月の出る夜
遠吠えのような声で
なく私
もしもこの恋に
色があるとしたら
紫
片思い
モンテカルロの確率で
恋は成就する
訳わかんない
夢は夢
現実は現実
夢は醒め ....
悪人だけど
よくかんがえると
くちびるのいろが
むらさきだったり
するし
かわいい
めが
ほそかったり
マスクを
つけていたり
ハンバーガーを
男と食べていたりするし
こわがりさんに教えてあげよう
どんなに強く引っぱったって
うさぎの耳は取れたりしない
お星が空からこぼれぬように
ビニルのかばんにボートを入れて
雲母の国まで遊びに行こう
あんまり笑い ....
ページは真っ白なのに
あたしは自由じゃない
ぎゅって押しつけて
あたしの型をとって
転がっても転がってもなににも
ぶつからない面積が
自由と呼ぶならそれは
孤独の別名だね
赤ん ....
口語文学
坪内ショーヨー
ポーション
サンダガ
イオナズン
屍姦
ダビドフ
ベルゼブブ
....
それぞれに様々な「ことば」が書かれた無数の箱の前で男は沈思する 名詞 熟語 接続詞 形容詞…吟味に吟味を重ねた末 男は箱を積み上げて建物を建て始める
実存の子 ....
あんまり寒くて
鼻水が出た
そんな時
あなたが好きだと
ふと気付く
この抑え切れない気持ちを恋と呼ぶなら
僕は恋に落ちたのだろう
この溢れ出る気持ちを恋と名づけるなら
僕は恋に落ちたのだろう
君に触れたいという感覚を恋と呼ぶなら
....
ボクが好きなのはキミ
キミが誰を好きでも
キミがボクを嫌っていても
キミが誰かのものでも
ゆるぎない真実
ボクが好きなのはキミ
よぼよぼになっても
二度と会えないくらい遠 ....
太陽が違うぐるりを回って
ぼくのところへ戻って来る
おはよう
気持ちはおんなじまんまです
月が違うぐるりを照らして
その影の影が光っています
おやすみ
気持ち ....
咲き方がわからなかったので
見渡そうと思った
女はホースで庭に水をまく
小さく集まった緑色はより濃厚になり
葉の先からぽたりと落ちる
はねっかえるのは強すぎる太陽
夏だ。
....
ね・・、きれいでしょう・・・。
踊り子は楽屋のソファに胡坐をかくように両膝をたてて
物憂い女陰をひろげて見せた
ラッパのふくちゃんは太鼓腹をきゅうくつそうに折りた
たんでひたいに汗を滲 ....
朝方の西の空に貴女は浮かんでいた
ほっそりした横顔に憂いを湛えて
あなたは未だ登ってこないの 私は帰ります
だいじょうぶですよ お月さま
お日様は地球の裏側から貴女を見てますからね
安心 ....
小高い丘に向かってだらだら延びる道
リードを着けた猫と一緒に
だらだらと線引き
一呼吸ごとに振り返り督促する猫
漸く丘の端にかじりつき
突き当たりのフェンス越しの滑走路
滑走路を飛び立つ赤 ....
譲れる花 ゆとりある胸中
譲れない花 窮屈な嫉妬
晴眼のように 総てが見通せる
不思議な胸中
邪魔な信念が総てを遮る
不可解な嫉妬
譲れる花 お人好しな花
譲れない花 揺るぎ無い ....
君らはまるで幽霊だ
口だけ喚いて
実体は影も形もない
他人を殺して自分の存在を
その自存を図ろうとするが
君等は所詮影の中の影
風がぷうっと一吹きすれば
影形 ....
私は
鏡の中で火傷の痕を
そっと
指先で確かめる
年月を経て
それは大分薄くなって
セピアに変色した
フォトグラフを連想させる
右頬に
てん、てん、てんと
程よい距離を置いて存在す ....
僕が資材調達課で関根さんが天体望遠鏡を組み立ていた頃総務の峯岸さんが3びきの柴の仔犬をもらってきた
工場の片隅食堂の裏の朽ちかけた木造の社員寮のあたりでわんこは皆に可愛がられながらコロコロと遊ん ....
ふたつの果実
なんで生まれてきたんだろう
なんで生きているんだろう
くりかえし熟して
大きな赤ん坊に育ってしまった
耳の魔女がささやく
真実はひとつ
おっぱいはふたつ
膨らんで ....
要らないなら
それで 良かった
軋む木造の床は
此処に僕以外の誰かが
居る事を教えてくれている
まだ音は止んでない
疑心、疑心、
欲しくなっても
もう 遅い ....
マンションの手付け金のうち、
8万5千円が戻ってきたので、
どうしようか、
談志のDVD全集を買おうか、
ブルーノートの再発レコードをまとめ買いしようか、
カートリッジやスタビライザーを ....
水際に赤と黒が目立つ
君は慎んで生と死を受け入れた
見事なまでに人間だ
老いた男が手を叩く
皺の隙間を呼吸が縫った
砂埃が舞い上がって
裾を払う絵がいつも描かれた
線路は目と鼻の ....
ここあ どこあ
うまいここあ
カチカチ鳴らして
余韻を楽しむ
そこあ どこあ
ももいろのここあ
ドアを開ければ
底冷えピエール鼻が鳴る
ここあ どこあ
そこあ こ ....
こどものゆめ幻なんかじゃない
サンタクロースは社会的想像の産物だ
小学生のころ私のサンタクロースは消えた
べつのメルヘンを育てていった
自分が罪びとであるかのような
....
起きて 動いて 眠る
起きて 動いて ただ眠る
はっと目が醒めれば
朝なのか 私は誰なのか たじろぐ
ただ淡々と過ごす日々は
だんだん世界が甘く柔らかくなっていき
マショマロのようだ ....
今日は焼肉食べに行こう
ユッケ塩タン上カルビ
にんにくホイルは真ん中に
ハラミ豚トロ上ロース
私はビビンバ
あなたは雑炊
最後はつるんとシャーベット
今週はどこへ行こう
....
世の中がすきと嫌いの
ニ色だったら簡単だけど
その分あじけなくなるうすっぺらいね
大丈夫って言葉が軽くて
あたしの口がぱくぱくするの
君が言うはずだった言葉も
とんでいっちゃった
....
君は なぜ泣く
いずれ全ては 塵に帰るだろう
その時涙を流すのは たぶん空の雨雲だけ
君は なぜ泣く
瞳の奥に築いてきた{ルビ堰=せき}が 崩れてしまったのかい
人の言葉が 痛ましい眺め ....
笑みを絶やさずにいよう
しずむあなたの灯台となるために
ずっと絶やさずにいよう
落下の形態が腑に落ちず
目下動転のとある夜だ
路地裏のとうに枯れた朝顔の鉢の
蔓の為の竹が歯の癖の様に泣く夜だ
眠る前から目覚まし時計が気になるのは
眠る前 ....
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