酷く落ち着いて、それでいて
にわかに悲しい

夜にいます
夜に包まれています

やがて頭の中で五月蝿く論争していた鳥達も、大人しくなって
音沈まるでしょう

夜にいます
眠りにつき ....
右あし二回
ターン
左で三歩

それは
すばらしい

わたしには
みこすり半にしか
みえない

誕生日に
夜景とシャンパン
精子くさい
演出

おまえら
もしか ....
手を出すなといってみたところで
そもそも
なんか
おれの
ものじゃ
なかった
ので
てを
だすなと
制止する
いみが

でも
じょうぎの
かしかりとか
してたら
とめな ....
街がすっかり眠り 
オリオンが西の空に瞬く夜更け 
部屋の中で一人の男が 
ペンを走らせている 

時の経つのも忘れ 
言葉にならない思いを綴る深夜に 
何処からか聞こえてくる列車の音  ....
パンツ一丁のドン・キホーテは































 ....
まっくらな森の中で

凍りついた花を

少しずつ溶かす月の明かり

決して優しくもなく暖かくもないが

あなたのためならばと照らす

ハノサキユビサキ

ハナビラクチビル

 ....
雪の音を
きこうと窓に耳寄せる

ふれる冷たさが
こたえのようです

あなたの怒りがおさまるときが
春かもしれない

人の足跡が消されてく
私たちのなにかがいけなかった
そんな気 ....
産婦人科の待合室には
アヒルみたいにヨタヨタ歩く満腹の妊婦達の他にも
スーツなんか着こなして
生真面目に思いつめた石女達が列を成している
コウノトリを生け捕りし
キャベツに頭を突っ込んで
 ....
言葉はいつでも空回り
本当に届くのは一握り
悩み悩んで一回り
難しいことは浮かばないな

山手線の外回り
満員の電車で大あくび
一発逆転求めてる
そんなに上手くはいかない ....
まめをたべすぎると
はなぢがでるって
しってる?

ぼくはきょう
がっこうで
まめまきのじゅんびしてたら
はなぢのにおいがしたんだ

はなをおさえたけれど
はなぢはでて ....
ゆきのしたに
ねむっているのは
だれか

ゆきがつもると
さくもつがよくそだつと
そぼがいった

ゆきのしたには
おばあちゃんが
ねむっている
むらさきにしずむみずうみの
せをはしるあめのかげは
せつなのおもいつなぐための
ひびわれのなかにひかる ....
あ    が揺らいでいる
あなたの      ○だ

あ  は     風かも
しれない

あ    が涙流している
あなたの      △だ

あ  は いつだって あ
であるし ....
地動説さえ覆してしまいそうな

あなたの強がり。

でもねそれは

すごく苦しそうに

見えるんだ。

時にはダーウィンの進化論を説くより

アダムとイヴの存在を思う方が

 ....
例えばそれが愛だとして

私に何ができるだろう?



例えばそれが夢だとして

私は何を掴むのだろう?



熱い鉄を溶かしたようなこの思いを

情熱と呼べるとして

 ....
解り合えない事こそ

悲しい事だろう。

涙の訳も解らず

離れ離れになった夜は

独りになった寂しさよりも

解り合えなかった悲しさの方が

強く心に残った。



 ....
街は凍りついていた
遠くで元血統書付きの野犬が唸り声を上げている
路上に放置された氷点下の水槽では
オレンジと赤と黒の模様の金魚が固まり
夏向きのお洒落なスイーツに見える

この冬の寒さは ....
稲妻を待つ少女が

剥がれかけた空の下で

呟く言葉は

何年経っても此所まで届くことはない

雷鳴を背に

削がれた夢の舌と

嘆く空と

流れる普遍的で退屈な音楽に
 ....
街の中には雨が降り出し

人々は傘を差す用意をする

まるで見計らったように全ては訪れ

人々は「予想通り」とニヤリと笑う

その時、牢獄で眠っていた男は

静かに目を開いて読書の ....
言葉なんて
なんの役にも立たない夜があった
抱き合った体温が
生きている今を
実感する唯一の術であると
感じた夜があった

舌と舌が出会い
いくつもの嘘を従えて
口腔内で生まれ出た言 ....
麗 帰って来てくれたんだね
冬の間中街を取り囲んでいた灰色のビル群の向こうに
東京湾が光っている
その上空を飛行機が西に飛んでった
さらにその向こうの木更津の山々には緑が芽生えている
山頂に ....
透き通った緑の海は

