曖昧では済まされないこと ....
{引用= 「いくつかの骨」
お前の
すべすべした手の甲の
化膿した傷口から
いくつかの助詞が突き出ている
それは月夜の骨のように
生々しくも無機質だ
....
ぞうのとなりで
きりんのあかちゃんが産まれる
月夜、月夜
メーテルになりたかった
冷凍庫から
いちじくを出して
季節のなごりを食んでいる
月夜、月夜
だれかの
アイロ ....
星型の貝殻
君は 知ってるかい
会いたい人に
もう 会えない人とも
囁き会える
魔法の 貝殻なんだって
その ★の先を
そっと 耳に 当てて
目を閉じた瞬間に
波の音と
....
散らかった川を横目に
私は今日も生きています。
ビニールやタイヤの花が咲き
ゴミにまみれたおっきな川を
眺めるじじぃの顔が淋しかった。
少しだけ父 ....
こと葉って 薄いもんだ だれか言う
だって 葉っぱだもの と答えるだれか
葉っぱをどんなにつみあげても
きっと だれもほめてくれないよ
ぱっと吹かれて無くなっちまう
そんなかげの薄いやつ ....
思い上がりも大概にしろ
誰がおまえに会いたいなどと思うものか
おまえのことを知りたいなどと思うものか
クダラナイことを羅列して
悦に入っているおまえは
ちょっとしたピエロか
ハッキリ言 ....
団地センター街のアーケードのタバコの自販機でひと箱360¥のWESTmentholを買ったくもりがちの空の広がる朝
商店街のゴミ箱には日曜日の夜の匂いが染み付いている
コイケヤのチップスの ....
{画像=120510131253.jpg}
あ、
見上げた夜空に
流れ星が落ちていく
急いで願いごとを
心に描こうとしたら
瞬く間に消えていってしまった
ああ、
なんと儚い
....
そんな、過酷な日々が2年3年と続いた。
という、簡素な説明のあとAくんが変わった。急に強く、優しく、そして女の扱いがうまくなった。
Aくんの優しさは、前よりずっと効率的で商業的に成功 ....
名前も聞けず
夜があける
わたしたち
音をなくした
風の強さで
振動する躰
響く、海原
わたし緑色
あなた薄紅色
目の前で
絶望が呼んでる
花弁、ふわり
昔のことを思い出しました。
祖母の家の冷たい部屋の片隅で母のお古の絵本を読んでいました。
弟はまだいなかった頃のように思います。
大人たちの愛情は私にだけ注がれていたはずでしたが私はいつも一 ....
睦月
仲むつまじく
如月
心の不如意
弥生
ヤみヨるイきる
卯月
卯の花ぐもり
皐月
さみだれ誰の涙か
水無月
天には水無くなる
文月
....
いつかうみに流れつく
地下水を求める根のよう
暗闇の先に
冷たい潤いを求めても
指先、未完成のまま
そらに手を伸ばす枝
遠いひかりをからめて(雲に内緒で)
無性に全部、欠けてしまったら
....
街角で
僕は
釣りをしている
信用金庫と新聞屋とコーヒースタンドの並ぶ角で
きみは
なにか
硬そうなものを抱いて
立っている
そのうち雨が
降るかもしれない
この爪を折っても
しぶとく生えてくる
この爪を折っても
歳を取れば 記憶は遥か彼方
この爪に火を点せば
僅かながら この灯りで
道に迷うこともないと口にすれば
痩せ我慢だと隣人は ....
ふりつもったばかりの
しろいゆきをほると
くろいつちがでてきた
そのつちをほると
こんどは
しろいほねがでてきた
しろいほねをほると
またくろいつちが
しろいほねが ....
しんだらいけないんではなくて
しぬのはこわい
しぬ前のぐだぐだした時間がこわい
しんでやるって思うときはキモチよくて
どうでもいいって口にだせば洗い流せる
君が苦しそうな顔をして
あた ....
さぁ憂鬱よ
私の無意味な情熱を
無に還してしまえ
さぁ無関心よ
私のお節介を
有限にしてしまえ
さぁ流るる時間よ
未熟な私を
頭でっかちな老人にしてしまえ
さぁ服従心よ
....
からだにいーものも
ずっとそればっかじゃおかしくなっちゃう
例えばビタミンだってそう
おいしい水だってそう
いつもにこにこ笑ってるのは
世界のすべてが毒に見えるから
箱の中身は ....
おぉい
君は何で死んじゃったのさ
ひとことじゃ言えない
そりゃそうだろうけど
そこんところをあえて
ふん
この世のシステムに合わなかったのよ
例えばどんな
そう ....
フレデリック・ゾマーの
あまり質のよくないコピーと
「時計仕掛けのオレンジ」の
アレックスのニタリ笑い
きみの部屋に語るものがあるとすれば
きっとそれぐらいなものだ ....
今日もいつも通り
なにか新しいことがあるかって
そういってあたりをみまわしている
今日もいつも通り
ずっと泣いていたんだ
でも
涙なんてでるはずもなく
そうしていつものように
ただ ....
闇夜のいろの登山服で
にびいろの舗道に落としてゆく
カルマの手形と
リグレットの足跡を
路面のくぼみはなにを呟いているの ....
る
る
類似の
事象
明け方の
あけに染まる
山の
頂き
る
る
類似の事象
彼は
いつから
ここにいる
のだ
る
る
涙腺
緩んできて
もう
どうにも ....
Ω(モノクローム)
「女の子たちが黒い小さな立方体をその体の節々に取り付けだしたのは
ちょうどセンター・タンにおれがピアスを明けた四日後だ
新しく痛んだ傷がチョコレートのように化膿して ....
受身はつらいよ
君たちは指示を待っているだけだと言われるけれど
自分のしたいことなどできないほどに
外側から押しつけられた
やらなければならいことに晒されてきた
学校の宿題をしましょう
....
夏休みの特別登校日をちゃんと聞いて帰らないような子供だった
虚弱体質で、勉強もできなかったが、不思議と理科だけは、とても好きだった
夏休み、何をするでもなく
ふらっと魚釣りに出かけては、昼寝 ....
2709 2710 2711 2712 2713 2714 2715 2716 2717 2718 2719 2720 2721 2722 2723 2724 2725 2726 2727 2728 2729 2730 2731 2732 2733 2734 2735 2736 2737 2738 2739 2740 2741 2742 2743 2744 2745 2746 2747 2748 2749
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.52sec.