籐椅子に体を沈めて
  女が自分の手首を切っている
  カッターナイフで
  夢心地な眼で
  なにか、神聖な
  儀式の準備をするように
  女が自分の手首を切っている
  ....
この緑色の液体を飲みなさい
毒は入っていなくてよ
揉み解した葉っぱを干からびさせた物を
お湯にひたして体液を抜き出したのよ
人間は森から離れてしまったから
植物液を飲まないと
魂なき野 ....
息が詰まるほど死にたくなる。

死にたい死にたい死にたい

そんな呟きが酸素の海を漂い、見ず知らずの人間の酸素として息づく

可笑しなところ、ここは、この世界は本当に可笑しなところ

 ....
君と離れそうで

とてもかなしいのです

宇宙って僕ときみしかいないのに

どうして会えないの?
たぶん、枯葉を踏んで
(小気味良いステップで)
たぶん、あなたの森を歩く


あなたの匂いがする森は
いつかどこかで歩いた道
頬を寄せると風が囁く


おはなしをしよう
ブランケ ....
やさしくなれる
わけもなく
その笑顔   浮かべるだけで  




可笑しいでしょ
夢中なんだよ
特別なんだ    誰よりも
とびきりなんだ  なによりも


 ....
そらを見ている
木曜日
ふとんにすわって
見ている

窓枠のほこりが
すこしひかって
あちら側では
木曜日が
ちゃくちゃくとすすんでゆく
繰り返し繰り返し繰り返し
映し出される自然の悪意
抗らうことも無くそのまま流されて行く
多くの生命 一体地球何個分の生命が流されて行くのか

繰り返し繰り返し繰り返し
流されて行く ....
朝であるのにともしびを燈すのは

なぜなんだろう

どうしてなんだろう

こんなにも

世界はエネルギーに満ちているのに


ぼくらは365分の1の確率で

誕生日をもらって ....
サラダの水は純粋だ
野菜の涙かもしれない

湧き出たばかりの水は
すべてが純粋に見える

この心は
どこからきているのだろう
今日という船が
昨日という川を流れていく

川の水源には産声があり
川の果てには海がある

だから海は
あんなにも大きくて
少し悲しい

わたしのオールは細すぎて
川の流れは遅す ....
砂浜に埋めてきたものは
なんでしょう

恋を謳った 小さな貝殻
光なくして落ちた 星の骸
流れ着いた 白い骨
異国の文字が書かれた さびぬれた空き缶

最後に埋められるものは
なんで ....
凍えた掌あたためる
あなたのてぶくろに
なりたいのです

ミトンもよいけど五本指
指先ひとつひとつを
包むよう

ほどけた心を毛糸にし
もいちど編めば
よみがえる

凍えた掌あ ....
爪先を照らす灯
橙色の夕げ
人差し指の先にあった虹
やわらかな心
堪えきれない笑い声
愛しさ故の毒舌

埋もれてみよう
そんな何気ない日常の中に

繋いでいこう
大切なもの一つず ....
冬の、夜空は暗くて黒い
星月がない夜は。特に
ああ
すいこまれてゆく。
なだらかな真っ黒。に思い、が焦げてゆく
恍惚な影
ひかりなし

すくいようのない空の色に
溜息どころか。
 ....
頭よくて運動出来て優しかったのに、中学校入ってから引きこもりになった同級生の事を考えていた。

私は要領が悪くて小学生の時によくその同級生に叱られた。

今、仕事から逃げたいから、引きこもりを ....
              夜空にグラスかかげれば
              茄子紺のよる揺らいでる
              氷の隙間で三日月泳ぎ
              する ....
去ってゆく
風は肺に染み渡り
)おちていた
いまは隠れて
みなし児を見つめた満月がね
冷たいから
(すやすや)と、思い詰めれば眠れないだろう
)静かな夜
ぬくもりを知らずに ....
大洋のなかにぽつんと孤島がある
永い間孤立していた島は海鳥に自分の気持ちを託して遠くの島に遣わした
海鳥は赤い実を啄んで帰って来た
ただそれだけでメッセージは伝わらない
島は自分を掘ることを思 ....
               見守るときに風なびき
               見つめられたら月満ちる
               手を重ねては夜を抱く
             ....
どうして君が死んだの

