波のたゆたい、
子供らの戯れ、

火炎の虚空に踊る天使たち

僕ら肩を組み、
渡り廊下踏み外し
水溜まりに落ちる、

映る鈍色の空 揺れ動き

星は無し、漆黒の聖書
凍結した青 ....
芝のみどりが
眩しい
吹き抜ける風が
心地よい
馬が疾走する
鬣を靡かせて
それを見ているだけで良い
なんと美しい風景だ

大好きな飛行機雲という青い名馬に
この場所で会うことは
 ....
  

今、そんなに強張っているけど、肩の力を抜
いて、眉間の力も抜いて、下唇の下の力も抜
いて、そしてなにより、心の力を抜いたら、
自然に腹の力も抜けるから、そしたら boo、
poo、 ....
森の緑、
躍り揺れ

吹き荒れる風
慟哭する世界

稲妻の烈火
爆発する雷鳴

力動の破線、
時の間隙引き裂き

この荒涼、この寂寥
いよいよ動かず

赤々と花、
咲く ....
 今年は季節の巡りが定まらず
 戻り梅雨に降る雨の
 街で 蝉が鳴いてます

 初夏も過ぎると その年の
 誰かにとって一番はじめに聞こえた声、
 その方向へ視線を投げた人もいるでしょう
 ....
どうしようもなくおかしくてしょうがないのだった
この夜行列車のラヂヲ放送は今夜も
「鈴のように転がる姿を見たことはなかったが…』からはじまり

軽快なステップを踏み越えて

明日の天気や今 ....
鮮やかな黄色のマキシスカートを翻して
彼女は微笑んでいた
春が来た
そう感じずにはいられなかった
向日葵ではなく水仙の黄色だ
花言葉はなんだったろうか
思い出せずにいた
そしてなにかが引 ....
漂白の剽窃する眼差しが
降り掛かっている自分じゃないって
よく思えるね
甘い詞の差し込み披露されてるの
自分だけじゃない
街角で何人にも話してるでしょ
よくわかった?わかってない
鴨ねぎ ....
今年は
クローバーがでっかい

なぜだろう
本当にでっかい

フクフクとして
美味しそうだ

これは大きなウサギがやってくるのかもしれない
たくさんやってくるかもしれない
クロー ....
毎夜訪れるこの、
微睡みの夢見がちな
覚醒状態において

歌 鳴る、歌 鳴り響く

波押し寄せ盛り上がり波頭創り
必ず砕け消えゆく現を貫くもの、

毎朝、太陽を仰ぎ熱、感じるたび
 ....
新入社員になったり、転勤したりすると
職場でアフターファイブの歓迎会があったりする
そこである種<独特の>語彙と文法を駆使した自己紹介ができることも
社会人の大事なスキ ....
鳥雲にのらない
力のない日の予感

リズムもライムも
空き缶の表面に張り付き

気圧の狭間のきしみは
古るさびた
デザインの
キューピーまで
飛び出して

怖い目をした自意識が ....
茫洋として
掴みどころのない
この現の相貌に
いつ亀裂入っていくか
それをひたすら待っている

南米ペルーの段々畑
マチュピチュの傍にて
三メートルに成長する
ジャイアントコーンを
 ....
 いきつがない


こうすれば曲がる、こうすれば建つ
こうることで進む。これで大丈夫

これも見たことがない種子が
もうひとつぶ欲しいだなんて
昨日に憧れるなんて昨日に嫉妬する ....
中学生の頃
僕は数学が嫌いだった
正解があることが嫌だったのだ
正解とはそれ以外のものを間違いとすることだ
鋭いナイフで切り取り
「はい、これが正しい答えです」と示されることに抵抗を感じたの ....
ある時
自分という存在は無い
と思った
こう思ったことで自分の大切な部分を守ったのだ。
今になっても時々
自分という存在は無いと思う。

五月のなかばをすぎた頃
夜、水を張られた近くの ....
  

