失うものがなにもなかったなら

あなたとわたしは色でいられた。


あなたにもある。

わたしにもある。


子供なりにも事情がある。

大人にだって事情はある。
 ....
杉の林は等間隔に植えられている
不要な(人間にとって)
細い横枝は
ばっさり切り落とされて
そのまま
そこらに置いておかれる

君らは要らない枝なんだ
役にたたないものを
育てるなん ....
ぼくたちのチューブウェイは幻想の未来をつらぬく迷路なのだね

ぼくのすべての細胞が未来を志向しているわけではないのだよ

多くは懐古趣味でとてもノスタルジック


彼女はじぶんのいたみを ....
{引用=




 音を立てながら崩れていく我が身の
 なんと愛しいことか


 (耳、口、指、踵、その諸々から浮かんでは消えた
  その事実に「 」をそばだてて
 浴室の蒸れ ....
妬み、人を羨んで

時間は止まったまま

でもふとした時に還るんだ

で、悔しくなる

自分が惨めにもなるよ

なんにもできないんじゃないかって




今から目を逸らし ....
言葉はいつも確かだった
何もないということが
私には
雲が空を超えていく時
時が空間の中をさまよう
夜の
途絶えることのない迷いの中で
どこにいくのだろう
悲しいくらいに突き刺さる
鋭すぎる神経の先っぽ
丸みをおびて
いつでも笑っていたいのに


心が身震いする瞬間に
目に浮かぶのは同じ顔で
それだけでもう答えは出ているのに
別の答 ....
唇のほくろをただ一心に吸い続けていたい

ひとを受け入れてゆくこと

おなじ苦しみのなかで信じられる存在でいたい

自己をかさねてなにものかを畏れる

そのなにものかと約束しよう

 ....
30分だけ私の側にいて
明日の仕事に支障でないくらいで
いいから

30分だけ私を抱きしめて
ねぇ
ほつれかけた糸が
あなたのその手を探してる

コツコツコツコツコツ ....
記憶の外側で時は流れます
記憶の外側で時は回ります
記憶の内側にはない事なので
何が起こるか分かりません

記憶の外側で時は積もります
はらはらと
降る雪のように


記憶の内側で ....
飲み屋の座敷で 
一人酒の盃を傾け 
いつしかこの頬は赤らみ 
脳みそは何処までも歪み 

おぼろなる意識の内で 
{ルビ転寝=うたたね}にかくんっと首の抜ける時 
夢の夜空にたった一つ ....
            細胞のひとつひとつが
            ふつふつと沸騰しはじめ
            身体ぜんたいが熱を帯びる

            生きている ....
ミセスキャンプリングは夫をうしなった

だから彼女はもう夫に手紙をかけないのだよ


ミセスワトソンは夫のデビッドとぼくとジョージーとウイッジーがトランプゲームをしている時にプラムをふるまっ ....
夏場の電車で薄着の女は
透けたブラジャーが愛おしいね
週刊ポストの袋綴じを眺めつつ
チラ見するのがたまらないんだ
フッフッフッエロエロだぜ
変態男のいけない欲望
もう俺は我慢できない
Y ....
おれの排泄が不同律していた

真空パックに詰められ
奴隷船のように畳毎に埋葬される
母がハヤシライスを食っている
父がハヤシライスを食っている
タイミング同じ、制服が茶けてくる

積み ....
裸ニ成ッテ 踏ンデクダサイ
白イ剥キ出シノ足ノ弾力ヲ コノ背中ニ 顔ニ 腕ニ 尻ニ 感ジサセテ下サイ

全体重ヲ掛ケテ 
サア 遠慮ハ入リマセン
骨モ 貴女ノ足デ 踏ミ折ラレルナラバ 本望デ ....
冬の昼間を首から切って
空から巨大な葉が一枚
落ちてきた
その交差点には人が点在しており
時々神社の境内の苔生した石の上に小さな赤い虫がいることがあり
手をついて座るときに色をつけるが
お ....
夢ってなに?
そんな言葉口にするのも恥ずかしいのに
月のせいで
夜のせいで
きいてみたんだ