たちまち汚れる。



なにがエコだ。削減だ。

海も森も川も魚も全部

もう元どおりにはならない。



魚に足が生えたって

海が油まみれ ....
普段は意識さえもせぬその季節
迫るときには狂おしいほどの現実感を伴って



唐突に 緩やかに   訪れる春寒は
唐突に 緩やかに   迎える春寒は   

 
個別的に夜霧  ....
――薄氷の空
  貴女を攫う雪の華が綺麗で
  ただ見つめることしかできない
  世界を彩った、鮮やかな白



凍える大気
震える太陽
足下の街並みは雪に沈む


何一つ変わ ....
この世で起こることには

必ず理由が存在する

ただ我等がそれを知る術を

持ち得てないだけである

故にこの世に謎などは存在していない
わたしのママはミートパイのふり、あるゆき降るむらの朝食よ、そうそうなりきれるものじゃないわ、二人目のパパもうなずいてるわよ、足のわるいウパおじさんが座り、ママを囲う首の長いわたしたちの食卓、今 .... あの子は
人間樹木になって
森へ還っていきました
さあ
嘆き悲しむのは
もう止めにしましょう

春には
芳しき白い花を咲かせ
やわやかな緑の新芽を指先に這わせ
虫や蝶を友とし
秋 ....
笑うと金語楼になると
細くなった母の目を
指さしながら父が笑う
明るいさざ波が立って
子どもたちの顔まで
福笑いの目になる
母が笑う日は少ないが
その笑顔はぼくの
胸の引き出しにある
 ....
/ローレライ

海に沈む夢を繰り返し見る。
何もない場所で
干したままの上着と同じように揺らめきながら
人魚が遠くで歌っている。

(ここは静か、とむらいの火はとおく)

海は決まっ ....
引き潮に導かれ
薄い月が振り返る
人工呼吸の息づかいが闇のなかで躍る
世界は終息だけを待ち続けていたのか
廊下を隔てた昼と夜の現実
涙はいつもシビアに朝を迎え入れた
(蒼白く ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
夜の中宵色112/2/2 1:08
みこすり半はるな312/2/2 0:51
俺の○○に手を出すな6412/2/2 0:12
ある真夜中のポエジー 服部 剛5+12/2/1 23:59
魔界村TAT012/2/1 23:50
月のミゾレ灰泥軽茶4*12/2/1 23:46
雪の音朧月212/2/1 22:50
永久凍土のバーゲンセールsalco5*12/2/1 22:42
It's my life!!1486 1...212/2/1 21:53
白い爆撃小川 葉312/2/1 21:33
眠る命312/2/1 21:31
『むらさきにしずむ』あおい満月4*12/2/1 20:50
草野大悟3*12/2/1 20:44
生きるってことは。永乃ゆち2*12/2/1 18:46
例えばそれが。1*12/2/1 18:28
あの日の君を。1*12/2/1 17:10
あんまり寒いから今夜は熱燗にします花形新次4+*12/2/1 16:33
閃光空中分解112/2/1 15:11
読書の続きyamada...012/2/1 13:10
HELPそらの珊瑚10*12/2/1 12:24
如月初日たにい212/2/1 10:47
緑の海212/2/1 10:11
来るべき冬komase...2*12/2/1 9:38
薄氷の空涼深412/2/1 9:30
HAL212/2/1 9:24
無題ズー1*12/2/1 8:55
人間樹木そらの珊瑚9*12/2/1 8:24
母の笑顔殿岡秀秋1112/2/1 8:23
ブルーアウト月見里司312/2/1 8:22
二筋の河アラガイs8*12/2/1 8:08

Home 戻る 最新へ 次へ
2662 2663 2664 2665 2666 2667 2668 2669 2670 2671 2672 2673 2674 2675 2676 2677 2678 2679 2680 2681 2682 2683 2684 2685 2686 2687 2688 2689 2690 2691 2692 2693 2694 2695 2696 2697 2698 2699 2700 2701 2702 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.04sec.