小さな世界の中で
自己満足という
落とし穴に嵌り込んでいた
仄暗い穴の中では
自分の声しか聴こえてこないから
これが世界のすべてだと
信じてきっていた
たぶん
わたしは小さな蛙 ....
まばゆい太陽が目を劈く
私は私でいられなくなる
頭がおかしくなったのか
消えそうなくるしさは
消えそうで消えないまま
すばらしきやさしさは
たちまち真っ黒になる ....
むやみやたらに
不安になった
刑務所から脱走した
殺人未遂の犯罪者
まだ捕まっていないらしい
今にも そいつが
玄関のチャイムを鳴らしそうで
いやいや
災厄はチャイムなんか ....
見下ろしていた
窓からノスタルジアになる前の 笑み と 涙
眺めていた
改めて見ると、目新しくも見えた 見慣れた すべて
....
あなたを知りたいと思って
見つめ合うことを覚えた
わたしを伝えたいと思って
言葉が生まれた
アフリカの大地で
二本足で立つことを選んだ{ルビ人間=ヒト}は
動物の中で一番弱い動物になっ ....
好き という気持ちは
天使ではなく
悪魔が運んでくるのかもしれない
この胸の痛みは
鎌状の針で
突かれているからだ
思いもつかない
衝動も
悪魔とは
悪さと書くが
....
本当の自分が見えている
ハンドルを握るとき、世界はいつもそう問いかける
山越えに近道を抜けよう
必ず刺激的なトンネルがある
べつにトンネルが決めてになるわけじゃない
入り口と出 ....
やりきれない現実?
日本語すらあやしくなる
目の前にあるものが現実
受け入れたくなくても
すでに飲み込まれていて
ながされて
ながされて
今ここにあるなら
ひとつかみの大地を
握りし ....
駅前のビル群の
語源はきっと「かむような」
できるなら
かむように生きてみたいけれど
どうやったって、比喩にはさわれない
多義的な私達を
説明するため
僕達はまだ
ページを増やし続 ....
僕は何者だろうね
木々を揺らす風ほどにも君に触れない
愛を語るほど詩人になれない
スケアクロウがお似合い
僕の言葉は藁人形の独白
ホイットマンにもアレンギンズバー ....
髭面野郎の中年太りした横っ腹をデッキブラシで薙ぎ倒せ
食い倒れサラダ煎餅屋さんはこの先の十字路を右折した先にあるぞ
戦え僕らのサンシャインシティプリンスホテル支配人
明日へと踏み出すその足であの ....
出された言葉はいつも
何も そこで とがめることはなかった
この 見慣れた街を 照らしている
今日の日の窓で
考えながら僕は何を思いつくのだろう
何をしに出て行くのだろう
何を ....
さむいのは苦手だから
言葉が浮遊して寒風にさらわれてゆくけれど
ほどけた靴ひもよりもきみの声の続きがききたいから
吐き気がするほどの鮮やかな春を待ちわびて
春が来たらゼリー状の鬱屈を吐き出すの ....
経験という鍋の中で茹で上がった
卵の殻を剥くように
お前の理性や
潜在意識を
一枚 一枚
ひとかけらずつ
はぎ取っていって
その むき出しの魂を
この手の中に 見つめてみたい
白く ....
ある日
少年は少女に
プロポーズした
少女は
照れながら
コクリとうなずいた
少年は困ってしまった
勇気を出して言ってはみたものの
けっこんするにはどうしたらいいの?
....
すべては暗示ばかり
と気づくことは
恐れる第一歩
見ていたとおりの世界は
忽然と姿くらます
世界をいったい
どのふし穴で見ていたか
暗示をよりよく
読み取るすべを失って
ふき ....
宙をまった
ぼくのこころが
おちて
おちて
おち
て
お
ち
....
空から沢山の羽が降ってきて
子供たちが皆で其れを欲しがっている
僕は幾つかの羽を手に入れて
沢山の子供達に分け与えた
全ての子供達の笑顔が見たかったので
僕はいつまでも羽を集めて ....
豆柴とドーベルマンはどちらも犬だ
紀州犬は犬だし
チワワは犬だ
公約数で括ったら、な
....
あなたという詩集を読む
ページをめくるごとに
あなたは姿を変える
それは紛れもなくあなただ
湖面に張った氷の下で
微かにあなたの体温を感じている
あなたはぼくをぎりぎりまで追い詰める
....
なんの病気
か忘れた
よ。
癌
か
肺炎か
ウニ
は
私も
好きです
病院
の
味噌汁
は家
に
比べて薄かったでしょう
ウニが
好き
なのは
私
だけ ....
僕が
動物達と
鳥達とを
天秤に掛けているだなんて
嘘だ
実際は
どちらからも仲間はずれ
お前には前脚がない
お前には嘴がないって
僕の歌は超音波
だ ....
これって詩かな。。
☻\*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*☆
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愛しいあいつ
お掃除中
ひとのために
お掃除中
昨日は母さん
お話し中
今夜しかない
お掃除中
ぴっかぴかすっすと
さささっさくしゃくしゃ
....
さびしいのに
さびしいふりすんな
さびしいのに
さびしいとか言うな
思い出
メルヘン
傷つき
通りすぎ
さびしいのに
さびしいふりすんな
....
倦怠は ぬるい酸のように
この肌を 柔らかく溶かしていく
このバスタブから 立ち上がれば
街の風が 洗うだろう
むき出しにされた 俺の白いあばら骨を
カルシウムで出来た 籠の網目の隙間か ....
ことばにならないものが
渦を巻いている
それはある期待なのか
失望なのか
わからない
明滅する影と光が時間のように ....
苦労を買って出ろ
好き好んで
苦労する事ない
人は年を取る
ギャップを感じた
あの日の朝に
身障者は嘘をつく
虹色の花
良いアドバイスが欲しい。
綺麗な心で居たい。
恋は盲 ....
それは
私の内側を
蝕んで
赤黒い
蕾を
つけるため
脈打つ
心臓に
まとわりついて
不安と
恐怖の
花を咲かすため
頭蓋骨の
隙間から
中に入って
....
川で河童と出会った
溺れているところを助けてやると
河童は猛烈に怒りだした
どうやら河童はクロールの練習をしていたらしい
河童のくせに生意気だ
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