月、笑う
どんな豪華な宝石も
霞むくらいに明るいのです

夢をみた
とてもやさしい人ばかり
出てくる、起きたら泣いていたんだ


夢をみた
まるであなたにそっくりな ....
あんまり桜がきれいだから
少し寄り道していこうか
寄り道はいくつになっても
心が踊る

野焼きを済ませたばかりの土手は
あっけらかんとした楽しい黒焦げ
ショートカットにしたばかりのうなじ ....
蜂の巣穴の形に神を感じる

花の花弁に神を感じる

犬の添い寝に愛を感じる

人の所業にデビルを感じる

あぁ、人だけがクルクルと
まだ少し肌寒い今日だから
笑顔がうまくつくれないのは
緊張しているからではなくて
頬で受け取る冷たさのせいで
もう少し気持ちが上を向けば
きっと口角を上げられるって
そんな風に思って前進す ....
 エンジンをかけ今日に乗り込んでいく。表情筋を圧え、酸方向から成る光明をひとつづつ引き剥がし片付けていく。そして今今。作業効率は右から左へ乗せられるだけ満ち欠けだらけの罅を修復するよう、ちいさく折りた .... 自称詩とは
私の造語です
自称なんたらとは
通常自分が何者であるかを
指し示すのであって
自分=何者の"何者"を自称する
のです
従って自称詩人はあり得ても
自称詩 ....
すべての欲望から
逸脱し溢れてゆく声
すべての欲望を
手なずけ暖か哀しい声



言ノ葉 散らし響かせ

言葉、最初は
歌 だったんだよ

と、

音響 声に委ね証し。
 ....
くちびるからうなだれながら
なにかが、細かく砕かれ
くたびれた風にとばされて
不穏に小枝をゆらした
若い葉の裏側を通り
ささやきながら去っていった

あらゆる事が既にそこにあって
なま ....
カルピスを紙コップで
ほどほどに凍らせて
お風呂で
シャクシャク崩しながらたべます

北極ですー
遭難しますよー
シャクシャクシャク

流氷ですー
たいへんたいへんー
シャクシャ ....
   


まだ
緑の生い茂った頃につく花梨の実は
毎年のように
手が届かないところについていて
酒に漬けると美味しくなるとか
蜂蜜を加えたら喉の薬になるとか
はす向かいのKさんは毎 ....
とおくのびていく
声、
ういういしくかなしく

しずかさの相貌を帯び

わたしは待機し
ふるさとを想う

ふるえながらふるえながら

明日のことは
誰にもわからないから

 ....
 今夜は生ハムのサラダで
 軽めの赤ワイン
 Cotes du Rhone を開けて乾杯といこう
 仕事をあがってから一人で
 デパ地下のデリカフロアへ出掛けてみた

 五月のゴールデンウ ....
熱く燃える中華鍋が激しく振られ
僕はチャーハンを待ちながら
卓上に置かれた
油まみれの醤油差しを睨みつける

それは宇宙の黒と同じで
僕の心臓の真ん中にあるものと繋がっていた
チャーハン ....
俺は一般人として
ここに参加している
自称詩人では勿論ないし
新興宗教に入れあげてもいないし
変な政治集会にも出たことはない
普通の正規雇用の労働者で
女房はずっと専業主婦だから
食うに ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
夜想40ひだかたけし323/4/6 20:17
競馬場にて花形新次123/4/6 19:25
幸せにについてAB(なかほ...4*23/4/6 18:05
自然ひだかたけし323/4/6 17:10
初鳴きリリー3*23/4/6 9:37
あらい1*23/4/6 0:15
黄色の摩訶不思議坂本瞳子1*23/4/5 23:22
今日這 いずる123/4/5 22:21
クローバー日朗歩野2*23/4/5 22:07
夜想39ひだかたけし423/4/5 21:27
ある自己紹介ハァモニィベ...6*23/4/5 20:34
たぶん古代人は、想像力が豊かだった。足立らどみ2+*23/4/5 20:00
手相ひだかたけし4*23/4/5 19:04
いきつがないsoft_m...2*23/4/5 19:04
解答用紙たなべ陽太郎3*23/4/5 17:31
幽霊の話こしごえ5*23/4/5 13:40
春の風秋葉竹223/4/5 8:07
春の雪そらの珊瑚7*23/4/5 7:58
簡単にりゅうさん3*23/4/5 5:35
はじめの一歩坂本瞳子1*23/4/4 22:31
疎隔した生き物あらい1*23/4/4 22:28
自称詩とは花形新次523/4/4 22:11
Songs Of Surrender *ひだかたけし3*23/4/4 21:49
小枝山人2*23/4/4 20:21
カルピス北極日朗歩野5*23/4/4 20:08
夕焼けが足りない 4 (枝垂れ)AB(なかほ...7*23/4/4 17:43
帰郷(改訂)ひだかたけし7*23/4/4 17:03
化粧室リリー3*23/4/4 10:06
チャーハンを待ちながら宮木理人323/4/3 23:45
俺は一般人だ花形新次4+23/4/3 22:57

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