あなたの詩ください
      あなたの生きている詩ください
      死んでいる詩でもいいから
      わたし、外側からぶち当てられて
      その作用でしか動けません ....
  古骨をそっとかしげる わっちの手
  包むは惚れたお方の手
  初雪でありんす、あたたかい

  北風を待つ渡り鳥
  いつか別れの袖ふるを知り
  もちぃっと一緒にいておくんなまし
 ....
今日の昼ごはんに
ピザを焼いた

冷蔵庫の片隅で
あやうく忘れられそうになっていた
正月から持ち越しのハムを
細かく切って載せてみる

魚焼きグリルを予熱する
五分ののちに
三日前 ....
まちがいもまた
こたえなのだった

まちがいが
ひつぜんであるかのように
せかいはただしい
ほうこうにむかっている

もしもまた
あしたまちがえても
それがせかいの
 ....
さしすせそ

歯に沁みる朝

凍ったままの思考を
ポケットに突っ込んで
背中を丸めて歩き出す

たちつてと

舌で弾けない昼

すっからかんの頭に
ラーメンをすすり込 ....
帰る故郷を持たない
それは誰からも同情されないひとつの不幸

行き場を失った男は
街を彷徨い帰る場所を捜す

しかし もともとなかったものを
どうやって見つけるのか
それは判っているの ....
隙間があるのは

きっといいこと

誰かのこころの一部が

入ることができるから

こころの隙っていうのは

好きに繋がるんだよ
エゴとエロスにまみれて
  塑像の祝祭を冒涜 忘却し
    偶像の葬送を傍観 無視していた
            青い春と赤い夏
  白い秋が過ぎ 黒い冬となった いま
    猫背の髄 ....
  そう、
  昨日は
  冷たい雨がふったけれど
  今日は穏やかな太陽が出て
  きみの背中を温めている
  そこにだけ、ぼくは手を載せている
  取るに足らない日曜日の
  ....
あたりまえ、アタリマエ、当たり前
あたりまえ、アタリマエ、当たり前


君にとっての当たり前、ときに僕にとっての羨望
僕にとっての当たり前、ときに君にとっての羨望


君にとっての ....
がんばるなんて
言葉は嫌いだという君の
背中がとても
がんばっている

ありきたりな
表現しかできないあたしの
足りない部分を
この手で補えたなら

夢としかいえない
大きな想い ....
「行ってきます」と 
「さようなら」は
同義語

「さようなら」と 
「行ってきます」は
同義語

はて
どちらを言うべきか
最期の時に

選べないのなら
いっそ ばかばかし ....
エンドロールでひとびとは
なみだをおさえて
手をたたいているが
しっている
あしもとにちらかる
ポップコーン

扉のむこうで
ほうきを持ってたっている
ストライプの制服を着た
 ....
やあ
何も愛してないぜ
俺は今 何も愛していない 何も

鎖にぶら下がった流しの栓みたいに 底なしの穴の上で 所在無げ
黒いゴムの顎先から 滴が垂れる ゆっくりと
涙型に結ばれた水滴が ス ....
靴をぬいで
寝転がる
蛍光灯のなか
めいっぱいの電子と
こぼれるストラップ

血管ばかりの
わたしの手
ながめながら

新しい炊飯器で
炊いたお米がたいそうおいしい
笑う母の声 ....
一日の仕事を終えた後 
同僚がデジタルカメラの中から出した 
小さいカードがないと言い 

皆でうろうろ 
あちらの引き出しを開き 
こちらの机の下を覗いた 

15分後、元気印のAさ ....
浜辺にて、両手で掬った 
無数の砂に 
たったふたつの光った粒は 
あなたと私 

無限に広がる宇宙の闇に 
ぽつん、と浮かんだ地球の中で 
たまたま出逢った 
あなたと私

た ....
巨大な電波望遠鏡は何を見出すのだろう

彷徨える次元の生命体は愛を理解するのだろうか

僕のキーボードは詩を歌えるのだろうか


哀しい女は今日も沈黙の惑星の砂漠にいる

自分の影を ....
              