ずっと問い続けている

どうして君が選ばれてしまったの

ずっと考えている


もっと聞きたかったよ
夢の話や 今作っている歌のこと
昨日見た映画の感想や ....
考えていることに終わりは無いのだと思う
手で書いている言葉だけが 全てだ
誰もが いつも 自分のことに 疲れている
見えないどこかで 誰かが 見つめているというのに


理屈の中で詩を ....
無農薬だからと皮まで食べれるよと

レモンをひと齧り

皮は甘く果肉は突き抜けるような酸っぱさだ

こめかみの奥に木漏れ日がちらつく

でもやめられず懲りずに齧り続けていくと

急 ....
始まりと終わりをくっつけたのは 誰? 

君?
正しなさい
修めなさい
誰が教えてくれたのか


一枚の紙片の前で
私は
何も知らなかったことに気付かされる
苦い沈黙を脳内で響かせる
出会った人、起こった出来事を並 ....
挨拶のできない子供だった
人の顔色をみていた
それでもいい
そうあなたに言える
同じ目をしたあなたの
かたい背中に
小さく震える羽がある
飛んでいいよ
あたしもここまできたんだよ
冬 ....
シンダラソウ シンダラソウ
しんだら草が生えて来て
静かに冷たくなるばかり
こわばりそこに在るばかり
まだらに染み出で色変わり
シンダラソウ シンダラソウ
しんだら草が生えたらば
焼き場 ....
秒針が描く
冬の森
糸を吸い 粉を吐き
はらわたの筒の冷たさを見る


陽の離陸跡
砂とひかり
夜の木のなか
微笑む水


瞼は凍り 空に近く
空は凍り  ....
父さんの
大きな椅子に 身をまかせ
交わる線路
眺めてる

小さな列車
僕は乗れない
だけど僕は
トンネルじゃない

小さな列車
本棚のぼる
壁のお面の
瞳がつづく

窓 ....
お昼はお弁当でした。
毎日お弁当です。
えっとね。これだけ。

少しずつおこづかいためてます
今度小旅行に行きたいです。
えっとね。これだけ。

何も思いつかなければ
くにゃぁり、く ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
角砂糖草野春心412/1/12 17:32
森心あれば木屋 亞万8*12/1/12 16:33
自殺志願者と鬱病患者と自問自答愛心612/1/12 16:11
ありがとうございます梅昆布茶412/1/12 15:43
おはなし、森の石瀬琳々12*12/1/12 14:01
微笑み命法komase...1*12/1/12 14:01
木曜日はるな612/1/12 12:42
砂時計……とある蛙10*12/1/12 12:38
ともしび吉岡ペペロ912/1/12 12:32
サラダ小原あき9*12/1/12 11:43
10*12/1/12 11:29
埋葬そらの珊瑚10*12/1/12 10:54
てぶくろ7*12/1/12 8:53
ハロー、色彩三奈712/1/12 8:27
唐草フウ9*12/1/12 8:03
山岸美香212/1/12 7:55
月逃げて石田とわ8*12/1/12 7:49
こもりうたアラガイs6*12/1/12 5:54
離れ小島たにい512/1/12 5:52
風と月の夜石田とわ2*12/1/12 4:59
現実凪 ちひろ712/1/12 2:34
君の中のノート番田 112/1/12 2:12
レモン畑灰泥軽茶2*12/1/12 2:05
ぐるぐる文字綴り屋 ...1*12/1/12 0:23
修身いっと012/1/12 0:23
冬の少女朧月312/1/12 0:19
しんだら草salco7*12/1/11 23:50
Future Days木立 悟312/1/11 23:13
父の書斎日野2*12/1/11 23:10
これだけ理来212/1/11 23:03

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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