人という字は支え合っている
同時に
人という字は依存しあっている
人ゆえに

どちらが
依存する度合いが多いのだろう
右側? 左側?
一見すると だんぜん左側のようであるが
実は
 ....
ざわざわと
木洩れ日が落ちて来る

背に伸びゆく翼の
幾千もの小羽の
目覚めの呟きのように

ざわざわと
木洩れ日は落ちて来る

震える睫に
ひととき留まる涙に溢れる
夢の欠片 ....
うれしかったので
なみだがこぼれた

かなしかったので
なみだをこらえた

ぱせりせいじ
ろーずまりあんたいむ

あいしていたので
だまっていた
そのとき彼女は、その文字をすみからすみまで
美しいメロディで埋めつくして
光る吐息にのせることができた

小学校の、材質のよくわからない床を思い出す
まだそこにいるのならわたしは
すべてを ....
君は ポーズをとる
傷ついた純真
夢の紡ぎ手
{ルビ女王=クイーン}
その他 もろもろ

その全てに 飽きたとき

君は 煙草をくわえる
春先のプラットホームで
紫煙の中に霞む 擦 ....
世の中に
いくら偽物が溢れているからと言って
悲嘆に暮れる必要はない
イミテーションや贋作があるってことは
ちゃんと本物が存在しているってことだ

 「 わたしは必死に探し続け
   祈 ....
{引用=『グレープフルーツ』パクリ味}

開催場所 ・ 各都道府県の動物園


テーマ  ・ 冬の動物園の動物


開催期間 ・ 12月 〜 2月末日(地域により変動あり)


 ....
こころは凍えていたね

ねえ

言葉が通じない以上に

冷たいたたずまいの時刻


柱時計は

風の中でぼんと鳴ったね


田圃の上にはオリオン座

ペテルギウスの紅が ....
世界中みんなに好かれるなんて無理だ

キリストだって人類の半分は敵だ

ひとはいろんな側面をもっている

それは環境によって引き出される

それは内面に隠された表面なのだ

世界中 ....
ぼくは傍観者だ

不幸になる遺伝子たち

それを見つめて

そんなカラクリを知る


死んだらわかるんとちゃうやろか

それが気のせいだったことが

幸せには不幸の根っこを断 ....
左目からなみだがとまらない

なんども手首でぬぐったけど

乾いたふりをしてしみている


プライドが破壊してゆく

その破壊が正解であったことだけが

このミッションの成果だ
 ....
失いたくないものを
握りしめるのは
罪なのだろうか

ひとつの観念が
わたしを捉える
それを解除しようとする別の思念が
 ....
ぼくにとって
東京は
寝心地の悪いベッドだ

田舎へ帰れば
とてもやわらかく
あたたかく
まるで寝心地の良いベッドのよう

だけど
寝心地の良いベッドでは
ぼくはもう
うまく眠 ....
ゆうがたになって子供が泣く
なにも知らず
だれにも知られず
おのずと流れる涙もぬぐわず

ゆうがたになって子供が行く
土手の草むら
ガレージの裏
流れる涙をこらえ切れずに

父さん ....
毎朝の習慣
夢の話をしよう
さめたての世界の話

「空をとんだことは?」

隣で寝ている、
得体の知らない人
その不気味さは
制御できない私自身に似ている

「ないなあ」

 ....
柵のない庭
花が枯れた花壇
バケツの淀んだ水

君のいない僕の心
隣のベランダに横たわる色白の長袖。

「手首の有る無しは、もう、どうでもいい」

手招きは何も「手」だけに許されているわけではない。

多大な黒闇に生かされた色白の・・・

「色の生い ....
胸が狭くなるような感覚と共に君はやってきた
その声と笑顔で僕は壊れそうで
何を話したらいいのかわからないまま
時間だけがただただ過ぎていった

