何もない深い海に
沈みたいときがある
そんな気持ちが
突然わたしから出入りする
たとえば地下鉄の窓からや ....
1番楽しいとき
それは、始まる前にあれやこれやと想像を巡らしているとき
そうだよ
この鼓動
始まる前のドキドキワクワク
まだ忘れてなかった
失ってなかった
僕の中に確かに息づ ....
すっかり足腰が弱くなった昨今
でかいバイクで宇宙へ旅立ちたいと思う
つれない彼女なんて要らないさ
打算の女は沢山だし
抱く気にもなれない
カートコバーンみたいにい ....
今でも あの場所を流れています
高速道路の車列が整然と
途切れない 地平線のように続いて
形にならない声を
無差別に浴びて打たれ
そして 流れ 流れていく河
大きな河の膝の青タンを ....
あの筒に
吹き矢入れたら
飛んでくんやろか
布団から這い出して
動いたらどないや
もうずいぶん眠りこけてるけど、
おしりカビはえるで
頭もわるなるで
そやけど
暖かいねん
このまま死ぬまで
冬でええから
布 ....
小さい魚
佃煮にあう
地元ではイカナゴという
解禁になったとき
町には
このイカナゴを炊く匂いであふれる
僕は走って学校から帰った。
隠し切れない 性欲が
いつしか股間に 表れた
あなたに知られる その前に
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お気に入りは 麻美ゆま
膨れ上がり 爆発寸前 ビア樽の向こうで ....
詩人とは言葉を奏でる楽器にすぎない
笛が風の息に共鳴し
琴が大地の震えに共振するように 
詩の女神様が詩人の体を使って
自ずから発した言葉が詩だ
女神様は様々な手段でメッセージ ....
まるこめみそが母で手前味噌が親父
かにみそがいとこで僕は八丁味噌で野菜炒めをつくる
朝の日差しのなかでふうわりと世界は味噌に征服されてゆく
味噌らーめんが好きだ
夏絵さんの ....
そしてかなしみがやってくる。
前触れもなく突然に。
雨のように。
突然の雨のように。
前触れもなくやってくる。
かなしみは僕の街を濡らしてしまう。
アスファルトを黒く染める。 ....
赤の他人が
赤の他人を
殺したとて
私に何の関わりがあろう
真っ赤な他人が
真っ赤な他人を
惨殺したとて
なにを非難するいわれがあろう
戦争のなかにも慰安があり
平和のなかに ....
全部手遅れだった
修復できるもんじゃなかった
鏡に映る男の顔は
何も届かない現実に
ただ、肩を落とした
絶望という闇の世界を
ただ、感じていた
夢ばかり見て
日々を疎かにして
....
新年
まわりゆく月日
新しいといえるか
迷いゆく道
死の年
まがまがしい月日
もはや過去だ
通いゆく血
あの夏は遠く今
見えるのは
白い冬の日
あんなに嫌悪した脱 ....
ほかに意中のひとがいる
と聞かされた時に
おれの足は地面に
10cmばかりめり込んだ
だから それから
おれはひたすら
しがないシガーを口に咥えて
ただただ青い空を見ている
あ ....
春の気だるい午後僕を眠りに誘おうと暖かく吹いてくる おかげで大学の入学式の記憶は全くない
夏の暑い日家の前の露地に打ち水をすればたちどころに駆けつけ気温を下げるお手伝い
ある秋の日の昼下が ....
ぼくがいないところに
ぼくがいて
くらいところでもだんだんと
めがなれてきて
みえてくる
フラストレーション
フラストレーション
フラストレーションでしょ
まるのなか
うつる ....
悲しいと眠くなる
悲しいと起きてる
それが美しい世界
それが愛しい世界
ひとのために生き
大好きなふたりは
なみだぽろぽろり
ひとのために祈り
大好 ....
僕らは散々なひどい時代を生きてる
それは既にガチだし
....
笑いながら僕らの内部から
ななめうしろに
バタバタ飛んでいった鳥たち
そうだった
僕らに絶対はないのだ
絶対がないことの再認に
僕らと鳥たちのあいだにある
みえない影法師を見よ
....
竜安寺石庭を見ながら、明日の昼飯は油揚げを焼いたやつにしようと考えていた
相手から間違った期待で好かれたのなら
実態が知れたら離れていくのは当然
さいきんつめたいし
はなしかけたら顔をそむ ....
国道1号線を渡る前
信号待ちの車の窓から、遠のいてゆく
最下位のランナーのもつれた足で走る後ろ姿に
歩道から無数の旗をふる
人々の声援が、彼の背中を押していた
国道1号線を渡っ ....
人は皆いつか「自分」という
透けた衣服を、脱いでゆく
その日まで誰もが人という
何処かが欠けた、器です。
(器にはゆるしという
{ルビ一滴=いってき}の水が響く )
....
空虚は私を蝕んでゆくし
不安はわたしを励ますし。
気が狂ったかのように泣いていたって
次の日にはなんにも変わっちゃいないのだ。
小さな原因は大きな動機だし。
....
深呼吸したら
小さな虫まで
吸い込んで思わずむせた
むせて吐いた
吐いて笑った
笑い続けたら
可笑しくて
ついに涙が出てきた
ついさっきまで
悲しかったはずなのに
ほんとに ....
溶けたアイスクリームの香り
赤い部屋の中に迷いこむ花びら
風も吹かない場所で君が笑う
風の中私は無口になる
やはり私の中では
この先も君がずっといちばんであって欲しい
それでも忘れて行 ....
しんどくてしんどくて
もう一歩先が真っ暗で
私の人生もう駄目だってさえ思えた
ずっとずっと病院で
夜になると涙が出てきて溢れて止まらなくて
でも隣りに誰もいなくて ....
子供のすがたのまま
死んでゆけたなら
毎日が
暑い夏の午後で
おわらない
夏休みのはじまりであってほしい
冬を越えるたび
人は年をとる
心に積もった苦悩や悲しみを
顔のしわに変え ....
私のこころ
溢れる言葉を押さえつけ
縫い合わせた
つぎはぎのこころ
君に向けて
溢れてくる
大好き
逢いたい
いつも言えなくて
何度も何度も
押さえつけ ....
一人占めできるだけの愛が欲しい
そうして二人閉じ籠っていたい
もしそうやっていつまでも
くだらない時を重ねたとしてその度に
涙を人肌にまで温めるだけの時間を
あなたは私に与えてくれたでしょう ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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