今ある自分になるための過去があった
そして今この瞬間も
未来の自分の為の時となる
過去は捨てる物じゃなくて
向き合う物なんだね
受け止められた時
その想いは ....
僕の気持ちは変わらない
だから
待ってるよ
君の気持ちが変わっても
君が大好きだから
待ってるよ
君にわかってもらえるまで
僕の想いを受け止めても ....
111230
誰でもすぐ書けますと
エッセイ教室のお誘い電話が鳴り響く時に
夾竹桃の花弁がほろりと落ちて
足下に赤い輪郭を記す
ほろりと落ちる度 ....
君と最後に会ったのは
2004年春のロンドン
ヒースロー空港だったね
僕が土産物を買っていて
君が目の前にいるのに気づいたんだ
あの時の君とは別人のような
穏やかな表情だったけれど
僕には君だってすぐ ....
仮面ライダーになりたかった
あのときぼくはまだ
仮面ライダーじゃなかったから
そのことばかり考えていた
三日月は満月になりたかった
ひとはみなしあわせになりたかった
....
この金糸雀は殺して妻の墓に埋めてもようございましょうね。奥さん。
でなければ、私は奥さんのような女の方の前では、きっと目をそむけるか、うつむいていたでしょう。人生の半分を見ないようにしていてくれ ....
蛍光色
に
近い色合いの、液体
を飲む。
島と海
国
錠剤。
食べ過ぎたおれ
は死ぬ
こと
を
せん妄し、
雑巾
を絞る。
壁を拭く。
硝子障子
を
なでる。 ....
掃除機で吸っているのは
捨ててしまいたい記憶なのかな
君の横顔さえも綺麗にみえる
よそゆきの部屋になってゆく
新しいことが
そんなに素敵なことなのかと
横をむく僕の存在は
取り残 ....
蟹鍋の
シメは雑炊に限ります
独断ですが
鍋を預かる私の特権なので
異議は認められません
鍋の湯に
眼に見えないほどの
小さな粒子になって
溶け出した
蟹の
本当の味がします
....
頭のなかで
鳴り響く砂時計
さらさらと
安住を諦めた瞳が
仰ぐのは暗い天井
流れ込むサーチライトが沁みて ....
世界はこんなに美しく輝いているのに
あえて悲しいことを探しだすことはないでしょう
自分を暗い牢獄に閉じ込めている自分の心
それに気が付いたらあなたは自由
篭るのはあなたの自由だし出て行 ....
黒い、僕の地方ではずいぶん前に使われなくなった、ゴミ袋に、アフリカ原産、動物界脊索動物門哺乳綱奇蹄目サイ科シロサイ属のシロサイが入っている。なぜそれがわかるかというとゴミ袋はシロサイには小すぎて、あの ....
もう光のないオヤジにも多少の楽しみはある
甘い哀しみを楽しむのですね
センチメントなオヤジはかなり気持ち悪いが
そっとしてあげてほしいのだなあ
イケメンはずるい
福山 ....
冷たい夜の風に星は瞬き
この頃よく夢にみる、すれ違いに別れたひとたち
呟いても、のみ込んでも、きみの言葉が思い出せない
…遠く、ひとつ、またひとつと寂しさが重く肩に積まれて
振り返れ ....
ノートに身を投げましては
冬の景色になみだを浮かべる
あなたの口に添えた言葉を
死なせてしまった
息を止めて泳ぐ生活のなかで
このわたしに
はじめての名前がつきました
やわら ....
紫の細い糸を
辛抱強く手繰っていったら
あなたに
たどり着けるのでしょうか
このたくさんの
結び目は何?
慎重に解かないと
このまま切れてしまうかもしれない
イヤな ....
かなしげなものを見て
かなしげな目をしてみる
少年が駆けていって戻らない
就職する葦たちの中で
僕も書かれていくけれど
一般相対性僕は濡れているので
エントリーシートにはのらない
特殊相 ....
雪に埋もれて食事するきみたちは
妖精かなにかかい?
その服はどこで売ってるんだい?
高いものかい?
魔法使いのケーブルの話をしていいかな
それおいしそうだね
疑問はいくらでもあるん ....
どこまでも走れる気がした
走ってるうちにマフラーも手袋も
飛んでいった
ただ息を吸って、ただ手をふるだけ
足は車輪で
手は広げると翼になった
早くどこまでも・・
地上も空 ....
あの頃64で
並んでアクションRPGやっていた窓の外の蝉の大合唱を
....
ものすごく寒い夜だった、骨が凍って砕けそうに寒くて、おまけに雨が降り出していた。うすっぺらいブーツの中で足指がかじかんでもともと覚束ない足取りをさらに不自由にした。わたしはこごえて、空腹で、目がよく見 ....
人間のつくった言葉なんて全部嘘だ
そう思ったら謎がとけた
そうだったんだ
やっぱり
そうだったんだ
嘘だったんだ
嘘であるなら
信じないほうがいい
だれかのつくった嘘になんか
....
手の中で粉々にした蝶
鱗粉がまとわりついた指
幼児の残虐性が目覚める
自分の手の中での理不尽な死
鱗粉で彩られた指 虹色に染まる
まとわりつくような夏の暑さに
気だるい顔をした少女
....
夜空に煌く星々は
光年の時を経て降りそそぐ
掌で受けとめた
粉雪は瞬き一つで消えてしまう
久遠の奏で
宇宙の時はワープしてリンクする
冬の星座たち
プロキオン・ベテルギ ....
なぜ生きるのか
生きる意義は何か
と悩む人がいるが
きっとそんなことは
100年生きても
判らないんだと思う
生きる理由がなきゃ
生きられないの?
例えば 単純に
死が怖い それ ....
ごめん
ひどいことばっか
書いちゃいそうなんだ
いやほんと
最近は
もちょっと前向き
なんだけどね
けど俺
レイプのこととかばっか
書いてたから
合意のエ ....
砕かれたうす赤い冬薔薇が
華奢な少年の頸すじに散る
銀色の沈黙を張りつめる空に
黒く慄える梢が罅を入れてゆく
私が押しだした靴の跡に
ごめんねはぬぐえなくて
ゆっくりと連なる六文字の立体は
藍色をくり返しながら君の姿勢を正し
私は文字数を埋めることが出来ず
些細なことだと赤色の呼吸をふさいで
....
混雑した電車のなかに放り込まれることに
いつのまにか慣れていた
つり革につかまっていると
さっきみた、階段を落ちていく男のことが
脳裏に浮かぶ
人ごみの中
彼はまだ
生きているだ ....
かきがいを
ねぎと
いっしょに
にて
味噌汁に
したら
ねぎと
かきとが
あわない
メールが
かえって
こない
これは
つまり
いっしょに
えいがを
みにいった ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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