まじめに
こたえないで
そうおもったのに
あのさ って君は
語りだす 夜に 月に

 ....
日本の国土で保てる人口は
1000万人である。
後は海外からの略奪で生きている。
食料資源皆後進国から海の底へ

人口はいつか減らなくてはならない
減れば安定した人口構成になる。
少子高 ....
ぼくは見捨てたのではない

あなたを困らせていると確信しただけだ

あなたたちを困らせていると確信しただけだ


あなたたちが幸福を重ねてゆけるのなら

ぼくはあらゆる絶望を踏み越え ....
玉手箱を開けると
おじいさんになった。
竜宮城で目標のない時間を
過ごすと徒に時間が経つ

働き者は時間が長い
怠け者は時間が短い
多くを成し遂げ
少なく成し遂げる。

テレビは時 ....
大地が 天を掴むように

烈しく怒りながら 腕を突き出す

そして 黙っている

何故なら 生とは

無為であるべきと 自覚しているからだ

彼らは 命の息遣いを 決して忘れること ....
横向きの鉄格子の上。
味気無さを隠すためのエナメル。

「無しが有りに変わったかどうかなんて・・・」

夜を通う、黒いエナメルの艶が
やけにツヤツヤ
うんざりするくらいに活き活きしていや ....
部屋の東側にある窓の向こうから
そろりそろりと気配を感じた
冷たい空気にかき回されて
輪郭はひどくぼんやりとしている
わからないけど
生え際にだって届きそうな気がした


ベランダで育 ....
白紙はいつまでも白紙のままで

書いては消されるアイデアの断片が

残る事なく散らかっている


昨日作った雪だるまは

半分溶けかけていた

滴る雫のひとつひとつに

私の ....
ある日、君が…
『編み物始める♪』
と言い出した。

手先が器用で
細かい作業が得意な…
君に期待をしつつ
飽きっぽい君に…
3日でやめるかな?
と不安もあったよ。

だけど君は ....
空が遠いと泣くひと
水たまりをあげるよ
すきな分だけ閉じこめておいで

泣いたあとで
わらう頬にさす風柔らかく
これ以上なにがいるだろう

それでも
手をのばすと
そらはゆれて ....
ある日 人類は自分たちが 
    たったひとりの人間から生まれたことにした
ある日 人類は自分たちが 
    七十億人いるということにした
ある日 人類はアフリカとかいう大陸をでるとき ....
眠っているなんて嘘さ
眠っている時は
みな死んでいる

でも
それじゃ怖いから
眠っていることにしておくのさ

子守唄は
眠りの友達ではなくて
死の隣人だったのさ

死を知って ....
詩のすぐ傍に
時折死があるのは
詩を読む人が
死のことを知りたいと思うからです

詩のすぐ傍に
時折希望があるのは
詩を読む人が
絶望のなかでも生きていかねばならないと知っているからで ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
群青色の日312/2/8 9:58
杉林そらの珊瑚5*12/2/8 8:55
オーバードライブ梅昆布茶812/2/8 7:45
入浴賛歌[group]山中 烏流2*12/2/8 6:35
112/2/8 3:42
詩を 書いた 夜番田 312/2/8 1:57
AquAri...212/2/8 1:46
唇のほくろ吉岡ペペロ112/2/8 0:31
『私事』木製金属2*12/2/7 23:36
記憶のそとで村上 和312/2/7 23:29
星の友達 服部 剛6*12/2/7 23:27
ささやく細胞石田とわ8*12/2/7 23:19
マルグレイブ ストリート梅昆布茶10*12/2/7 23:14
セクシャルハラスメント ワースト1[group]花形新次112/2/7 23:01
キルリアン写真の胎動012/2/7 22:31
足デ木屋 亞万1*12/2/7 21:46
葉の来訪アキヨシ312/2/7 21:33
ゆめ朧月112/2/7 20:57
Populationペポパンプ7*12/2/7 20:10
伝えたいこと吉岡ペペロ112/2/7 19:56
Televisionペポパンプ7*12/2/7 19:29
大木雪路112/2/7 19:23
三次元リタイアyuugao112/2/7 18:32
冬ざれの朝、光の生え際あ。12*12/2/7 18:13
白紙ミツバチ412/2/7 18:03
タクト清風三日月312/2/7 16:45
水面はるな512/2/7 16:16
うまれかわりるるりら11*12/2/7 15:57
そらの珊瑚7*12/2/7 15:20
子犬のワルツ4*12/2/7 15:03

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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