会話もないままぐるぐると歩き回って…
 ....
透明な僕の孤独が

夜の中に浮かび上がると

君は一つ、くしゃみをする

君は鼻水をすすりながら

寒空の下、歯を磨いている僕を想う

もう、世界は終ってしまったのだ・・・

 ....
暗くてどうしようもない道を歩いているとき

そっと上を見て

少し心が持ち上がる気がする
少し気持ちが明るくなる気がして

こみ上げる熱い感情があるとき

それを受け入れて

 ....
眠りの舟は行き先を天に託す
私は知らぬ間に
川のほとりに
抜け殻を置いて

サラサラと流れる小川を
一人 小舟を漕ぎ始めた
春風に押されて

もの欲しげに
小舟を見下ろす
タンポ ....
つめたくぬれたまど
の、むこうがわ
で、ひかっている

ないている
わらっている
いきている、しずかに

ただしずかに
つぎのきせつを まっている

しろいひかりがまっている
 ....
Fの
セーターの裾から
一本の毛糸が出ていたので
引っ張ってみた

スルスルと
それは
面白いように引き出せる
どんどん出てくる
止まらない

糸の編み目が崩壊する時の
微かな ....
「死スために生まれてきた」男は言い
「生きるために死ス」と女は言う
死んで殺された者は尊い
殺されて死んだ者は尊い
誰が識る布は
、黒く濡れたまま
顔は隠れ
憎しみに生き ....
どこまでも行こう
できることならいつまでも  そんな風に生きていこうよ


どこまでも行こう
できることならいつまでも  そんな風にずっと言い続けられるように生きていこうよ


 ....
男が嘘をついた

嘘だと分かっていて
わたしは騙されたふりをする
嘘だと言ったら
瞬間に
嘘が本当の嘘になってしまうから
すべてを失いそうで
怖くて
わたしはそれを言えない

男 ....
夢想家のわたしは
月に見惚れて
昼間の太陽に
手を翳し目を瞑る

いろんな型の
夢に囚われて
現実の厳しさに
夢が砕けてしまった

禍々しい月日が
粉々に砕いていった
わたしの ....
三角くじを引いた
三角形の赤い紙が
二枚合せに貼ってあり
それをはがすと
一等
二等
三等とか
なにがしかが書いてあるようだ

スピードくじとも
いうそうな

アナログなスピー ....
無音の世界で
頭の中を行き交う コトバたち

白いシーツの波間から
しのび笑いの ベクトル

空気を刻む ガボット
微かな振動に 覚醒の兆し

小さなアクビ噛み殺す

ああ もう ....
テレビのニュースで古いビルが
爆破で解体されるシーンを観た

ビルはぼくが生まれた年に
建設されたものだと知った

解体の理由は老朽化ですと
アナウンサーが喋っていた

ビルも古くな ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
共依存そらの珊瑚6*12/1/18 8:53
木洩れ日夜雨212/1/18 5:06
無題 1浩一212/1/18 2:44
空白の文字ブロッコリー...112/1/18 2:27
春と決別まーつん11*12/1/18 0:38
ただのみきや9*12/1/18 0:25
サイレントスケッチ会 開催告知salco3*12/1/18 0:25
冬の星座梅昆布茶612/1/18 0:11
世界中みんなに吉岡ペペロ512/1/18 0:02
不幸になる遺伝子たち112/1/17 23:51
左目からなみだ312/1/17 23:21
『とらわれ』あおい満月4*12/1/17 20:55
寝心地の悪いベッドはだいろ212/1/17 20:21
涙のわけ浩一112/1/17 20:17
さめたての世界まみこ012/1/17 20:14
さようなら文字綴り屋 ...012/1/17 20:04
息のある洗濯物yuugao4*12/1/17 19:15
君に出会った日ジュリエット312/1/17 18:04
世界の終わりの瞬間(とき)yamada...112/1/17 17:43
人が要るみどり012/1/17 17:26
午睡subaru...27*12/1/17 15:00
ふゆaria28...212/1/17 13:50
いたづらそらの珊瑚5*12/1/17 11:06
殉教者アラガイs3*12/1/17 10:05
可能性の窓komase...012/1/17 9:55
【 嘘と男と着信メール 】泡沫恋歌20*12/1/17 9:00
【 DREAMER 】6*12/1/17 8:58
謎くじそらの珊瑚13*12/1/17 8:58
【 サイレント 】泡沫恋歌6*12/1/17 8:56
ニュースHAL4*12/1/17 8:32

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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