              それは雲ひとつない空でした
              たかくたかく透きとおり
              どこまでも見わたせるよう ....
なかなかはいはいが進まずに 
布団に顔を埋めた{ルビ周=しゅう}を 
仰向けにしてやったら 
全身を{ルビ真赤=まっか}にしてうああ、と泣いた 

周は、悔しがっているのだ。 
夢中で声援 ....
「北極星のあたりを中心に飛んでいるのは
アルビノの不死鳥だよ
青白く燃えながら飛んでいるね」
もし 隣の人が突然白昼堂々北の空を指差し
そう言ったら すこし驚くかもしれない
けれど ....
いま

きみが

欲しいものは

なぁに?

ペンかな?
本かな?
お金かな?

教えて

ぼくに
ぼくだけに


こっそり
教えてほしいな



 ....
ぼくはだめだ

傷ついてしまった大好きなあなたを

助けてあげることもできない

あったかい言葉をかけてあげることもできない

どうしてだ

心ではこんなに

ぼくのす ....
神奈川に棲むハグレル鰯が
北海道に雪解けと合わせて
移り棲むらしい

今、札幌に来てるけど
何処かお勧めの店を
紹介して欲しいんだけど…

そんな電話がくる

店長はみやさんって云 ....
家を訪ねた時
部屋の彼方此方に
黒々と
「呪」と書いた紙が
沢山貼られていた

情けは人の為ならず

違うか

人を呪わば穴二つ

そう言って

忌まわしい文字を書くこ ....
「Somewhere Over The Rainbow」

あの
七色の橋が 
青空に溶け消える前に

そっと
踏み出して行こう 
子供の頃見た夢の国

もう
幾年月 はや流れ  ....
無力は、精神の外においては単なる弱い暴力に過ぎないが、
精神においては、無力はより強い暴力の精神的なもの、つまり
王、貴族、能動、支配、無視、自己愛、良いこと
などより高い「権力」を持つ。それは ....
朝、キミはボクの布団の中にすべり込んで来た。
そっと、腕を伸ばすと
キミが頭をのせた。

キミの鼓動が伝わってくる。
ボクの生を感じる。
キミが目をつむる。
世界は止まってしまったのだ。 ....
熱帯雨林の奥深くで
一本の樹が音もなく倒れる
遠い北の冬の海で
雨は海面を音もなく叩きつづける

彼が深夜 唐突に眼を開けるのは
そのどちらかの音を聴いた時だ
その瞬間 眼は闇の漆黒しか ....
小さな世界の中で
自己満足という
落とし穴に嵌り込んでいた

仄暗い穴の中では
自分の声しか聴こえてこないから
これが世界のすべてだと
信じてきっていた

たぶん
わたしは小さな蛙 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
あなたの詩ください理来9*12/1/14 14:52
古骨情歌そらの珊瑚7*12/1/14 14:39
秋刀魚の魂8*12/1/14 13:42
世界の答え小川 葉512/1/14 13:14
寒波nonya33*12/1/14 11:47
DeracineHAL5+*12/1/14 11:42
すきかんな4*12/1/14 10:55
ほつれ髪(四)信天翁112/1/14 10:15
正午草野春心8*12/1/14 9:41
当たり前≠当たり前komase...012/1/14 9:16
言葉足らず朧月212/1/14 8:28
黄昏が満ちてくるそらの珊瑚4*12/1/14 8:13
ストライプのはるな312/1/14 2:05
やあまーつん712/1/14 0:33
MOTHER日野3*12/1/14 0:15
宝もの 服部 剛1*12/1/13 23:59
夫婦の星 3*12/1/13 23:51
暗黒星雲の彼方に梅昆布茶512/1/13 23:51
空の岸辺石田とわ4*12/1/13 23:41
さけび 服部 剛6*12/1/13 23:35
だれもが知っているるるりら14*12/1/13 23:04
誕生日ジュリエット312/1/13 21:44
ぼくの生きる道212/1/13 21:36
願わくばフォースと共にあれ板谷みきょう3*12/1/13 21:23
牧師になった彼のこと1+*12/1/13 20:05
二度童子の魂を運ぶ白鳥の歌[group]4*12/1/13 19:46
higher powerkiri012/1/13 17:11
覚醒する時間くさいきれ212/1/13 16:16
寝息HAL11*12/1/13 15:10
【 井戸の中 】泡沫恋歌18*12/1/13 14:52

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